1,800円以上の注文で送料無料
PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍
  • 1211-01-00

PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来

オードリー・タン(著者), E.グレン・ワイル(著者), 山形浩生(訳者), 鈴木健

追加する に追加する

PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来

定価 ¥3,300

3,135 定価より165円(5%)おトク

獲得ポイント28P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗到着予定:3/15(日)~3/20(金)

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

3/15(日)~3/20(金)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 サイボウズ/ライツ社
発売年月日 2025/05/01
JAN 9784909044570

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

3/15(日)~3/20(金)

商品レビュー

3.8

23件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第1部 「Plurality」を“読まずに”読んだ体験として 本書を一文一文なぞるように読むのではなく、関連する理論や自分の実務経験と接続しながら“立体的に眺めた”というのが、今回の読み方だった。物理学の相対性理論や量子力学、三体問題、さらには生物学のエピジェネティクスといった、一見日常から遠い法則群が、実は社会や民主主義とフラクタルに相似である、という直感からスタートしている。そのうえで、自律分散システムやAI、インターネットの設計史(ウィーナー、リックライダー、ジンメル、八木・宇田アンテナ、光ファイバ)を、自分の手元のゲーミングPC上の環境構築や、自治体の「課長」の権限感覚と重ねながら読んだ。結果として、Plurality を「2025年版『なめらかな社会とその敵』であり、構造的本質はほとんど変わっていない」と理解するに至ったのが、今回の読書体験の核になっている。 第2部 本書が提示する構造と、私の読み替え 本書の第4章「自由」は、権利やオペレーティングシステム、IDと人物性、団体、契約、アクセスといった要素を「社会OS」として再設計する章だと理解した。ここでのポイントは、自由を抽象的な価値として語るのではなく、ID設計やアクセス制御という実装可能なレベルで分解し直していることだ。一方、第5章「民主主義」では、協働テクノロジー、没入型共有現実、拡張熟議、適応型管理行政、⿻投票、社会市場などを、「OS上で動く社会アプリ/アルゴリズム群」として扱っているように見える。私はこの構造を、自分なりに「Yakusoku(事前の約束)と Nattoku(結果への納得)を、大人数にスケールさせるための技術カタログ」として読み替えた。議論の本質はやり方ではなく、先にルールを合わせ、そのプロセスに沿って進めた結果に当事者が納得できるかどうかである。その前提に立てば、拡張熟議とは、少人数で成立していた Yakusoku と Nattoku を、AIやネットワークを使って何万人にも破綻なく適用する試みだと整理できる。 第3部 自律分散社会のオーケストレーションとしてのPlurality この本を支えるもう一つの軸として、私は「オーケストレーション」という言葉を当てはめた。自分のPCでは、Whisper と Pyannote を組み合わせ、OBSで録画した複数会議の音声から話者分離文字起こしを自動生成するパイプラインを動かしている。CUDA や Python ライブラリを含め、環境構築だけでかなりの手間がかかったが、本質は個々のコンポーネントの優秀さではなく、それらをどうつなぎ、運用するかにある。同じ構図は政治にも見える。これまでの民主主義は、政党と議席数という「数」が力であり、法は一枚岩のテキストだった。これからは、法は実装可能なオファリングの集合であり、それらを適切に組み合わせて現場で動かすオーケストレーション能力が、首長や課長に求められる。Plurality は、そのための思想面でのOS設計書だと感じる。特に、自分が作った「VUCA世界の未知の奥(Michinoku)における、事前の約束(Yakusoku)と納得(Nattoku)が、社会の合意形成のカギとなる」というフレーズに、本書の議論がきれいに乗る手応えがあった。細部を読み込みたい箇所としては、第4章冒頭の権利とOS、IDと人物性の節、第5章の拡張熟議と適応型管理行政、⿻投票と社会市場の節が挙げられる。そこを押さえれば、Plurality を自分の現場に実装するための解像度が一段上がるだろう。

Posted by ブクログ

2026/02/26

読み解くと現代社会の「OS書き換えマニュアル」のような一冊だ。思想のポイントを3つに凝縮して紹介する。 1つめは、「個人」から「つながり」へのシフト。これまでの民主主義は「バラバラの個人」を単位にしていたが、本書は「人は関係性の中で生きるもの」という視点を大切にしている。台湾のデ...

読み解くと現代社会の「OS書き換えマニュアル」のような一冊だ。思想のポイントを3つに凝縮して紹介する。 1つめは、「個人」から「つながり」へのシフト。これまでの民主主義は「バラバラの個人」を単位にしていたが、本書は「人は関係性の中で生きるもの」という視点を大切にしている。台湾のデジタル民主主義がベースにあり、孤立するのではなく、どう繋がるかに知恵を絞るスタンスだ。 2つめは、「橋渡し」としての多様性。ただ「みんな違っていい」で終わらせず、バラバラなコミュニティの間にどう橋を架けるかという技術(ブリッジング)に踏み込んでいる。SNSの分断を壊すのではなく、違う島同士をポジティブに繋ぎ直すのが、本書の言う「複数性(Plurality)」の本質だ。 3つめは、みんなで公共財を育てる仕組み。お金持ちが力を持つ市場原理に頼りすぎず、より多くの人の意思が反映される「二次型ファンディング(QF)」などの数学的な仕掛けを提案している。AIも「人間の代わり」ではなく、「人間同士の協力をパワーアップさせる道具」として捉え直しているのが面白い。 まとめると、独裁でもバラバラな無政府状態でもない、「協力しながら多様であり続ける」という第3の道。まさに未来への招待状だ。 次は、この考え方を支える具体的な仕組み、例えば「二次投票(QV)」がどんなふうに私たちの意見を形にするのか、もっと詳しく解説しようか?

Posted by ブクログ

2026/02/24

今回、私は「プルラリティ」という言葉がなかなか理解できませんでした。 また、audibleで聞き始めたので、難解な言葉や慣れないカタカナ単語が出てくると、わからないままどんどん進んでしまい、一周聞いただけではなかなか内容が頭に入ってきませんでした。結局、3、4周ほど繰り返し聞きま...

今回、私は「プルラリティ」という言葉がなかなか理解できませんでした。 また、audibleで聞き始めたので、難解な言葉や慣れないカタカナ単語が出てくると、わからないままどんどん進んでしまい、一周聞いただけではなかなか内容が頭に入ってきませんでした。結局、3、4周ほど繰り返し聞きました。 これまでの自分といえばまるでぎゅうぎゅう詰めの歩行者天国を流されるまま歩いていたような感覚でした。そして身動きできないことに疑問も持っていませんでした。この本が提示する「色々な考え方を認めながら、一つのより良い方向を見つけてゆく」という考え方はとても新鮮です。意見が違うは分断だと思って言いました。 ぎゅうぎゅう詰めの歩行者天国で、頭にタケコプターをつけてもらったような感覚、 もう少し俯瞰して世の中を見てみようという視点をもらえたような気がします。 まだまだこの本の中には気づきや発見があるように思いますので、audibleで聞き直して、理解を深めていければと思います。

Posted by ブクログ