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トレーディング・ゲーム 天才トレーダーのクソったれ人生
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2025/05/09 |
| JAN | 9784152104274 |

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商品レビュー
3.9
23件のお客様レビュー
東ロンドンの労働者階級の家庭に育った著者が、類まれな数学的才能を武器に、世界屈指の投資銀行シティバンクのトレーダーとして頭角を現す。 学生時代にカードゲームの大会で優勝し、その賞金でキャリアを切り拓いた著者は、金利デリバティブの世界で冷徹な勝負強さを発揮する。 二十代半ばで世...
東ロンドンの労働者階級の家庭に育った著者が、類まれな数学的才能を武器に、世界屈指の投資銀行シティバンクのトレーダーとして頭角を現す。 学生時代にカードゲームの大会で優勝し、その賞金でキャリアを切り拓いた著者は、金利デリバティブの世界で冷徹な勝負強さを発揮する。 二十代半ばで世界一の収益を叩き出し、誰もが羨む巨額のボーナスと名声を獲得する。 しかし、自らの利益が世界的な経済不平等の拡大や、中間層の没落という悲劇の上に成り立っている事実に気づき、深刻な葛藤を抱くようになる。 富が一部の層に集中し続ける資本主義の欠陥を確信し、その予測をもとに利益を上げ続ける行為に、次第に道徳的な限界と虚無感を感じ始める。 社内の凄絶な権力闘争や、人間性を切り捨てた同僚たちの姿、そして心身を削り取る激務によって、著者の精神状態は崩壊の危機に瀕する。 手に入れた大金が自分を救わないと悟り、巨額の報酬を捨てて組織を去ろうとするが、そこには銀行との壮絶な心理的・法的攻防が待ち受けていた。 資本主義の深淵で狂気を見た一人の天才が、真に守るべきものは何かを問いかけ、不平等を正す活動家へと転身するまでの軌跡を綴った回顧録。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
息子のおすすめ本。 貧しい家庭から数学の才能を武器に成り上がり、トレーダーとして稼いで億万長者になるものの、巨額の金を稼ぐことに虚無感しか感じられなくなり、心を病んで退職。 そこまでお金を稼ぐことに意味を見いだせなくなりながら、銀行と対立して過去に稼いだお金を勝ち取るまで意地でも辞めないのがちょっと理解できなかった。お金を稼ぐことが度を超えて目的化してしまうと幸せになれないってことだろう。 2010年代の東京とか日本人って著者からこんな風に見えてたのね、というところがとても興味深くておもしろかった。
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登場人物も多く、FXスワップや飲み会祭りの仕事内容なのに、何故こんなにも面白いのか。 まるで自身がシティバンクのインターンから成り上がるまでの追体験をしているような書き口になっている。 この著者は最終的にこの資本主義社会が格差を助長する構造になっていることの問題を伝えたかったんだ...
登場人物も多く、FXスワップや飲み会祭りの仕事内容なのに、何故こんなにも面白いのか。 まるで自身がシティバンクのインターンから成り上がるまでの追体験をしているような書き口になっている。 この著者は最終的にこの資本主義社会が格差を助長する構造になっていることの問題を伝えたかったんだと思う。YouTubeでも格差の是正について話しているし、大企業の世界に踏み入ったことある人なら、一度は感じたことがあるだろう。 勝者と敗者、それは構造によってだけでなく本人の努力、運、その他膨大なパラメータによって決まるので、一概に資本主義が悪いとも言えないと思うが、格差問題は今や世界的に同時進行している。 私は、格差問題を是正するよりも勝者側に回ることを優先してもいいと思うが、どうなのだろうか。
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