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翠雨の人
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2025/07/30 |
| JAN | 9784103362159 |

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商品レビュー
4.1
137件のお客様レビュー
地球科学者であり、女性科学者のパイオニアである猿橋勝子の人生をフィクションを混じえて綴った物語 彼女の事をネットで調べてみると、限りなく現実に沿っているようで伝記に近い小説なのかもしれない 『何もない空からなぜ雨が落ちてくるの?』 幼い勝子はそんな疑問を持つような少女だった ...
地球科学者であり、女性科学者のパイオニアである猿橋勝子の人生をフィクションを混じえて綴った物語 彼女の事をネットで調べてみると、限りなく現実に沿っているようで伝記に近い小説なのかもしれない 『何もない空からなぜ雨が落ちてくるの?』 幼い勝子はそんな疑問を持つような少女だった 理系女などほとんどいない昭和初期 キュリー夫人に憧れた彼女は物理に心をときめかせ科学の道へと進んでいく 戦争が起こり、原爆が落とされ、科学者たちは憤りと使命を胸に、放射能がどのように地球をむしばむものなのか真実を追求する 男性社会の中、女性が新しい学問を切り開くには困難しかない時代 たった1人で日本の代表としてアメリカでも勝負をした勝子 たくさんの国々から公演を依頼された勝子 そこに至るまでには、人知れないたくさんの努力と謙虚さや勤勉さ、我慢、そして深い情熱があったことがひしひしと伝わる 偉人は最初から偉人だった訳じゃない どれだけの不安な夜や悲しい夜を乗り越えたのだろう それでも科学のヴェールをめくることが楽しくてたまらなかった勝子さん 科学の専門知識がなくてもページをめくる度に彼女の情熱に一緒にワクワクし、一緒に悔し泣きをした 朝ドラのような世界観の小説だった 巻末の参考文献の数にも本当に圧倒される 装丁も美しい これから紫陽花の季節が来ると、彼女の事を思い出しそうだ
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昭和を生きた科学者の猿橋勝子の人生を、脚色を加えて描いた作品です。 科学系短編の名手といったイメージ著者でしたが、今回は伝記、でもしっかり科学作品でした。 当時の時代背景のなか、単身渡米し放射能物質の測定で自身の正当性を実証したことは、戦後の日本の地位向上、女性の地位向上に与えた...
昭和を生きた科学者の猿橋勝子の人生を、脚色を加えて描いた作品です。 科学系短編の名手といったイメージ著者でしたが、今回は伝記、でもしっかり科学作品でした。 当時の時代背景のなか、単身渡米し放射能物質の測定で自身の正当性を実証したことは、戦後の日本の地位向上、女性の地位向上に与えた影響は少なくないことは想像に難くありません。 フィクションを混ぜ込んだことで、物語として読みやすくなっていると感じます。
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書店に伊予原先生の直筆ポップがあり、気になって購入した本。毎日のように戦争のニュースが流れる今だからこそ、多くの人に読んでもらいたい。どこまでが事実でどこからがフィクションなのか分からないけど、三宅先生や猿橋先生の科学への想いに熱くなった。この時代の「女性初」というのは本当に大変...
書店に伊予原先生の直筆ポップがあり、気になって購入した本。毎日のように戦争のニュースが流れる今だからこそ、多くの人に読んでもらいたい。どこまでが事実でどこからがフィクションなのか分からないけど、三宅先生や猿橋先生の科学への想いに熱くなった。この時代の「女性初」というのは本当に大変で苦しかっただろうと、猿橋先生ほどではないが「女性初」を経験してきた私には「勝気な勝子先生」を尊敬するしか無かった。何度も読み返したいし、猿橋先生のことを知りたいので参考文献の本も読みたい。そして、素敵な小説を書いてくださった伊予原先生の別作品も読みたいと思った。
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