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チンギス紀(九) 日輪 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2025/06/20 |
| JAN | 9784087447835 |

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チンギス紀(九)
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商品レビュー
4.4
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
チンギス紀9 日輪を読んだ。 ・8を読み終えた時の、あっさりナイマン王国を併合しそうという予想は当たった。これでテムジンは、完全に草原の覇者となった。 ・1番は、テムジンがようやくチンギス・カンになった事だろう。ただ個人的には「テムジン」が好きだったので、その呼び名がチンギスに変わってしまったことは、少し寂しさを覚えた。多分、テムジンの弟たちも似たような思いを抱いているのではないか。兄は、どこへ向かうのか、と。 ・テムジンの最大の幸運は、非常に優秀な弟と息子達に恵まれたことだと思った。カサルはナイマン王国攻防戦において、将軍として才能を発揮した。末弟のテムゲも西夏遠征の主将として、文句ない実績を作った。長男ジョチも順調に成長している。これほど後継者に困っていない、人材豊かな国は周りにいないので、そこにもモンゴル族のつよさがあるとおもった。 ・テムゲが、かつての師であり、今はジャムカ軍についたアクタンとクチャルを討ち果たすシーンは感動的だった。敵味方の殺し合う関係でありながら、心の底では互いを愛し、信頼している。チンギス紀にはそのような描き方をされる人間関係が頻出しており、もちろん代表はテムジンとジャムカな訳であるが、単に憎しみ会うだけではない切なさを感じさせた。 ・ジャムカの息子マルガーシが、流浪の末トクトアと出会ったのが、今後の大きな契機になりそう。トクトアは懐の深い人物だから、おそらくマルガーシがジャムカの息子だと気づいても、彼を一人の男として育て上げるだろう。そんなマルガーシが、父の宿敵テムジンを憎むのでなく、いつか共闘してジャムカが出来なかった「テムジンとの共闘」を成して欲しいと思った。 ・前回、もう出番がないと予想したタルグダイとラシャーンだが、予想に反してまだ暮らしが描かれいる。2人の暮らしの中に、轟交買という交易の主?が登場しており、これはテムジンが興味を持っているものでもある。もしかしたら、今後テムジンが国を大きくする過程で、彼らの人生と交錯する地点が来るのかもしれないと思った。楽しみ。 ・そして何より、ジャムカとの決着が見所だった。本当に辛い。ずっと読んできて、ジャムカとテムジンは本当の盟友だった事が分かるからこそ、殺し合わなければならなかった運命が憎い。自分の事のように辛かった。私は、真っ直ぐで部下思いなジャムカが好きだったし、その周りにいたホーロイやサーラルも好きだった。だから余計に辛い。ただ、テムジンはジャムカとの決着を胸に、力強く進むんだろう。私も進まなければならない。最後に、テムジンとジャムカが直接話す時間が出来たことが唯一の救い。「ジャムカ、長かったな。」というセリフが、2人の長い戦いと信頼の歴史を物語っていて、切なかった。 ・改めてテムジンの動機は何なのか考えてみた。やはり、「人の心は無限だ」との認識が根底にあるのではないか。人の心の無限さを知るからこそ、普通の人が見たら果てがないように思える大地にも、テムジンだけは有限性を見ている。大地を果てがあるものだと捉えているのだ。その、独特の大地観が、彼の国作りを支えている一因だと感じた。
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草原を統一しても視線の先には常に…。長年の因縁に終止符が打たれる、ハードボイルドなラストは深い余韻を残す。テムジン改めチンギスが最後にみせる心のうちが象徴的な巻。シリーズはやっと折り返し。刊行スタートした新シリーズ「森羅記」も気になるが、チンギス死後の話なので順を追って…今しばら...
草原を統一しても視線の先には常に…。長年の因縁に終止符が打たれる、ハードボイルドなラストは深い余韻を残す。テムジン改めチンギスが最後にみせる心のうちが象徴的な巻。シリーズはやっと折り返し。刊行スタートした新シリーズ「森羅記」も気になるが、チンギス死後の話なので順を追って…今しばらくの我慢。
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西夏やキルギスではなく、椎間板ヘルニアと戦う三連休で読書量激減中(笑)。 チンギス以外の前半の主要登場者が順に影が薄くなり、大河の物語が進行している。この巻は、とうとう永遠のライバルとのお別れの巻。モンゴル帝国に向けてスタートする。
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