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菊池寛 アンド・カンパニー
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菊池寛 アンド・カンパニー

鹿島茂(著者)

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菊池寛 アンド・カンパニー

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2025/06/11
JAN 9784163919881

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商品レビュー

5

8件のお客様レビュー

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2025/10/20

この本、すごいなあと思います。ハード面でもソフト面でも。「文藝春秋」としては、生みの親である菊池寛についての本を出すのですから当然なのかも知れませんが。 裏表紙にはドーンと菊池寛の顔写真。本を開いてびっくりしました。見返しには文藝春秋に関係する、そうそうたるメンバーの集合写真。...

この本、すごいなあと思います。ハード面でもソフト面でも。「文藝春秋」としては、生みの親である菊池寛についての本を出すのですから当然なのかも知れませんが。 裏表紙にはドーンと菊池寛の顔写真。本を開いてびっくりしました。見返しには文藝春秋に関係する、そうそうたるメンバーの集合写真。中にもふんだんに人物や雑誌の写真が使われており、内容理解の助けになりました。 タイトル『菊池寛アンド・カンパニー』のカンパニーには、2つの意味がかけてある。1つは文学仲間たち、もう1つは「文藝春秋」を支えた読者。このように記した鹿島茂さん。 鹿島茂さんが人間、菊池寛を論じていくにあたり、とても効果的に過去の「文藝春秋」やたくさんの関連書籍を引用され、大変面白く読めました。菊池寛の生い立ちや人格、時代の流れの中での「文藝春秋」の有り様を知ることができました。 菊池寛には愛人がたくさんいたこと、衆議院選挙に立候補したこと、アイルランド文学の研究者でもあること、日本文藝家協会を設立したことなど、私の知らないこと満載でした。菊池寛に関わる人物についての記述も興味深いです。 戦時下における「文藝春秋」と菊池寛の立ち位置、そして戦後の困難を乗り越えての復興劇。 本意ではないのに、戦争に加担せざるを得なかった実情を思うと、菊池寛の心中は察するに余りあります。 “歴史は繰り返す”という言葉は、とかく悪い意味に使われます。戦時下を潜り抜けてきた人たちの思いや行動から、我々は学ぶべきことが多いと思いました。 1人の作家であるという枠を超えて、菊池寛という人物の偉大さと共に、著者である鹿島茂さんの読ませる筆致の素晴らしさに脱帽です。 koba-book2011さんのレビューを、9月のタイムラインで拝見し、気になっていた本でした。ありがとうございました。

Posted by ブクログ

2025/10/07

文学者であり、文藝春秋を創業した菊池寛の、評伝であり伝記。 彼は激動の時代に、どう行動して生きたのか。 菊池寛と彼の仲間(カンパニー)たちと文藝春秋を含めての 企業(カンパニー)の足跡を詳細に解き明かし、綴る力作。 1~20 ・あとがき 参考文献、菊池寛 略年譜、人名索引有り。 ...

文学者であり、文藝春秋を創業した菊池寛の、評伝であり伝記。 彼は激動の時代に、どう行動して生きたのか。 菊池寛と彼の仲間(カンパニー)たちと文藝春秋を含めての 企業(カンパニー)の足跡を詳細に解き明かし、綴る力作。 1~20 ・あとがき 参考文献、菊池寛 略年譜、人名索引有り。 明治・大正・昭和の激動の歴史の変遷の中、 菊池寛は藻掻き、紆余曲折の道を歩み、文学者としての 立場を確立していった。特に一高時代の仲間たち、 同人としての仲間たち、それらの人間関係が彼を支えてゆく。 文藝春秋の創刊。 大衆のニーズに応じた編集方針。原稿料について。 SNSのようなの呟き文から総合雑誌への大転換。広告。 文藝講演や座談会、文士劇などの独創的な発想。 株式会社文藝春秋社へ。そして芥川・直木賞宣言。 関東大震災、戦争への道と終戦。そして、死。 アレクサンドル・デュマのような人だと思っていましたが、 それは勘違いでした。喜怒哀楽の激しさの中にも繊細有り。 同性・女性を問わずの人間関係をかくも詳細に解き明かし、 仲間を大事にする情のある人柄が現れてきていました。 信念の人。いろいろあるけど応援したいという思い。 大事にするあまり、戦争協力者になってしまいましたが、 それは彼なりの国への思いからだと考えられます。 文学作品や仲間たちそれぞれについても考察し、 作品の制作秘話や関わる人々についてまで詳細に記述。 エピソードなどが多く盛り込まれ、エンタメな伝記に 仕上がっていて、愉しめました。さすが鹿島氏。

Posted by ブクログ

2025/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

菊池寛の評伝。 学生時代の友人たちとの交流の話とかは好き。芥川龍之介や成瀬正一との話が良い。学校を追われる「マント事件」は色々納得できない…。 文藝春秋社が出来てから芥川龍之介の死までの話も色々興味深い。関係者たちの写真があるのも良い。 戦争中の様子を読むと、芥川龍之介がもし生きていたらどうなっていたのだろうか?とか色々考えてしまう。

Posted by ブクログ