雨のアンソロジー 雨音を、聴きながら。 だいわ文庫

アンソロジー(著者)

• 販売会社／発売会社: 大和書房
• 発売年月日: 2025/06/12
• JAN: 9784479321316

商品レビュー

2025/11/02

面白いものが多い、難しいもある、、
雨の日限定で読むと尚良い、特に梅雨とか秋雨の時期に

一番好きだった作品は、三島由紀夫の“雨のなかの噴水”でした

お気に入り作品
・存在のゆるし/永井玲衣
・その場所はただの雨降りだった/燃え殻
・雨と洗濯/岸本佐知子
・桃に願いを/赤染晶子
・雨が降るって本当に不思議です。えっ？不思議じゃありませんか？/稲垣栄洋
・浮き浮きウォッチング/いしわたり淳治
・前世の草生/石牟礼道子
・川の終い・海の始まり/森泉岳土
・雨の日は外へ/木下昌輝
・雨とボールペン/黒井千次
・雨のなかを走る男たち/須賀敦子
・雨のなかの噴水/三島由紀夫

2025/10/22

梅雨に読もうと購入したものの、
積読してしまい、、気づけばもう秋だけど
最近雨が多いので今しかない！と読み始め、
無事読み終わった。

こういうアンソロジーは初めて購入したけれど
雨の日にだけ読むと自分の中で決めていたことが
なんだか小さな幸せだったし、苦手な雨の日でも
少しだけ楽しい気持ちになれた。
本の好み、いつもどうしても偏るので
いろんな作家さんの作品を読めたのも新しい発見が
あってよかった。

個人的に高橋幸宏さんのエッセイ、好きだった。

2025/10/19

体の堅さが災いして今年３回目のギックリ腰をやってしまい、いよいよ本格的にストレッチをしなければ！となり、ストレッチの本を某密林で買い求めた時、買い物カゴがあまりにも貧相だったので他にも何か…と目について買ったのがこれでした。
最近は雨と名のつく曲でプレイリストを作るくらい雨というものが気分に及ぼす良い影響にはまっているので、本当に楽しみに少しずつ読みました。
中でも1番気に入ったのは、大正生まれの女性美術家の随筆。内容がとても「粋（いき）」で、短い話ですが繰り返し味わって読みました。傘に当たる雨の音を聞きながら歩くのが好きというところに共感し、こんな粋な姐さんと共通点があって嬉しく思いながら読みました。
色々な作家の色々な話が入っているので、どんな人が読んでも一つくらいは好きなものがあると思います。雨の日に読むと一層良いです。