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天使も踏むを畏れるところ(上)
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2025/03/26 |
| JAN | 9784103328148 |
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天使も踏むを畏れるところ(上)
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
第二次世界大戦で焼け落ちた明治宮殿。戦後15年経った後にようやく新宮殿を造営することになり、それに関わった建築家の村井俊輔(吉村順三がモデル)とその周囲の人々を丁寧に描いた作品。 題材がとても興味深いのと、小説としても面白いには面白いのだが、描写が丁寧すぎて、退屈だなぁとどうし...
第二次世界大戦で焼け落ちた明治宮殿。戦後15年経った後にようやく新宮殿を造営することになり、それに関わった建築家の村井俊輔(吉村順三がモデル)とその周囲の人々を丁寧に描いた作品。 題材がとても興味深いのと、小説としても面白いには面白いのだが、描写が丁寧すぎて、退屈だなぁとどうしても思ってしまう部分も多い。 建築が好きな人にはおすすめ。吉村順三、東山魁夷、谷口吉郎、丹下健三等を明らかにモデルにした人物が出てくる。 ただ皇居の宮殿は一般人が入ったり近くで眺められるような種類の建物ではないため、小説にある設計の検討過程と実際に建築された建物との「答え合わせ」が読みながら出来ないのが、少し辛いなあと思った。 昭和天皇が敗戦後15年間も、「御文庫」という、戦争の爆撃を生き延びるためだけにつくられた防空壕のような、住み心地最悪のコンクリート構造物に住んでいたとは全く知らず、とても驚いた。 また戦前は現御神であった天皇の存在が、戦後には「象徴」と形を変えたことで、象徴としての天皇を示すにふさわしい皇族のあり方を踏まえた宮殿の設計、というテーマがとても面白いと思った。 皇居に面したオフィスで、毎日皇居を見ながら仕事をしているだが、そんなふうに皇居の中の建築について考えたことがなかったので、目から鱗だった。
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先の大戦後、新しい皇居=新宮殿がいかなる顛末で建てられたのか、建築家をはじめ宮内庁の職員、侍従など、その難事業に関わった様々な人々の生き様を交えながら、事実をベースにフィクションとして再構築して描く、なんとも濃厚な物語。 天皇家の面々の一般人には見えなかった姿も(それが事実かは別...
先の大戦後、新しい皇居=新宮殿がいかなる顛末で建てられたのか、建築家をはじめ宮内庁の職員、侍従など、その難事業に関わった様々な人々の生き様を交えながら、事実をベースにフィクションとして再構築して描く、なんとも濃厚な物語。 天皇家の面々の一般人には見えなかった姿も(それが事実かは別として)赤裸々に描かれていて、戦後新しい皇室を模索しながらも、“民間”ではない戦前の皇室と、“民間”を受け入れた戦後の皇室の軋轢などはさもありなんと思わされた(美智子様、雅子様の苦労よ。。)。 しかし、主要な人物の個人的な生き様まで詳細に記述されるため、あれ?これ新宮殿建てる話しだよな?と本題どこいった状態になりがち。まぁそれはあとで、そういう人だから、そういう思考をするのだと納得に繋がるわけだけど、それにしても本題の進みが遅すぎたのがもったいなかった(まだ下巻あるし)。
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名前は変えているが実物の登場人物をもとに戦後の新宮殿造営計画の史実を淡々とフィクションとして描く小説。 建築好きとしては堪らないし、上巻は確かに螺旋階段のように登場人物の生まれや育ちにまで立ち戻って描いているが、読み進むとそれが必要不可欠な要素だったとわかる。 早く階段を駆け降り...
名前は変えているが実物の登場人物をもとに戦後の新宮殿造営計画の史実を淡々とフィクションとして描く小説。 建築好きとしては堪らないし、上巻は確かに螺旋階段のように登場人物の生まれや育ちにまで立ち戻って描いているが、読み進むとそれが必要不可欠な要素だったとわかる。 早く階段を駆け降りる下巻が読みたい。 恒例の著者インタビューは、建築家堀部安嗣さんとの対談 松家仁之『天使も踏むを畏れるところ』刊行記念 住宅、そして宮殿――吉村順三ののこしたもの (以下抜粋) 以前、橋本治さんと対談したときに、橋本さんが、小説とはつまるところ鎮魂なんだとおっしゃっていたんですね。過去に生きた人たちがどのような人生を送り、何を感じて去っていったのか、これを丹念にたどって描くことでその人を鎮魂する──それが小説の役割なんだとおっしゃっていたことを思い出しました。 建築というのは向こう三軒両隣を意識しないとダメだとおっしゃったことです。 つまり吉村さんの設計は人間のスケール、合理性と切り離せないものになっているわけです。 つまり、広場に面する建物のスケール感はそれ以上足すことも引くこともできない絶妙な寸法でできている。そしていい意味できわめて機能的で即物的にできている。船って恣意性のない機能的で即物的なフォルムが基本となっていますがそれゆえに船を感じさせるのでしょう。 かなり抑制された文章で書かれているように感じました。 同時に、村井俊輔の建築思想と松家さんの文体が見事に重なっている感じもしました。作中で村井が「オリジナリティなんていうものは、ないんだよ」と言いますが、これは松家さんご自身の言葉でもあるんでしょうね。 大江健三郎さんはアンビギュアス(両義性)という言葉を大事にした小説家でした。私もできれば、人間をめぐるあらゆる出来事や物語を両義的に考えたいんですね。私たち日本人は天皇制という問題設定を前にすると、肯定か否定かの二項対立でとらえてしまいがちなんですが、そのあわいに立つことで見えてくるものがあるのではないか、そここそを書きたいと思ったんです。
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