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夏日狂想 新潮文庫
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夏日狂想 新潮文庫

窪美澄(著者)

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夏日狂想 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2025/05/28
JAN 9784101391472

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夏日狂想

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2026/03/08

久しぶりに恋愛長編小説を読みたくなり、積読から選書。 ただの恋愛小説というより、明治後期から昭和を生き抜いた女性の物語だった。 実際にモデルになった方もおり、中原中也のことは詳しくなかったので、その辺もとても興味深く物語に没入できた。 地元広島にいても女学校を出たところで、嫁にい...

久しぶりに恋愛長編小説を読みたくなり、積読から選書。 ただの恋愛小説というより、明治後期から昭和を生き抜いた女性の物語だった。 実際にモデルになった方もおり、中原中也のことは詳しくなかったので、その辺もとても興味深く物語に没入できた。 地元広島にいても女学校を出たところで、嫁にいかされて終わりの女の人権など全くない時代を、東京→京都→東京と女優を目指し逞しく生きながら色んな男性にも惹かれあう。最後にはもともと文才のあった身であったため、既に亡くなっていた男のためにも、人生をかけて書き続けた。 多大な情熱を持った主人公礼子は、とても魅力的であるから、関係を持った男性は亡くなる前にはどうしても会っておきたくなるほど。三角関係もありの、ひりつくような前半と、男性から離れ1人で慎ましく暮らしながら執筆し自立した生活を送る後半。対照的ながら、1人の女性の自立を見事に書かれた物語で、読了後は長編映画を観終えた気持ちになった。 今でこそ女性の自立は当たり前になったが、これはつい最近までの出来事。 色々な人が戦い抜いてくれたから、今があるのだなとあらためて考えさせられた。 中原中也関連の文献も読んでみたい。

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2026/03/08

中原中也を思わせる水本との恋愛が基軸となる話ではあるが、さまざまな組み合わせの中から、窪美澄が作り出した礼子の生涯が描かれている。まさに窪美澄は「書ける人」である。礼子の前に立ち現れる人々、水本の恋敵片岡、男に負けない女の書き手となることを願う榊原、礼子の写真を掲載する田原など、...

中原中也を思わせる水本との恋愛が基軸となる話ではあるが、さまざまな組み合わせの中から、窪美澄が作り出した礼子の生涯が描かれている。まさに窪美澄は「書ける人」である。礼子の前に立ち現れる人々、水本の恋敵片岡、男に負けない女の書き手となることを願う榊原、礼子の写真を掲載する田原など、それぞれが魅力的な人として描かれている。戦時中に「演じて生きる」ことを強いられた礼子と橘の姿が近未来の私たちにならないことを強く望みたい。

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2026/01/18

水本も片岡も礼子を痴女のごとく描いた。男から見るファム・ファタールと女から見るそれとでは描かれ方が異なるものだと思い知らされた。一見すると礼子は男をとっかいひっかいしただらしの無い女に見えなくはない。しかし全てを失ったのち文学というひとつの芸術に礼子は縋りつくことになり、それは書...

水本も片岡も礼子を痴女のごとく描いた。男から見るファム・ファタールと女から見るそれとでは描かれ方が異なるものだと思い知らされた。一見すると礼子は男をとっかいひっかいしただらしの無い女に見えなくはない。しかし全てを失ったのち文学というひとつの芸術に礼子は縋りつくことになり、それは書き手読み手両者の生きる希望となる。つまり礼子は新たな生き方を自分の力で見つけだしたと言える。礼子が愛した者達は皆いなくなってしまったが、亡き人を雲の下の者が救う手段は芸術による表現のみなのかもしれないと考えさせられた。

Posted by ブクログ