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信仰 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2025/05/08 |
| JAN | 9784167923617 |
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信仰
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信仰
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商品レビュー
3.8
177件のお客様レビュー
信仰はたしかに考えである
エッセイと小説の境界を行き来しながら、一本の糸で静かに繋がっている一冊。
とりわけ表題作が胸に残った。
「現実」という名のカルト。
「気持ちよさ」という名の罪。
受容しているふりをしながら、言葉で囲い、名付け、そして外へ追いやる。
その冷たさを、淡々...
エッセイと小説の境界を行き来しながら、一本の糸で静かに繋がっている一冊。
とりわけ表題作が胸に残った。
「現実」という名のカルト。
「気持ちよさ」という名の罪。
受容しているふりをしながら、言葉で囲い、名付け、そして外へ追いやる。
その冷たさを、淡々と、しかし確実に突きつけてくる作品だった。
tatsu2007
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
•信仰 「なぁ、俺とカルト始めないか?」 それはカルト信仰の勧誘ではなく、カルトを”創設”する誘いだった… 圧倒的な”現実主義”のミキは、ブランド品や怪しいセミナーにお金を大量に使う周りを酷く軽蔑していたが、”夢”を見ることができない自分が嫌になり… •生存 生存率とは、65歳まで生きることができる確率を指す。 最上位Aは80%以上から、最下位Dは10%以下まで(野人として、自然で生きていることもある)。 食料が枯渇し、学力•収入が「生存率」として判断される世界では、生存率を上げる事こそが人生よ中心となりつつあった… 幼少期から生存率が「C」だったクミの、「生存率に囚われて生きていく今後はまっぴらだ」という考えが、潔くて好き! •土脉潤起 姉が”野人”となることを宣言し、家を出て早三年。 人工授精により、同居人の女友達二人との”子供”を授かることを決めた主人公は、産前のうちに森にすむ野人の姉に会いに行く。 姉はすでに野人なので話せないが、そこに悲壮感はほとんどありません。 姉を思いやりつつも、自分も前に進もうという、主人公の気持ちが見えるほんのり暖かい作品でした。 •彼らの惑星へ帰っていくこと 自分が「宇宙人」だから、この世界はこんなにも生きづらいんだ… そう本気で考える人達にとって、この”宇宙人”という定義がどれだけ救いになることや… なんか生きづらさを感じる時に読みたい一作。 •「カルチャーショック」 全てが同じ色の白い建物、顔も同じく、食べ物も味が一切しないものを食べる。 「均一」という街ではそれが普通である。 “均一”で生まれ育った主人公が父に連れられ、真逆の特徴を持った街、「カルチャーショック」に連れて行かれる。 「味がする」食べ物、「蟻でできた」家、全てが統一されていない国で、何が起こるのか? •気持ちよさという罪 主人公は昔から、「個性を出していこう」という姿勢を毛嫌いしている。 周りからの「お前はこういう奴だよな」という決めつけによる扱いに、ピエロのように従順にいるだけで気持ちよくなっていても、それはもはや多様性を認めてられてようでそうではなく、周りに都合よく扱われているだけの世界だなと(書いていてわけわかめ) •書かなかった小説 夏子はヨドバシカメラでクローンを4体買い、夏子A〜Eとして5人で同居生活を始める。 明らかに1番優秀な夏子B、生真面目すぎる夏子C、気弱で不安定な夏子D、テキトーで調子のいい夏子E、そして本物の人間の夏子A。 夏子DとEが愛し合い始めたり、5人の間でのパワーバランスが途中で変わったりと、”自分”のクローンと暮らすとこんな事が起きるのかもな?と、同じ顔5人で同居している姿をイメージしながら楽しく読めました。 •最後の展覧会 「チキュー」で、一万年前に人間という生物が創造した「ゲージュ」なるものの展覧会を開くことにしたロボットと宇宙人の話。 この概念を恐れた宇宙人の襲撃により、2人とも死んでしまうが、死んだ後も永遠に展覧会は続いていく。 •無害ないきもの 人間が、人間を「害獣」認定した世界。 ドームと呼ばれる閉鎖空間で生活する人間達は18歳になると”罪滅ぼし”をするらしい。 謎だらけでした笑 •残雪 自殺幇助のアルバイトをする主人公。 スイスで睡眠薬自殺を図る依頼者を冷蔵庫に移動するだけという話なのに、遺書から漂う他人の恋の末路が読み手を切ない気持ちにさせてくる。 •いかり •書かなかった日記 この二つに関してはエッセイで、いかりは村田さんがスイスで過ごした半年間、書けなかった日記はその半年間でのねんりょ(希死念慮)との付き合
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“信じる”ことについて考えたくて手に取る。 村田沙耶香さんの作品は「コンビニ人間」以来。 短編集なので読みやすかった。途中エッセイが入るので一瞬戸惑ったが、この本のテーマを思い出せば戸惑いは解消された。星新一のSFに毒っけを足した感じのお話が多くて、コンビニ人間とは全く異なる読後...
“信じる”ことについて考えたくて手に取る。 村田沙耶香さんの作品は「コンビニ人間」以来。 短編集なので読みやすかった。途中エッセイが入るので一瞬戸惑ったが、この本のテーマを思い出せば戸惑いは解消された。星新一のSFに毒っけを足した感じのお話が多くて、コンビニ人間とは全く異なる読後感。あぁこれが村田沙耶香ワールドなのね。と気付き、好きかもと思う。“信じる”ってなんて不安定で不確かなんだろう。
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