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外国語学習に潜む意識と無意識 新装改訂版
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 開拓社 |
| 発売年月日 | 2025/08/05 |
| JAN | 9784758924177 |
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外国語学習に潜む意識と無意識 新装改訂版
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意識、無意識の定義部分は正直難しくて、興味を持てずパラパラと飛ばしてしまった。 しかし一線の研究者からクラッシェンの各種仮説について学べて良かった。中でもモニター仮説は個人的には直感的にも正しいように感じられる。特に多読の中でリスニングしながら読んでいる時には文法知識は速度が遅す...
意識、無意識の定義部分は正直難しくて、興味を持てずパラパラと飛ばしてしまった。 しかし一線の研究者からクラッシェンの各種仮説について学べて良かった。中でもモニター仮説は個人的には直感的にも正しいように感じられる。特に多読の中でリスニングしながら読んでいる時には文法知識は速度が遅すぎて使えないからだ。 そして、その仮説群に対して研究者としてどのような反論があるかも非常に興味深い。語学学習者として感じる感覚と、研究者として見る場合の目線の違いがよく分かる。 M-1グランプリや学校教育に関して評論する素人と研究者とは大きな違いがあるとよく分かる。(ただM-1を観ながら評論するのは楽しいから許して欲しい) 多読のような無意識な学習で言語習得を出来るようになるという立場のクラッシェンと意識的に文法知識などを習得しそれを使う速度を高速化する事で言語習得をするというディカイザーの立場がある。ディカイザーの論を支持しているのが瞬間英作文やパタプライングリッシュやカノン教本なんだな。と思ったらまた違うのか。ディカイザーはそれらに加えて、有意味な練習が要ると言ってる。しかし有意味な練習とはなんだろう? 強いインターフェース(明示的な学習が高速化して言語習得になる)は現在の第二言語習得業界では主流派ではないのだそうだ。そうしたらパラプラやカノンや瞬間英作文は理論的に否定されているのかと思いきや、内部の説明に修正がされているが、否定されている訳ではないようだ。やはり研究者の文章は誠実で読みにくい。 弱いインターフェース(意識的な学習知識と無意識による学習知識は独立しており、意識的な学習知識はそのまま言語習得に繋がらない)も元々のクラッシェンの仮説からは大分変遷しており、意識的な学習知識を持って多読などを行うと、意味理解中に文法事項に気づくことができ、言語習得に繋がるとのこと。 そしてこれが現在の第二言語習得研究では主流とのことであった。 個人的にもこの説明は納得出来る。というか、日本で学校教育を経ている以上文法事項を全く知らない状態で多読をするのは不可能であり、私自身このように多読しているのだろうという実感もある。 しかし結論としてはやはり凡庸で面白みはない。これさえやっておけば、、、文法は不要!、、、などの言説とは異なり、だろうなぁという所に着地している。 一般人としては強いインターフェース、弱いインターフェースは共に否定されて、中間に落ち着いたように見えるが研究者としては弱いインターフェースに軍配が上がったようだ。内部の話は分からないものだ。 その後の章は正直難しくて読めなかった。
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