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ほどなく、お別れです 思い出の箱 小学館文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2025/05/02 |
| JAN | 9784094074567 |
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ほどなく、お別れです 思い出の箱
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商品レビュー
3.8
69件のお客様レビュー
このシリーズ三冊目。 この話は当たり前だがどれもこれもフィクションである。にも関わらず、心の奥にそっと入ってきて私たちの詰まった感情を引き出してくるこの作品には毎度驚かされる。 葬儀にはいろいろな形がある。故人とその遺族に合わせた式のやり方がある。 この一冊では、突然大手の葬儀...
このシリーズ三冊目。 この話は当たり前だがどれもこれもフィクションである。にも関わらず、心の奥にそっと入ってきて私たちの詰まった感情を引き出してくるこの作品には毎度驚かされる。 葬儀にはいろいろな形がある。故人とその遺族に合わせた式のやり方がある。 この一冊では、突然大手の葬儀会社から転職してきた男と、坂東会館の面々が若干突き合う様子が描かれる。 彼らに共通するのは、遺族のための葬式をすることだが、なかでも転職してきた男はその上で利益も出していきたいと意気込んで坂東会館の改革を進めようとするのだ。 坂東会館の面々は、遺族には自分がやりたいことをやってもらうだけで、こちらからこれをやったらと押し付けるのは厚かましいように感じて、男に対しても嫌な意識があった。 中でも主人公美空は、男との対話を続けていく中で彼にも自分たちと何も変わらない葬儀への意識があるのだと気づくようになる。 今回の一冊では、家族絡みの話が色々とあった。1話から4話、さらにはエピローグまで、登場人物の家族、すなわち遺された人々がフォーカスされて描かれる。 お葬式で何が大切かって、遺された人の気持ちはもちろん、故人の気持ちも尊重されるべき、すなわち葬式にいる全ての人が各々の気持ちがあれど故人を送り出す気持ちがしっかりあることではないかと思う。故人も同様で、どのような気持ちで送り出してもらいたいかが大切だと思う。それをひとつひとつ汲み取って葬儀に反映するのが美空たちの仕事なのだと改めて分かった。
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3作目は社長の甥っ子小暮が登場して会館をかき乱す。 ようやく映画の・・・ただちょっと状況は違ったけど。 48冊目読了。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一作目、二作目とは少し違う角度から、葬儀について考えさせられるお話だった。 自分にとっての大切な人は、誰かにとっても大切な人。その大切な人とのお別れに対する想いは、人によって異なるのだろう。葬儀の費用でも、見栄えでも、故人に対する愛情の深さを推し量ることはできない。ご遺族は、それぞれが故人を心の底から思った葬儀を考え、お見送りをし、気持ちに区切りをつける。ご遺族が、そして何より故人が望むお別れをすることで、これからも心の中で共に生きていくことができる。 大切な人とのお別れには、さまざまな形がある。大切に想う気持ちはそれぞれにあって、その方向が違うことはある。その中で、故人の望みを叶えるための、ご遺族がこれから生きていくための、そんなお別れができる葬儀を考えることはこんなにも難しいのだと感じた。
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