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「野ばら」154曲の謎 伝説のテレビ番組「童は見たり」取材記録
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 音楽之友社 |
| 発売年月日 | 2025/03/26 |
| JAN | 9784276210165 |

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「野ばら」154曲の謎
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40年前に、北海道放送で制作されたテレビ番組の取材記。ゲーテの詩にシューベルトとヴェルナーがそれぞれ曲をつけた「野ばら」。子どもの頃、音楽の時間で習った。その他にも、154曲ものメロディーがあったとは…。 それにしても、なぜ今40年前の番組の取材記なのか?不思議な気持ちだが、QR...
40年前に、北海道放送で制作されたテレビ番組の取材記。ゲーテの詩にシューベルトとヴェルナーがそれぞれ曲をつけた「野ばら」。子どもの頃、音楽の時間で習った。その他にも、154曲ものメロディーがあったとは…。 それにしても、なぜ今40年前の番組の取材記なのか?不思議な気持ちだが、QRコードでそれぞれの音源が聴けるのは嬉しい。
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主題: 本書は、伝説的なテレビ番組「童は見たり」の取材班が、ゲーテの詩による歌曲「野ばら」には154曲もの異なるメロディーが存在するという謎を解き明かすため、東西冷戦下のヨーロッパを中心に世界各地を巡った取材の記録である。 旅の始まりと背景: 1986年、東西ドイツ分断の象徴チェ...
主題: 本書は、伝説的なテレビ番組「童は見たり」の取材班が、ゲーテの詩による歌曲「野ばら」には154曲もの異なるメロディーが存在するという謎を解き明かすため、東西冷戦下のヨーロッパを中心に世界各地を巡った取材の記録である。 旅の始まりと背景: 1986年、東西ドイツ分断の象徴チェックポイント・チャーリーを越え、東ベルリン国立図書館での調査から旅は始まる。冷戦下の厳しい状況が取材の背景にある。 ヴェルナーの「野ばら」と分断: 世界で最も親しまれているメロディーの作曲家ハインリッヒ・ヴェルナー。彼の故郷(東独)と終焉の地(西独)が分断され、交流が阻まれた悲劇を取材。故郷での合唱祭などを通じ、彼の「野ばら」が人々に深く根付いていることを確認する。 シューベルトの芸術歌曲: フランツ・シューベルトは、民謡風が主流だった時代に器楽的要素を取り入れ、「野ばら」を芸術歌曲の高みに引き上げた。しかし、詩の作者ゲーテにはその革新性が理解されず、作品を送り返されるなど無視された。ウィーンでの調査や、スウェーデンに現存する自筆譜の情報にも触れる。 シューマンの苦悩と革命: ロベルト・シューマンの「野ばら」は、彼の精神的な苦悩(ライン川入水未遂)や、市民革命、合唱運動との関連の中で作曲された可能性を探る。デュッセルドルフやライプツィヒでの調査。 ブラームスの「盗作」疑惑: ヨハネス・ブラームスの「野ばら」が、ライヒャルトの作品と酷似していることから生じた盗作疑惑を検証。ブラームスは他者の作品を研究・昇華させる作風であり、この曲は「編曲」として出版されたため著作権訴訟では勝利した経緯を追う。 日本の「メンデルスゾーン作」の謎: 日本で長年フェリックス・メンデルスゾーン作として歌われてきた「野ばら」が、実際には彼の作品リストに存在しないという謎。ライプツィヒなどでの調査でも作曲の証拠は見つからず、起源不明のまま日本で広まった経緯を探る。ナチスによるメンデルスゾーン排斥の歴史も背景として語られる。 ベートーヴェンの幻の「野ばら」: ベートーヴェンがゲーテの詩「野ばら」を作曲しようとしていた痕跡(遺稿のスケッチ断片)を発見。難聴と闘いながら「第九」と並行して構想していた可能性。他者によって断片から完成された「ベートーヴェンの野ばら」が存在したことも明らかになる。 世界に広がる多様な「野ばら」: ポーランド(モニューシュコ)、アルメニア(メリクヤン)、ベルギー(リラント)、ハンガリー、イギリスなど、世界各地で歌われる知られざる「野ばら」を発掘。オペレッタ(レハール)や他の作曲家(ツェルターなど)による作品も紹介されるが、「154曲」の根拠は依然不明。 結論: 取材を通して、「野ばら」が時代や国境、政治体制を超えて人々の心に響き、歌い継がれる普遍的な魅力を持つ歌であることを再確認する。詩に込められた人間愛と残酷性が、多様なメロディーを生み出した源泉である可能性を示唆。
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