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世界は基準値でできている 未知のリスクにどう向き合うか ブルーバックス
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/06/19 |
| JAN | 9784065401583 |
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世界は基準値でできている
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世界は基準値でできている
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商品レビュー
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21件のお客様レビュー
福島第一原発事故を受けて、原子力発電所の安全面を考えるうえで、人の安全(生死)を考慮した安全の基準にしたことが最大の誤りだったと、事故当時の原子力委員会委員長が述べていることは実に意味深い。(厳密なコメントは著書の187ページを参照いただきたい) 人の生死が安全面の基準というの...
福島第一原発事故を受けて、原子力発電所の安全面を考えるうえで、人の安全(生死)を考慮した安全の基準にしたことが最大の誤りだったと、事故当時の原子力委員会委員長が述べていることは実に意味深い。(厳密なコメントは著書の187ページを参照いただきたい) 人の生死が安全面の基準というのは納得いくのだが、それ以外に地表面に沈着した放射性物質によって経済活動がどのくらい制限されるか、要すればコミュニティ崩壊である。その他、森林汚染による住民生活が変わるリスクなどがあり、「何を避けたいか」はしっかりと議論する大切さが身に染みる。
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4人の専門家がさまざまな基準値について、その根拠や成り立ちを解説した本。基準値というものについては、それなりの根拠はあるだろうと漠然と思っていたものの、その背景や考え方はわかっていなかったので、勉強になった。 特に以下の内容が興味深かった。 ・オリンピックにおける性別確認。「テ...
4人の専門家がさまざまな基準値について、その根拠や成り立ちを解説した本。基準値というものについては、それなりの根拠はあるだろうと漠然と思っていたものの、その背景や考え方はわかっていなかったので、勉強になった。 特に以下の内容が興味深かった。 ・オリンピックにおける性別確認。「テストステロン・ルール」そのものを知らなかったが、ロンドンオリンピックで採用、リオデジャネイロオリンピックでは適用停止、東京オリンピックで復活、パリオリンピックでは各競技団体が個別に設定、と混迷を極めている。 ・新型コロナ下での「ソーシャルディスタンス」も「1m、15分ルール」。当初専門家が経験を頼りに決めたものに、後から科学的根拠が与えられた。 ・原子力発電所の「リスク許容基準」。「何を守るか」をもとに発生確率の議論を行うべきだが「守りたいこと」の議論がない、と著者は述べているが、まさにその通りだと思った。 【目次】 第1章 男と女の基準値 テストステロンルールの迷走 第2章 新型コロナの基準値(1) 「距離と時間」の狂騒曲 第3章 新型コロナの基準値(2) 空気感染とはなんだったのか 第4章 トライアスロンと水浴の基準値 セーヌ川だけが汚いのか 第5章 放射線の基準値 誰が処理水と除去土壌を受け入れるのか 第6章 原子力発電所の基準値 どのくらい安全なら安全なのか 第7章 治水と防潮堤の基準値 科学だけでは決められない 第8章 がん検診の基準値 受けるべきか、受けざるべきか 第9章 PFASの基準値 世界から追われる嫌われ者 第10章 新しい「食」の基準値 コオロギは本当に安全なのか 第11章 AIと個人情報の基準値 自分で基準をつくっていく コラム 1 先発投手の100球 2 花火大会の保安距離 3 学校の天井の高さ 4 水質環境基準のなりたち5 妊婦はなぜ温泉に入れなかったのか 6 災害における「72時間」と「6ヵ月」 7 暑さと寒さはどっちが危険か 8 どこからがカスハラ? 9 安全係数「それ100で割っちゃうの?」 10 激辛食品のおかしな基準
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これ以上は危険とされる数字がどのように決められるかを一般向けに紹介した書籍。純粋に科学的であるかのように見えても、社会的合意のもとに数値化されていることが解説されている。 それを妥協と呼ぶか、議論を尽くした上での落とし所と呼ぶか、政治的決着と呼ぶかは人それぞれ。 「たとえ怪しい基...
これ以上は危険とされる数字がどのように決められるかを一般向けに紹介した書籍。純粋に科学的であるかのように見えても、社会的合意のもとに数値化されていることが解説されている。 それを妥協と呼ぶか、議論を尽くした上での落とし所と呼ぶか、政治的決着と呼ぶかは人それぞれ。 「たとえ怪しい基準値であっても、一度決められた数字は変えにくい」などもありがちで、とても面白かった。ブルーバックスらしい良書と呼べるだろう。
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