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駅と旅 創元文芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2025/03/31 |
| JAN | 9784488803155 |

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商品レビュー
3.3
11件のお客様レビュー
タイトル通り、 「駅と旅」をテーマにしたアンソロジー。 外れのなさそうなテーマだったことと 松崎有理さんの作品が読みたくて読んだけれど、 作家陣が合わなかったのか、 このテーマと短編のかみ合わせがよくなかったのか あまり楽しめなかった。 主目的だった松崎さんの作品は この本に...
タイトル通り、 「駅と旅」をテーマにしたアンソロジー。 外れのなさそうなテーマだったことと 松崎有理さんの作品が読みたくて読んだけれど、 作家陣が合わなかったのか、 このテーマと短編のかみ合わせがよくなかったのか あまり楽しめなかった。 主目的だった松崎さんの作品は この本に馴染んでいたかは別として、 個人的には面白かったので その点で価値は十分あった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
毎年同じ日に弁天島駅の入場券を購入している恋人が突然いなくなり、その日に弁天島駅へ向かう一話目。 私は自分を高く見せるような嘘を吐く人はものすごい勢いで冷めてしまうだろうな。 東京駅が戦闘ロボットになる突然のSFには危うく振り落とされそうになったけど、段々二人を応援する気持ちがうまれた。私は結構好き。 北海道にある夫の実家へ、義姉妹で乗り込む話も良かった。一緒に過ごすのに心地よい自分になれたらいいなあ。 額賀さんの明洞の話も良かった。おさまるべきところへおさまった。 最後の話でポルトガル行きたくなった。なんだろう、読んでいてイメージするポルトガルの雰囲気がすごく良かったな。
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タイトルの通り、駅と旅をテーマにした6人の作家によるアンソロジー。 と言いつつもテーマの縛りは緩めで、アンソロジーとしての統一感は中途半端な印象。 始めの2編、『きみは湖』と『そこに、私はいなかった。』は、いずれも若い女性を主人公にした青春小説。他愛もないと言ってしまえばそれま...
タイトルの通り、駅と旅をテーマにした6人の作家によるアンソロジー。 と言いつつもテーマの縛りは緩めで、アンソロジーとしての統一感は中途半端な印象。 始めの2編、『きみは湖』と『そこに、私はいなかった。』は、いずれも若い女性を主人公にした青春小説。他愛もないと言ってしまえばそれまでだが、どことなく尖った感性が仄かに感じられて悪くない。 次の『雪花の下』は、自意識過剰で家族との関係を壊しかけている中年女性が正気を取り戻していくお話。よくある話ではあるが、旅に同行する義妹の造形が絶妙でなかなか面白い。 ここまでは連作の雰囲気が保たれていたのだが、次の『東京駅、残すべし』で一変。ぶっ飛んだ世界観と作劇に、若干鼻白らむ。 『明洞発3時20分、僕は君に撃たれる』は、大衆に振れすぎてて読み流す感じ。箸休め的な。 最後、『辿る街の青い模様』は、一転純文学みたいなテイスト。ポルトガルに行ってみたくなる。
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