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最後の山
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最後の山

石川直樹(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2025/08/27
JAN 9784103536925

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商品レビュー

4.3

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みんなの感想まとめ
  • 登山
  • 冒険心
  • 自然の厳しさ
  • 写真家の挑戦
  • 人間の限界
  • シェルパとの絆
  • デスゾーンの体験
  • 友情と別れ
  • 高所登山の魅力
  • 野生的な感性

人間の限界に挑む登山の魅力と、自然の厳しさを深く感じさせる作品。著者は、8000メートルを超える14座の山々に登頂した写真家であり、彼の体験を通じて「なぜ人は山に登るのか」という問いが浮かび上がります。シェルパとの絆や、仲間の突然の別れが描かれ、感情の深さが心に響きます。また、現代の技術と伝統的な空間認識の違いについても考察され、読者に野生的な感性を思い出させる内容となっています。淡々とした語り口ながら、登山の厳しさや感動が伝わり、まるで自分もその場にいるかのような没入感を味わえる一冊です。写真や映像を通じて、登山の現実に触れることができ、著者の魅力が際立つ作品です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/08/27

写真家の石川直樹が、世界の8千メートル峰14座を登った記録。ヒマラヤの高峰が一部のエリートクライマーだけでなく多くの人に開かれた今、なぜ登るのか、どう登るのかが問われる現在の状況を経験を通して的確に伝えている。低酸素室での訓練や高地順応、中国チベットの異様なまでの入国審査。それら...

写真家の石川直樹が、世界の8千メートル峰14座を登った記録。ヒマラヤの高峰が一部のエリートクライマーだけでなく多くの人に開かれた今、なぜ登るのか、どう登るのかが問われる現在の状況を経験を通して的確に伝えている。低酸素室での訓練や高地順応、中国チベットの異様なまでの入国審査。それらを乗り越え、現地の屈強で経験豊富なシェルパとの友情と信頼を基に山に挑む。それでもなお、小さな雪崩で簡単に命を落とす現実。そこに著者は恐怖ではなく畏怖を覚えるという。現代の登山について考える一冊だ。

Posted by ブクログ

2026/07/29

石川夏樹さんが登った8000メートル級の山々。一緒に登ったシェルパたちの思い出とともに。こういうひとたちがなぜ命がけで登るのかは全くわからないけど輝く瞬間があることが少し羨ましくなる。

Posted by ブクログ

2026/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 近所にある「ヒロミブックス」@創の実(26/11末までの期間限定)という、冒険関連書籍に特化した書店で見かけて手に取ったもの。  著者は、写真家としてその作品、写真集も過去、見ていたが、文章は初めて。登山家山野井泰史氏のように生死の境を彷徨うなこともなく、冒険家角幡唯介氏のように冒険そのものを目的としてない、あくまでカメラマンとして自然、高山と向き合った平常心の筆致が印象的だった。  とはいえ、ドラマがないわけではない。大ありだ。  本書は、若き、新世代のシェルパ族にスポットを当て、将来の登山ビジネスと、それに絡むネパール人、国家としての在り方を俯瞰して見せてくれる。  さらには、終盤、目の前で記録を焦るあまりに引き起こされた二人の女性登山家の事故を間近で見ていた場面が、なんともドラマチック。やはり、山は、非日常であり、登山という行為そのものが、ある意味で神聖化されている。  デスゾーン近くでの筆者の感慨、感受性が高まる描写は常人では計り知れないものがある。 「怪峰ジャヌー(7,710m)が眼下に見えた。4年前、カンチェンジュンガの下見に来たことがあって、そのときははるか遠くに見上げていたジャヌーがこんなにも下に見える。“眠れる獅子”という異名を持つこの山が、日の出と共に起き出してくる。そんな想像をしたあたりから、断続的に涙が出てきた。「なんで自分はこんなことをしているのか」「もっと大事なことがあるんじゃないか」「バカなのか」「最後に落ちたら笑える」などと考えた。」  これは、「8000メートル峰に登っているときにだけあられる、不思議な状態」なのだそうだ。  まだ100年にもならない高所登山の歴史だが、今や金さえ積めば誰でも体験できるレジャーに堕しつつある大衆化する登山についても警鐘を鳴らすが、あれダメこれダメ、ゴミは持ち帰れ云々という話はしない。 静かに山と対峙し、著者が感じ取った自然からのメッセージを伝えてくる。 「山から見る風景は昔から変わらないが、山そのものには人間の欲望の残滓が澱のように蓄積していく。ぼくは山を見て、山からの風景を見るわけだが、同時に山からも、その先の世界からも見られていることを、自戒を込めて再認識せねばならない。」  身近に事故を体験した後、 「山への恐怖心はない。まったくないと言ったら嘘になるが、あるとしたら恐怖ではなく畏怖である。ぼくたちが命を燃やして登り続けたあの山に戻って、自分の中で区切りをつけたい。そうしなければ終われないし、進めないし、別のことを考えることなどできない。」  と、著者は綴る。  恐怖ではなく畏怖。これはどのような感覚だろうか。きっと、平地で暮らすだけの自分には伺い知れないものだろう。  上記、書店で、近々、著者を招いてのトークショーがあるというので、是非、伺っていろいろ訊いてみたいものだ。

Posted by ブクログ

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