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イタチと野ネズミのはなし
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イタチと野ネズミのはなし

山下雅洋(文), しもかわらゆみ(絵)

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イタチと野ネズミのはなし

定価 ¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アリス館
発売年月日 2025/07/24
JAN 9784752011521

イタチと野ネズミのはなし

¥1,375

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2025/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

みなまでは書かれていないが、冒頭でおそらく野ねずみはもうきつねに食べられてしまっている。イタチが野ねずみを思い、野ねずみといた季節を思い出し、そして野ねずみのいない季節を生きる。しもかわらゆみさんのイラストがかわいい。

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2025/09/27

 ひねくれもののイタチと、野菜でスープを作るのが得意な野ネズミの友情の物語。  割とよくあるストーリーだと読み流しつつも、いつの間にかイタチが野ネズミを思う心に胸を締め付けられ、2匹の幸せを願わずにはいられなくなった。他者と心を通わせ合い、想い合あえることの幸福さに、自分でも驚...

 ひねくれもののイタチと、野菜でスープを作るのが得意な野ネズミの友情の物語。  割とよくあるストーリーだと読み流しつつも、いつの間にかイタチが野ネズミを思う心に胸を締め付けられ、2匹の幸せを願わずにはいられなくなった。他者と心を通わせ合い、想い合あえることの幸福さに、自分でも驚くほどスッと気付かされていた。  自分の今までの人生で大切だった、2匹と二人に思いを馳せた。2匹は他界し、二人とはもう会えることはないと思う。同居する家族はいても、恐ろしく独りだ。でも、この人(動物)たちとの関わりの中で感じたこと、培われたこと、傷ついたことなんかで、今の自分の一部は間違いなくできてるんだよな、とイタチと野ネズミに気づかされた。  もう人生も折り返し地点を過ぎて、新しく誰かと出会い、深く関わることもそうないように思われる。でも、もし、また大切だと思える人との出会いがあれば、その時は、相手に「大好きだよ」と言える人間になっていたいと思う。ひねくれやのイタチが、野ネズミというかけがえのない相手に出会い、愛することで成長したように。  装丁、フォント、絵、構成、全てにおいて、とても丁寧に愛を込めて作られたことが感じられる、素敵な本でした。大好きになった一冊です。

Posted by ブクログ

2025/09/15

お釈迦様のウサギのような… ・装丁がやわらかい、本棚の宝物になりそう ・野ネズミのいたあったかい赤の世界 ・野ネズミのいなくなったさみしい青の世界 ・スープと思い出とつながっていくもの ●なんというか、野ネズミとイタチが“よい子”ではないからか、ともすればお説教になりそうなテ...

お釈迦様のウサギのような… ・装丁がやわらかい、本棚の宝物になりそう ・野ネズミのいたあったかい赤の世界 ・野ネズミのいなくなったさみしい青の世界 ・スープと思い出とつながっていくもの ●なんというか、野ネズミとイタチが“よい子”ではないからか、ともすればお説教になりそうなテーマがストーリーにとけこんでいる ●表紙からはこの冒頭は想像出来なかった

Posted by ブクログ