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椿説弓張月(1) 光文社古典新訳文庫
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椿説弓張月(1) 光文社古典新訳文庫

曲亭馬琴(著者), 菱岡憲司(訳者), 葛飾北斎(絵)

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椿説弓張月(1) 光文社古典新訳文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2025/08/07
JAN 9784334107345

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商品レビュー

4.8

6件のお客様レビュー

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2026/02/21

(借.新宿区立図書館) 馬琴の作の現代語訳。1巻はまだ伝説をなぞる感あり。2巻以降はもっと為朝が破天荒な活躍をするのか? 巻末に馬琴の生涯についての解説が付いているのがいい。

Posted by ブクログ

2026/02/21

こんなに面白いと思わなかった。 為朝がとにかくかっこよく、なによりヒロインの白縫が心だけでなく物理的に強く、そして美しい女性である設定が新鮮だった。 出てくるキャラクターが全てとても良い。 2巻以降も楽しみ!

Posted by ブクログ

2026/01/05

曲亭馬琴の出世作。挿絵は葛飾北斎。 『保元物語』に登場する強弓の武将、鎮西為朝(源為朝)の一代記。 実在の人物を主人公とするが、フィクションもちりばめながらの勧善懲悪の冒険譚で、史伝物読本と呼ばれるスタイルである。 光文社古典新訳文庫では全5巻。それぞれ、前篇、後篇、続篇、拾遺、...

曲亭馬琴の出世作。挿絵は葛飾北斎。 『保元物語』に登場する強弓の武将、鎮西為朝(源為朝)の一代記。 実在の人物を主人公とするが、フィクションもちりばめながらの勧善懲悪の冒険譚で、史伝物読本と呼ばれるスタイルである。 光文社古典新訳文庫では全5巻。それぞれ、前篇、後篇、続篇、拾遺、残篇にあたるようである。 源為朝を鎮西と称するのは、九州(西)を制覇したことによる。源頼朝・義経の叔父にあたる人物である。『保元物語』では、巨体で気性が荒く、剛弓の使い手とされる。 父により、九州に追放された際、暴れ回って一帯を征服、鎮西八郎を名乗る。保元の乱では父とともに崇徳上皇方に参加し、奮戦の末、敗れ、伊豆大島へ流される。ここでも暴れて伊豆諸島を事実上支配したことから、追討を受け自害した、というのが『保元物語』の為朝。 馬琴はこれに、剛毅な妻や忠実な家臣、忠誠心の篤い狼なども配し、また、伊豆の物語の後に、為朝が琉球王朝の祖ともなる奇想天外な筋立てを展開し、スケールの大きな物語に仕立てている。この中に、故事来歴や伝承などのエピソードをうまく取り込み、解説なども加えて、娯楽作でありつつ、ちょっとした教養ものを読んでいるような気分にもさせる。「一五一十」を「いちぶしじゅう」、「四表八表話」を「よもやまばなし」と読ませたり、難読語彙の左右に音と訓のルビを振り(「博覧」の両側に「はくらん」と「ものしり」など)、読みと意味を同時に伝えるなど、若干のお勉強風味もある。 1巻はほぼ史実に沿った為朝の動きを追う。九州暮らしの際には、故あって琉球を訪れ、これがのちへの伏線となる。その後、保元の乱で戦い、よこしまなものに陥れられて捕縛され、伊豆に流される。そこで、悪徳代官に苦しめられていた民を味方につける。 一方、讃岐に流された崇徳院の元には為朝の妻、白縫(しらぬい)が向かう。院を擁して再起を図ろうという動きもあるが、悲観した崇徳院は魔界に身を投じる。 ここまでが前編で原本の6冊分。 各冊は2~3章に分けられて、それぞれに2行の漢文風タイトルがつく。このタイトルが物語の中身を期待させてうまい。 ストーリー展開もテンポよく、高揚感がある。 勧善懲悪で教育的な風味もあるが、一方で、為朝という人物は決してその後、政治の中枢で活躍するわけではなく、どことなく庶民の反骨の反映であるようにも感じる。判官びいきとも言えるが、負けたと思われた人物が実はこのように活躍し、歴史の影の主役となっていたのだ、というのは、ロマンとともにしたたかさをにじませる筋立てである。 訳は原文の味わいを匂わせつつ読みやすい仕上がり。 巻末の解説は馬琴の生い立ち・人となりに触れ、物語の奥行きを深めている。 北斎の挿絵も全点収録されていてすばらしいのだが、いかんせん、文庫版のため、若干見にくい。実は電子書籍版の方が拡大できてよいのかもしれない。

Posted by ブクログ

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