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呪文の言語学 ルーマニアの魔女に耳をすませて
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呪文の言語学 ルーマニアの魔女に耳をすませて

角悠介(著者)

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呪文の言語学 ルーマニアの魔女に耳をすませて

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 作品社
発売年月日 2025/08/05
JAN 9784867931042

呪文の言語学

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商品レビュー

4.1

16件のお客様レビュー

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2026/05/27

☆4.0 魔女とは何か、呪文の持つ不思議さの正体は、魔術はどのように継承されてきたのか。大規模な魔女狩りが起こらず生活の一部として連綿と魔術が受け継がれてきたルーマニアに焦点を当てて紐解かれていく。 面白かった。けれど前置きは長かった。もっとたくさん呪文が載っていてそのいくつか...

☆4.0 魔女とは何か、呪文の持つ不思議さの正体は、魔術はどのように継承されてきたのか。大規模な魔女狩りが起こらず生活の一部として連綿と魔術が受け継がれてきたルーマニアに焦点を当てて紐解かれていく。 面白かった。けれど前置きは長かった。もっとたくさん呪文が載っていてそのいくつかを語彙を集計したり単語に分解してあれやこれや分析・比較したりといったことを期待していた。 正直この本に興味を持って読み始める時点で多少オカルト方面への現実的知識は持ち合わせる人が多数で、ファンタジーの魔女や魔術師ではない、生活の知恵と少しの神秘の折り混ざった文化を持つ人々の方の魔女という大枠は知っていると思う。公認で活動するサンタクロースの存在が散々こすられて豆知識にもなるか怪しい程度に広まったみたいに。魔女は医者であり薬剤師であり、カウンセラーであり占い師であり母である。そのくらいの大まかな認識。 インタビューが思いのほか良かった。というかこれがあってようやく落ち着いた感じ。著者自身が一番大事な部分をこのインタビューで補ってもらった、と話しているが私も同意だ。学術的アプローチだとどうしても整然と揃えて、型を作って分類して、曖昧に溶け合っている部分や感覚的な箇所を省いたり勝手に割り振ってしまうきらいがある(学者の意図などではなくどうしてもそうなる)。だが扱う対象の特性上、術者の中で曖昧に溶け合い変容していく部分や感覚で繋がって知っている箇所こそが肝要だったりする。そこが最後のインタビューでようやく落とし込まれたというところだ。個人的な経験からエリーザ氏の語りには頷けるところも多く、楽しかった。日本の霊能文化とはかなり趣が違っているがリンクする部分もあるし、多分一番大事なことは同じ。集合意識のような人類普遍の感覚の存在を目にした気がした。インタビューはもっとあっても良かった。 総じて読んでよかったと思える本だった。第二弾がぜひ読みたいが、マイナーな国ゆえ難しいのだろうか。

Posted by ブクログ

2026/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・とても興味深い内容だったけど、イマイチ没入できなかった感がある。しかし面白かった。 ・「体の中に風が通ると体調不良になるから耳に綿を詰める」というのは、一見してヘンテコな行動に思えるし、その他の呪文の話も日本人的感覚からすると「スピっているな……」という感じがするけど、しかし我々も葬儀に行く前に数珠が切れたら不気味に感じるし、縁起が悪いからホテルには404号室がなかったりする。そういうアレコレの延長線上に彼らの呪文や呪術の文化があるんだろうなと思った。 ・また呪文にもある程度の法則性があることが面白かった。確かに想像の範疇だけで考えても繰り返しや韻を踏む文言が多い。 ・前にアルコールを主食として暮らしているデラシャの人々の本を読んだ時、彼らの食物貯蔵方法が科学的に非常に的を射た構造であったことに驚いた。けど、呪文の中にも、例えば胃痛の呪文は、呪文をかける最中にとる姿勢が胃痛を治りやすくしていた可能性があったりとか、そういう非科学の中の科学的な要素もあるんだろうなと思った。 ・山田エリーザさんは不思議なことが起きる時はまず匂いを感じると言ってたけど、自分も祖父が亡くなった直後に学校で線香の匂いを感じたことがあり、ちょっと通ずるところがあった。自分が気づいていないだけで、第三世界的なものはあるのかもしれない。

Posted by ブクログ

2026/03/07

ルーマニアの「耳に綿を詰めた人」。初っ端から面白い。アメリカや西欧に留学した人の話はよく聞くが、東欧ルーマニア留学、当たり前のように魔女のいる生活は興味津々、何が出るか蛇が出るか。 本の始めと終わりのエッセイ風の部分はとても興味深く読んだ。面白くしよう、読者を楽しませようとする作...

ルーマニアの「耳に綿を詰めた人」。初っ端から面白い。アメリカや西欧に留学した人の話はよく聞くが、東欧ルーマニア留学、当たり前のように魔女のいる生活は興味津々、何が出るか蛇が出るか。 本の始めと終わりのエッセイ風の部分はとても興味深く読んだ。面白くしよう、読者を楽しませようとする作者の気持ちが伝わってくる。この方、エッセイ上手いね。だけどいちばんのキモとも言える呪文に関する学術的な部分に入っていき、色々とジャンル分けしたり分類していく作業のようなページにくると、目が上滑り始めた。読んでるような読んでないような。これは、呪文を盗まれないようにと呪文が隠されていたのかも?!なんて。後半のエリーザさんの具体的で生活に溶け込んだ魔術の紹介は楽しかった。職業:魔女。書いてみたいなー。

Posted by ブクログ

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