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自分は「底辺の人間」です 京都アニメーション放火殺人事件
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/07/09 |
| JAN | 9784065403044 |

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この事件が報道されたときに、人間はこうも残酷なことができるのか?と思った。実に痛ましい殺人事件だった。2019年7月18日昼前、京都アニメーション第1スタジオに青葉(当時41歳)が侵入、バケツからガソリンを建物1階にまいてライターで着火したことにより、爆燃現象が発生した。結果とし...
この事件が報道されたときに、人間はこうも残酷なことができるのか?と思った。実に痛ましい殺人事件だった。2019年7月18日昼前、京都アニメーション第1スタジオに青葉(当時41歳)が侵入、バケツからガソリンを建物1階にまいてライターで着火したことにより、爆燃現象が発生した。結果としてスタジオは全焼、社員36人が死亡、33人が重軽傷と、日本国内の事件では過去に例を見ない大惨事となった。 その4年2ヶ月後の2023年9月5日の公判で、青葉は「こんなにたくさんの人が亡くなると思っておらず、やりすぎたと思っています」と述べた。そこには、謝罪もなかった。 その遺族のインタビューが載る。実にいたたまれない言葉が紡がれる。 そして、被害者への取材攻勢、メディアスクラムの嵐。 なぜ風化させてくれないという遺族。遺族たちの残念な思い。なぜ?そんな目に遭って死ななければならなかったのか? それから、青葉の犯人像に迫っていく。 青葉の両親の離婚、そして父親の家庭内暴力にあった少年時代。柔道で準優勝してもらった盾を燃やすように言われた。とんでもない父親、頑張っても褒めてもらえない。それが、心のキズとなる。転校して、中学は不登校となる。そして、フリースクールで、やっと自分らしさを取り戻す。 コンビニで、転々として働き、人間関係がうまくいかず、「言っても無駄だ」と思い、コンビニをやめる。収入がなくなり、窃盗をしながら生活する。そして、29歳の時に懲役2年執行猶予の判決。 31歳の時に、京都アニメーションのアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』を見て感銘を受ける。 それから、小説を書き始め、ネット上で、京アニの女監督を知り合い、親交を深めるが、33歳の時、その女監督から、「レイプ魔」と言われ、自暴自棄となり、強盗事件を起こす。刑務所に入る中で、次第に妄想的思考に引き込まれていく。 青葉は、38歳の時に、京都アニメーション大賞に、短編小説と長編小説を応募する。しかし、落選。そして、自分の小説のアイデアが盗まれたと思いこむ。京都アニメーションに恨みを抱く。 2008年6月、30歳の時、秋葉原無差別殺傷事件を見る。トラックでツッコミ、タガーナイフで刺し殺し、7人が死亡、10人が重軽傷を負った。その事件を思い出し、40歳のころ、京都アニメーションに対する放火殺人を考えるようになり、ネットに書き込む。そして、2019年6月に、柳刃包丁を買う。 そして、銀行に残っていた5万9000円を引き出し、大宮から京都に向かい、ガソリンを購入。2019年7月18日に京都アニメーションに侵入放火。大量殺人事件となる。 青葉には、友人がいなかった。孤独と妄想の中で、自分が社会の被害者であると思い込み、復讐を心に誓う。現実的な生活の居処もなく、書いた小説で認められたいと思ったが、盗作されたと思いこむ。 氷河期時代に育った青葉は、自分の不遇(非正規雇用、貧困、孤独)を社会のせいにせず、むしろ「自分が無能だからこうなった」と過剰なまでに自己責任として内面化する。友達がなく、誰にも助けを求められず、プライドと自己否定の板挟みになる。「自分のような底辺の人間は、消えていなくなるのが世のためだ」という絶望。自殺する勇気はないが、死刑になれば国に殺してもらえるという他罰的な自殺願望。事件を起こすことが、青葉にとって人生で唯一の「自己主張」だった。 2006年『涼宮ハルヒの憂鬱』でキャラクターデザイン・総作画監督を務めた池田晶子の夫が、息子のために、青葉に謝罪を求める。法廷でも、青葉に質問し、拘置所にも面会を求め、青葉から「申し訳ない」と言う言葉を引き出すことが、この本のテーマでもあった。そして、「彼らは特別なモンスターではなく、今の日本社会で誰でもなり得る姿である」と社会的な背景を浮き彫りにする。 読みながら、なんという残酷な生き方をしているのか?そして、その新自由主義の自己責任論の犠牲者だと思った。だからと言って「底辺の人間」だから、多数の人を殺人をしていいわけはない。 統一教会の犠牲者である山上徹也の安倍晋三銃殺事件の様相と構造が似ているような気もした。
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京都アニメーション放火殺人事件を、地元紙による6年にわたる取材から書き記した一冊です。なぜ事件に至ったのかから、死刑が確定するまでを、様々な立場の人への取材を通して、克明に記しています。 重い一冊でした。亡くなった36名の一人一人に、家族がいて、生活があって、夢もあって。そんな...
京都アニメーション放火殺人事件を、地元紙による6年にわたる取材から書き記した一冊です。なぜ事件に至ったのかから、死刑が確定するまでを、様々な立場の人への取材を通して、克明に記しています。 重い一冊でした。亡くなった36名の一人一人に、家族がいて、生活があって、夢もあって。そんな当たり前のことに思いを馳せ、改めて、その被害の大きさを思い知りました。 青葉真司は、無敵の人だったのだと思います。その最後の歯止めとなっていたのが、訪問看護師だったのかもしれない、とありました。そんなギリギリの状態を、どうにか持ち堪えられるように、良い方向に向くように、今日もどこかで、危険を承知で支えている人がいると思うと、敬服いたします。
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期待通りに期待を超えてくる重さ、苦しさだった。 被害者、その家族の有り様は経験がないので想像を超えるだろうものであって、その悲しみや苦しみ、前を向く葛藤はリアルな描写がされていて、解像度高く…と冷静な分析をするのも憚られる。目頭は何度も熱くなった。 いつもメディアとは何なのかと...
期待通りに期待を超えてくる重さ、苦しさだった。 被害者、その家族の有り様は経験がないので想像を超えるだろうものであって、その悲しみや苦しみ、前を向く葛藤はリアルな描写がされていて、解像度高く…と冷静な分析をするのも憚られる。目頭は何度も熱くなった。 いつもメディアとは何なのかと思う。我々は知りたいだけなのか、それが何かインプットになるのか。社会は再発防止を啓発しているのか。 そもそもメディアという社会は会社で成り立っていて単なる資本主義ではないか。 -- 何より苦しくなったのは、被告の描写。 言葉を選ばず「やっぱり」である。彼の人生は苦しい。生を得た瞬間に獲得したものが、大きく作用していく。人間の壊れる有り様が見れてしまう。 人生にどうしようもないことがあるように、それが社会に影響するように、社会にもどうしようもないことがあるのだろうか。 木を見て森を見ずとも言うが、何が大きなことで何が小さなことなのか。
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