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貸本屋 おせん 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2025/05/08 |
| JAN | 9784167923648 |

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貸本屋 おせん
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
1800年代の江戸を舞台にした時代小説。連作短編集。 主人公は貸本屋をしている、おせん。毎日、何冊もの本を背負って、娯楽を楽しみにしている人々に貸し歩いている。 木版印刷しかなかった当時、本は高価だった。作家や作家や戯曲家が本文を書くと、絵師が挿絵を添え、彫師が板に彫り、一枚...
1800年代の江戸を舞台にした時代小説。連作短編集。 主人公は貸本屋をしている、おせん。毎日、何冊もの本を背負って、娯楽を楽しみにしている人々に貸し歩いている。 木版印刷しかなかった当時、本は高価だった。作家や作家や戯曲家が本文を書くと、絵師が挿絵を添え、彫師が板に彫り、一枚一枚刷られていた。故に大量生産できず、一冊がとても高価だった。そんな時代に庶民の娯楽を支えていたのが貸本屋である。蔦屋の創業者、蔦屋重三郎も貸本屋から事業を始めている。 家族に不幸があったおせんは、身一つで貸本屋として江戸に本を配り歩く。そんなおせんを知る人は、商売を支え、見守っている。 謎解き要素もあり、江戸の息遣いを感じながら楽しく読めた。 特に好きだったのは、ある本屋で有名作家の作品の板木が盗まれる話。板が盗まれるとは、単に商品が盗まれるというレベルではなく、工場ラインそのものが盗まれることを意味する。さて、どう見つけ出すのか。 もう一つは、お得意先のイケメンが恋煩いをして、好きな人に『源氏物語の『雲隠』を探し出してくれたら、一緒になってもいいよ』と言われるお話。雲隠の章は令和の現代でも見つかっておらず、光源氏の最期か書かれているとされる一編。さて、どう乗り越えるのか。 まさにお江戸珍道中って感じで面白かった。
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時代もの好き、本に関わる仕事をする身として、グッと来る本でした。続きも楽しみです。(刊行されているのは知っていますが、文庫派なので…) 刺さった箇所引用 「たかが本だよ」 善人も悪人も、同じ本を見て笑い悲しむ。ときに憤り、あきらめ、それでも次の丁をめくらずにはいられない。そし...
時代もの好き、本に関わる仕事をする身として、グッと来る本でした。続きも楽しみです。(刊行されているのは知っていますが、文庫派なので…) 刺さった箇所引用 「たかが本だよ」 善人も悪人も、同じ本を見て笑い悲しむ。ときに憤り、あきらめ、それでも次の丁をめくらずにはいられない。そして一度読まれた本は忘れさられて、みな現に戻っていく。本なんて、そんなもんだ。だから、せんは貸本屋として、本を守らなければならない。
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物語はともかく、気になったのは、女性が仕事に頑張っている姿を、男性が描くとこうなるのか、と。おせんは、男性から見た女性の描き方だなぁ、と感じた次第。 幼馴染の青物屋との関係が男の側から見た女そのもので、ちょっと嫌な気分にさせられる。登は、後でなかなか活躍するのだが、おせんに対する...
物語はともかく、気になったのは、女性が仕事に頑張っている姿を、男性が描くとこうなるのか、と。おせんは、男性から見た女性の描き方だなぁ、と感じた次第。 幼馴染の青物屋との関係が男の側から見た女そのもので、ちょっと嫌な気分にさせられる。登は、後でなかなか活躍するのだが、おせんに対する態度がどうも気に食わなくて、好感が持てなくなってしまうのだ。 話は、おせんの父の死の謎や、本にまつわる仕掛けや捕物で、新人というにはなかなか手練れの印象。続編もあるので、少し期待。
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