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日本軍朝鮮人兵士 忘れ去られた37万人
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日本軍朝鮮人兵士 忘れ去られた37万人

川口清史(著者)

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日本軍朝鮮人兵士 忘れ去られた37万人

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 かもがわ出版
発売年月日 2025/04/02
JAN 9784780313703

日本軍朝鮮人兵士

¥660

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2025/08/17

 日清戦争による下関条約で1985年に台湾は日本に併合され、日露戦闘後1910年に朝鮮が日本に併合された。併合だが、事実上の植民地支配である。この時期、日本で一番高い山は富士山(3,776メートル)ではなく、台湾の日本名「新高山(にいたかやま3,952)」、台湾名「「玉山(ぎょく...

 日清戦争による下関条約で1985年に台湾は日本に併合され、日露戦闘後1910年に朝鮮が日本に併合された。併合だが、事実上の植民地支配である。この時期、日本で一番高い山は富士山(3,776メートル)ではなく、台湾の日本名「新高山(にいたかやま3,952)」、台湾名「「玉山(ぎょくさん)」。真珠湾攻撃で有名な暗号伝「ニイタカヤマノボレ」である。  日本に併合された台湾人や朝鮮人が帝国軍人として、軍人・軍属として戦争に加担し、死亡や負傷し、軍人恩給や戦後補償もなされていない事はほとんどの日本人が知らないだろう。  本書は、日本軍朝鮮人兵士として闘わされ、または特攻で命を落とし、将校として戦犯に処せられた日本軍朝鮮人兵士の悲惨さを伝える書籍である。一方で、韓国内においても、旧日本軍朝鮮人軍人の中に将官・左官等「日帝協力者」が存在していたことが事情を複雑にし、「強制動員被害者」として社会的に支援することになりにくい現状も指摘する。また、1965年の日韓請求権協定をもって、韓国政府は日本側から5億ドルの有償無償のお金をうけとった事で容認することになったとする見解が浸透し、慰安婦問題や徴用工問題など韓国が不当に請求しているとの言説は絶えない。しかし、日韓請求権協定は日韓の国家間の関係での協定であり、韓国民と日本政府との間ではない。直接の根拠は日本の法律114号にあるが、日本の法律が他国民の権利を失わせることができるであろうか。例えば、2000年に韓国人傷痍軍人軍属に対して弔慰金・見舞金を支給する特別立法がなされたことに診られるように、明らかな人権侵害や人道にもとる状況にある場合、それを回復する措置をとるのは当然のことであり、日本政府としても対応せざるを得ない。慰安婦や徴用工問題もしかりであるが、近年多く聞かれる自虐史観から脱却できない日本人が多い中、自省史観の立場で、人権侵害に対する戦後補償をしっかり行うべきは日本である。

Posted by ブクログ