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記憶にありません。記憶力もありません。 文春文庫
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記憶にありません。記憶力もありません。 文春文庫

土屋賢二(著者)

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記憶にありません。記憶力もありません。 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2025/07/08
JAN 9784167923914

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商品レビュー

1.7

4件のお客様レビュー

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2025/10/27

エッセイというものを普段全く読まないが、タイトルが面白そうなのと、ヨシタケシンスケの可愛らしいイラストに惹かれて手に取ってみた。 その時に感じたこと、取った行動、それによって発生した云々カンヌンの短編集。 普段、ミステリーや推理物やホラーばかり読んでるからか、刺激が乏しく感じ...

エッセイというものを普段全く読まないが、タイトルが面白そうなのと、ヨシタケシンスケの可愛らしいイラストに惹かれて手に取ってみた。 その時に感じたこと、取った行動、それによって発生した云々カンヌンの短編集。 普段、ミステリーや推理物やホラーばかり読んでるからか、刺激が乏しく感じる。 これはこの本が悪いんじゃない。僕の好みと合わなかっただけ。

Posted by ブクログ

2025/09/18

 著者の土屋 賢二(つちや けんじ)さんは、1944年岡山県出身。現在、お茶の水女子大学名誉教授です。哲学者でエッセイスト。2023年には瑞宝中綬章を受章しておられます。学者さんで、国から勲章をもらっているかたです。ですが書かれるエッセイは笑わずに読むことはできません。  本書...

 著者の土屋 賢二(つちや けんじ)さんは、1944年岡山県出身。現在、お茶の水女子大学名誉教授です。哲学者でエッセイスト。2023年には瑞宝中綬章を受章しておられます。学者さんで、国から勲章をもらっているかたです。ですが書かれるエッセイは笑わずに読むことはできません。  本書の「まえがき」には「記憶」について、こう書かれています。 「記憶力がなくなるのは、悪いことばかりではない。人から借りたことは忘れるかわりに貸したことも忘れるが、いまのうちに借りられるだけ借りておけば大損をすることはない。」 「約束もトラブルのもとだ。予定もそうだ。予定のいいところは、飲み会に誘われたとき、「予定がある」と言って断る口実になることぐらいだ。記憶力がなくなれば怖い物なしだ。」 「記憶力がなくなれば精神衛生によい。クヨクヨすることもなくなる。クヨクヨしているうちに、何にクヨクヨしているか分からなくなり、すぐに立ち直るのだ。」 「人間は、ともすれば過去に拘泥して人生を見失いがちだ。だが、記憶力がなくなれば、簡単に「いまという瞬間を生きる」ことが実現し、そのとき人生をナマのまま味わうことができる。」  いかがでしょうか。笑い飛ばして、元気が出てきませんでしょうか。  土屋賢二さんのエッセイ執筆歴は長く、『われ笑う、ゆえにわれあり』(文藝春秋)の発行は1994年です。わたしは文庫版(1997年)で読みました。20年くらい前だったと思います。そして、この本で読んだことをネタにしていたものです。例えば、異性からモテるとかモテないとかいう話が出た時には、この本に書かれていた次のジョークを言っていました。 「わたしだって、街中で異性に声をかけられることもありますよ。「今、何時ですか?」とか「駅はどっちですか?」ってね。」  当時は(それなりに)ウケたものですが、今はスマホがあるので、時間を聞いてくる人も道を尋ねてくる人もいなくなり、このジョークは使えなくなりました。隔世の感があります。。。  しかし、土屋賢二さんは今でもまだ、ず〜っとエッセイを書いていらっしゃいます。ポケベルがPHSになり携帯電話になりスマホになっても、コロナ禍の時期も、オレオレ詐欺が特殊詐欺に呼び方が変わって、さらにロマンス詐欺が現れても。。。  本書のエッセイの初出は、「週刊文春」の二〇二三年六月一五日号~二〇二四年九月五日号で、艱・難・辛・苦の各章にはそれぞれ15編のエッセイがあります。どこから読んでもおそらく法に触れることはありません。  わたしのように使えそうなジョークのネタをもらうために読んでも良いですし、元気をもらうために読んでも良いと思います。さらに、読んですぐ内容を忘れれば何度でも読めて、書籍代のモト以上をとることも可能です。借りた本なら丸儲けです。  では、勲章を受章した哲学者のエッセイを、泥船に乗ったつもりでお楽しみください♡

Posted by ブクログ

2025/09/10

最低とは思わないが、まだ読んでない皆様に言います。買う程の作品かな、と。 「ツチヤの口車」と言う文春のコラムで好きだったので読んだが、それとは違う感じで、兎に角、原稿を埋める作業に徹するみたいで、同じ内容が繰り返されていて、読んでいて痛々しかった。

Posted by ブクログ