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中世武士団 偽りの血脈 名字と系図に秘められた企て 講談社選書メチエ825
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/06/12 |
| JAN | 9784065399705 |

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中世武士団 偽りの血脈
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
著者は「武士の起源を解きあかす」で、10世紀に王臣子孫が、郡司富豪層と古代武人排出士族に婿入りすることにより、武士団が形成され、武士の誕生と武士団の形成は同時に起こったとの説を展開した。今回は、武士の誕生は、婿入り以外に、王臣子孫の嫁を迎え、父系と母系とを逆にし、系図を偽造したり、外孫が養子に入ったりすること等で武士が誕生したケースもあったとの説を展開する。武士の系図などからみて、極めてリーズナブルな説と思われる。 ・父系と母系の合成みょうじが作られ、その場合父系が上になる。官職由来と考えられてきたが、当該官職についいていない例が多い。佐伯+藤原=佐藤、守部+藤原=守藤→首藤、伊香+藤原=伊藤、在原+藤原=在藤→斎藤、平+藤原=平藤→兵藤、安倍、安曇+藤原=安藤、秦+藤原=秦藤→進藤(なお利仁母は秦氏)、越智(遠おち)+藤原=遠藤。なお官職由来の弁藤なども。 ・院政期には、身分が低い有能な者や寵童を近臣の養猶子にする例が多く、とりわけ北面の武士は出自不明者ばかり。その際王家の平、源は憚られ、藤原氏に仮冒。 ・大中臣→藤原→新藤は勝手に改姓。 ・五百木部+藤原=五藤→権藤、後藤。奥州藤原氏は字を五板太夫、権太、権太郎、権太夫と称し、権はみょうじか?五百木部+坂上=五坂→権。なお蒲生氏も同じ。 ・大友(相模の地名、波多野氏の分かれ)氏の祖、中原親能は、古庄近藤から中原家の養子(大江広元義兄弟)になり、大友氏に婿入り、古庄氏から養子能親を迎え大友氏として繁栄。鎌倉幕府御家人としての新しい形の武士団を形成。
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タイトルに惹かれて図書館本。 言ってることはある意味正しいと感じましたが、とにかく難解というか、細かな個別の事実(資料)をベースに全体的な仮説をたてるのはやや強引な印象です。多くの紙面を割いて実証されているようですが、最終章(エピローグ)を読めば十分でした。 2025-040
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<目次> プロローグ 改竄された“社会の設計図” 序章 武士の誕生と名乗り~アザナと名字 第1章 「佐藤」名字と佐伯氏~佐伯姓と波多野氏 第2章 「首藤」名字と守部氏~美濃と源氏と王臣子孫 第3章 「伊藤」「斎藤」「兵藤」名字と伊香・在原・平氏 第4章 「○...
<目次> プロローグ 改竄された“社会の設計図” 序章 武士の誕生と名乗り~アザナと名字 第1章 「佐藤」名字と佐伯氏~佐伯姓と波多野氏 第2章 「首藤」名字と守部氏~美濃と源氏と王臣子孫 第3章 「伊藤」「斎藤」「兵藤」名字と伊香・在原・平氏 第4章 「○藤」名字の源流~官職由来と古代卑姓由来 第5章 「近藤」名字と院政~出自不明な院近臣たち 第6章 奥州藤原氏の創造~秀郷流・坂上氏・五百木部氏の融合 第7章 文筆官僚「斎藤」家の創造~大江氏・葉室氏・清原氏との融合 第8章 大規模互助ネットワーク~斎藤・後藤・文徳源氏・宇都宮 第9章 後藤・近藤・武藤家が織り成す大友家の礎~利仁流・秀郷流の融合 第10章 中原親能の正体と大友家の創造~利仁流✕秀郷流✕中原氏✕大江氏 第11章 中原氏に還流する親能の御家人的性質~田村・水谷・摂津氏の成立 エピローグ 最後の謎となる次なる神話~素性不明の鎌倉幕府 <内容> 労作。系図とその周りから,武士の成立および中下級の貴族の生き残りを”想像”していくミステリーのような本。ミステリーにしても緻密である。が、専門家でない私から見ると「本当かな?」の例が多かった。系図の比較、崩し字の読み取りなど、いろいろな媒体を利用している。書いている著者も愉しんで書いているのが読み取れた。仮にそうだとして、次作で「北条氏」の分析を期待している。
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