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歌はそこに遺された
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歌はそこに遺された

新馬場新(著者)

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歌はそこに遺された

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2025/05/30
JAN 9784198659981

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2025/08/01

Amazonの紹介より 「私と一緒に、ストーリーを作ろう。君が歌う からこそ意味がある理由を作ろう」  新進女性シンガー、荒井海鈴が殺された。彼女の遺作『人魚』は、死をきっかけに大ヒットする。生成AIの楽曲が隆盛の時代に、生身の人間の作った曲がここまでバズるのは異例だった。「あれ...

Amazonの紹介より 「私と一緒に、ストーリーを作ろう。君が歌う からこそ意味がある理由を作ろう」  新進女性シンガー、荒井海鈴が殺された。彼女の遺作『人魚』は、死をきっかけに大ヒットする。生成AIの楽曲が隆盛の時代に、生身の人間の作った曲がここまでバズるのは異例だった。「あれを作ったのは、AI」と嘯く、海鈴殺害の容疑者・備藤龍彦の言動に違和感を覚え た東京地検公判検事の堂崎千也は、独自調査の一環で、彼女が所属していた事務所を訪ねる。社長の椎名栄弥は、一般的な芸能事務所の顔とは別に、レッスン提供を主体とした怪しげなビジネスに手を染めているようだった……。『沈没船で眠りたい』で読書界を唸らせた気鋭 が贈る、今世紀最もエモーショナルな、近未来 法廷ミステリーの誕生! 単純に女性シンガーが殺されて、謎を探っていくだけでなく、生の声とAIによる音楽の在り方や正義の振り回し方など考えさせられる要素が多くあって、骨太なミステリー小説だったなと思いました。 事件を探っていく検察と弁護士。普通に考えれば、容疑者は有罪なのですが、そこは一筋縄ではいかず、ディープフェイクやAIなど近未来犯罪における盲点をついていく要素があることに、危機感を感じました。 ドラマ「相棒」で見たことがあるのですが、画像による本物と嘘の違いに全然気づかない一面がありつつ、ここまで操作できることに驚きを隠せなかったことを憶えています。 ネットにおける精巧さと不可能だと思っていたことが色んなことを駆使して可能へと変化することに完全という言葉は存在しないんだと突きつけられたように感じました。 今作でも、色んなトリックが仕掛けられていて、読みごたえがありました。ということは、容疑者は・・ということになってしまいますが、なぜこうなってしまったのか?そこには、様々な人物が交錯し、悲劇的な要素が絡んでいくのですが、心が痛むばかりでした。 正義とは何なのか?それぞれの思う「正義」が後半になると、振り回していくのですが、何が正解なのか?何が悪いのか?どれも理にかなっている部分もあり、なかなか答えを出しづらいなと思わせてくれました。 また、AIによる音楽の可能性に戸惑いを感じました。果たして、AIでの音楽は感動させられるのか。 亡くなった方の音声を使って、曲を出すことは良い事なのか? ちょっと先の近未来の話ですが、今でも通じる要素もあったので、親近感がありました。 今では、普通に一般の人でも、音声があれば、何でもできる時代であり、それをどう判断していくのか、精査していく力が試されるなと思いました。 本人を含め、関係者の承諾なく、曲を生産することはいけないことだと思います。 本物と偽物。果たして、偽物と判断できるかわかりません。心に響けばいいじゃんという悪魔のささやきも誘惑に駆られてしまいますが、創造することの意味や敬意を払うことが大切であると感じます。 ミステリーとしての面白さもありましたが、AIの使い方や正義の使い方を正しく理解しているのか? 答えはずっと出せないかと思いますが、この小説を機に色々考えてもらいたいなと思いました。

Posted by ブクログ