封印された日本軍の真実

青木康(監修)

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2025/08/05
• JAN: 9784299071132

商品レビュー

2025/09/15

​「大東亜戦争は、日本によるアジア侵略だった」――。
このような歴史認識が一部定着している現代日本において、私たちは本当に自国の歴史を正しく理解していると言えるでしょうか？
​青木康氏の著書『封印された日本軍の真実』は、長年封印されてきた歴史の真実に光を当てる一冊です。著者は、当時の日本軍が「侵略」のためではなく、「八紘一宇」という理念のもと、アジアを欧米列強の植民地支配から解放するために戦ったのだと主張します。そして、日本軍は現地の人々から歓迎され、共に繁栄を築こうとしていた、と本書は語ります。
​しかし、戦後、GHQ（連合国軍総司令部）が**WGIP（ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム）**を実施したことで、真実が隠蔽されてしまいます。日本軍は残虐非道な侵略者として描かれ、その誤った歴史観が、今日の私たちにまで受け継がれていると著者は指摘します。
​本書の最大の説得力は、その主張を裏付けるために多数の貴重な写真を掲載している点にあります。これらは、言葉だけでは伝わらない当時の様子を鮮明に映し出し、著者の論理に力強い根拠を与えています。
​日本を取り巻く国際情勢が厳しさを増すなか、自国の歴史を正しく知ることは、未来の安全保障を考える上で不可欠です。誤った歴史認識によって、自国のアイデンティティや誇りが失われつつある現状に対し、著者は強い危機感を抱いていることが伝わってきます。
​『封印された日本軍の真実』は、単なる歴史書ではありません。それは、私たちが真実の歴史に目覚め、日本の未来を自らの手で切り開くための羅針盤となる一冊です。歴史の真実を知りたい方はもちろん、現在の日本に漠然とした不安を感じている方にも、ぜひ手に取っていただきたい必読書です。

2025/08/18

　戦後の自虐史観・日本侵略史観による太平洋戦争の歪められた日本軍の定説を覆す一冊。

　戦後８０年ということで、改めてあの戦争を考えてみたいと思い、この本を手に取りました。

　自分はまさに自虐史観を教えられた世代なので、正しい認識を持つことが大切であると、この本を読んで感じました。

　あの戦争が太平洋戦争ではなく、大東亜戦争と呼ばれるべきであることに、あの戦争の意義が込められていることを再認識しました。

　侵略のための戦争ではなく、人種差別との戦いであり、アジアの植民地化を防ぐための戦いであったことを、我々日本人は、きちんと認識すべきだと強く思いました。

　また、戦争である限り、正しいことばかりではなかったこともあると思います。

　しかし、それは日本だけではなく、戦勝国と呼ばれる国々も同じ状況だったにも関わらず、敗戦国ということで、一方的に断罪された不条理も感じました。

　これらのことを踏まえた上で、今の平和な日本があるのは、日本のために戦った人達の尊い命の犠牲の上に成り立っていることを忘れないようにしたいです。