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桐生市事件 生活保護が歪められた街で
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桐生市事件 生活保護が歪められた街で

小林美穂子(著者), 小松田健一(著者)

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桐生市事件 生活保護が歪められた街で

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 地平社
発売年月日 2025/03/28
JAN 9784911256169

桐生市事件

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商品レビュー

3.4

12件のお客様レビュー

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2026/02/28

出版されてからほぼ一年。その後生活保護に対する自治体の状況は変化しているのであろうか?最後のセーフティーネットであるべき生活保護。イメージを変えるためには名称を変えることも必要か。意識の下で、「権利」 ではなくて、厄介な「施し」と捉えられている側面が、支給を拒むことに繋がっている...

出版されてからほぼ一年。その後生活保護に対する自治体の状況は変化しているのであろうか?最後のセーフティーネットであるべき生活保護。イメージを変えるためには名称を変えることも必要か。意識の下で、「権利」 ではなくて、厄介な「施し」と捉えられている側面が、支給を拒むことに繋がっているのではないか。住民の立場に寄り添い、気持ちが汲み取れるような自治体職員でありたい、と強く思った。

Posted by ブクログ

2026/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「生殺与奪」という言葉をこの本を読んでわかりました。保護課の職員たちの権力の大きさを改めて知りました。  「1日1000円」問題は見過ごすことのできない非常に大きな問題だと思っています。1日1000円で生活はできないことは言われなくてもわかってるのに、どうしてそうなっちゃったんですかね?  あと、衝撃を受けたのは生活保護を申請しても受理してくれなくて、お金が無くなって死んでしまったケースです。もし生活保護を受理して保護を受けさせてやればもっと生きれたのに、無念さを思うと可哀そうで、しかも亡くなった人の年齢が40歳前半で独りで死を迎えてしまって、その時の保護課の職員は今でも変わらず生きていてその時のことなどはもう忘れたようで、非常に情けなく思います。  将来、生活保護は自分の身に降りかかってくる問題なのでこの本のことを忘れずに生きていきたいです。読んでて、非常に衝撃を受けて頭に来ましたが、良い本だと思います。生活保護の相談に行ったときにこの本のことを聞いてみようかな。

Posted by ブクログ

2026/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一日1000円を毎日条件付きで生保受給者に渡していたという事件、当時ニュースをうっすら見た気がしましたが本書を読んでその呆れた実態をきちんと知ったように思います。 支援が暴力になりうるという視点(p122)。本来は福祉に関わる人たちは正しく認識しておくべき視点だと思います。 「職員が生活保護受給者を『物乞い』と見下していなければ、あんな対応できませんよ」(p164)水際で断られて認定までに福祉貸し付けでしのいでいた人の言葉は衝撃的でした。 会計年度任用職員として対暴関係経験のある警察退職者を募っていたと言うのも、もう何と言ったらいいのか、困窮してやってくる人たちをどのように見てきたのか丸わかりでその対応も思考も恐ろしすぎます。 ものすごい数の印鑑を保管していたり、勝手に支給したお金を預かって保管してたりやってることが無茶苦茶すぎ。 そしてやったことをやってないと言ったり、命令や指示ではなく「ご案内しただけ」と言い逃れしたり、読んでるだけで怒りを通り越して呆れ果てます。 当事者の方々にしてみたら、命に関わるから怒りや屈辱を感じても表に出すことは難しかっただろうとよく分かる取材がされていると思います。トラウマ体験になるほどの屈辱や恐怖を役所の窓口で味わうなんて救いがなさすぎます。(p54ほか多数) ライターと新聞記者のお二人の共著ということで著者ごとに章が交互に 書かれています。 正直、ライターの方の文体の軽さというか言い回しが馴染めず引っかかって、書いている内容が一度ですんなり入ってこない個所が多々ありました。(感情と事実が混ぜこぜすぎて客観性が失われているのではないかと思われる箇所が散見。書いていることが重いのでそういう書き味をあえて選択したのか…それとも元々そういう文体や言葉遣いの人なのか…。にわかライターである旨ご本人も断りをつけていますが…) そこが気になるのは自分だけかもしれませんし、記者の方はルポの手法で書かれているので、比べてしまってるだけかもしれませんが。 認定に関わるところで、結構知らなかったり勘違いしていたりしていたことがありました。 まず扶養照会は申請者本人が拒んでいる場合、丁寧に聞き取りし照会が不要なケースに当たらないか検討するようになったこと(p64) 扶養照会というものが手続の絶対通過儀礼ではなくなったという点。 それから、たとえ就労中であっても収入が国の定めた最適生活費を下回っていれば、その差額分は保護を受けられること。それは生活保護制度の「基本のき」であること(p160) 受給者の人でも知らない人が多いのじゃないのかと思った点です。なので受給者じゃない人や関わりがない人や関心のない人がそのようなことを知っているわけないだろうとも思いました。 闘って道半ばで倒れてしまわれた弁護士さん、水際対応で他の地域へ移転せざるを得なかった人たち、受給できずに苦しみながら亡くなってしまわれた方、読んでいてやり切れない気持ちになりました。 人の命を何と思っているのか。 酷い対応をしたのに問いただされても全く振り返りもせず、「それが仕事だから」とばかり水際対応を認めず働き続けている市職員と、普通に退職していき退職金もらった市役所の元役席の人たちの方こそ税金泥棒なんではありませんかね。 それが本書を読んで一番腹立たしく思ったことです。 そしてこのようなことがこの市のみでなく今でもどこかで行われているのではないか、と恐ろしくなります。 それと役所の窓口の丸聞こえ問題、本当に何とかしてほしい。(自分とこの役所も似たり寄ったり) このような時代でありながら、プライバシーがあったものではない(困)

Posted by ブクログ