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祝祭のハングマン 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2025/05/08 |
| JAN | 9784167923600 |

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祝祭のハングマン
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祝祭のハングマン
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商品レビュー
3.2
57件のお客様レビュー
オーディブルにて。 女性の声が終始明るくて、シリアスな話なのに少し違和感。 トリックとかない。 良いのは、嗤う淑女シリーズの裏側でこんなことが起こってたんな。 というところ。 2作目にどう繋がるのかは気になる。
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中山七里氏の『祝祭のハングマン』を読み終えた。 本作は、法では裁ききれない「悪」に対して本当の正義とは何かを問いかける重厚な社会派ミステリー。 物語の序盤から、理不尽な事件や権力によって守られる加害者の姿が克明に描かれ、読者に強い憤りと無力感を抱かせる。その感情の蓄積があるから...
中山七里氏の『祝祭のハングマン』を読み終えた。 本作は、法では裁ききれない「悪」に対して本当の正義とは何かを問いかける重厚な社会派ミステリー。 物語の序盤から、理不尽な事件や権力によって守られる加害者の姿が克明に描かれ、読者に強い憤りと無力感を抱かせる。その感情の蓄積があるからこそ、ハングマンによる「制裁」が始まる展開には、単なるカタルシスでは割り切れない複雑な感情が揺さぶられた。私刑(私的制裁)を描きながらも、安易にそれを正当化しない姿勢に作品としての厚みを感じる。 中山作品らしく物語のテンポは非常に良く、一度ページを開くと手を止めることができない。一見無関係に見える複数の事件が徐々に一本の線へと収束していく構成も見事で、伏線回収の鮮やかさには何度も唸らされた。特に終盤にかけて真相が明かされていく緊張感は圧巻で、エンターテインメント・ミステリーとしての完成度はすこぶる高い。読者をぐいぐいと引き込む構成力は、まさに著者の真骨頂と言える。 一方で、強い推進力で物語を引っ張る反面、人物造形や心理描写においてやや類型的(ステレオタイプ)に感じられる部分もあった。悪役や被害者がテーマを提示するための「記号的な配置」として際立っており、登場人物の内面にもう少し複雑な葛藤や揺らぎがあれば、人間ドラマとしてさらに深みが増したのではないかとも感じる。また、社会問題への切り込みは鋭いものの、一部の場面ではメッセージ性が前に出すぎており、読者に委ねるというよりは特定の結論へ誘導されているような印象を受ける箇所もあった。 本作は法の限界、被害者遺族が抱える癒えぬ苦しみ、世論やメディアの扇動性など、現代社会の歪みを巧みに織り込みながら、「正義」と「私刑」の曖昧な境界線を鋭く問いかけてくる。もし自分が被害者やその家族の立場だったら、法による裁きだけで心から納得できるだろうか。 タイトルの「祝祭」という華やかな言葉とは裏腹に、作中には人間の醜い欲望や権力構造、社会の闇が濃密に描かれている。この対比が作品全体に独特の不穏さをもたらし毒として効いている。 非常に読み応えのある傑作だった。
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「現代版・必殺仕置人」とのオファーにより書かれたという。 私利私欲に塗れた中堅ゼネコン会長の山路領平と山路のためなら手を汚すことも厭わない秘書の妻池東司。 山路らの裏金不正を糺したために無念の死を遂げた、警視庁捜査一課刑事の春原瑠衣の父誠也など3人の課長たち。 その一人須貝...
「現代版・必殺仕置人」とのオファーにより書かれたという。 私利私欲に塗れた中堅ゼネコン会長の山路領平と山路のためなら手を汚すことも厭わない秘書の妻池東司。 山路らの裏金不正を糺したために無念の死を遂げた、警視庁捜査一課刑事の春原瑠衣の父誠也など3人の課長たち。 その一人須貝に古い恩義を感じる元敏腕刑事の探偵鳥海秋彦は、凄腕ハッカーの部下比米倉内記とともに、事件の真相を探るべく瑠衣に接近する。 明らかな疑いを抱きながら、司法の壁に阻まれる捜査当局や瑠衣たち被害者家族の忸怩たる思い。 一線を越えてしまうことに罪悪感を感じながらも、悪を成敗する達成感。 決行の場に選ばれたハロウィン当日夜の渋谷は舞台に不足なく、細工を施したアイスピックを用いた執行もオマージュ感に溢れる。
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