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古典としての旧約聖書 増補 ちくま学芸文庫
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古典としての旧約聖書 増補 ちくま学芸文庫

月本昭男(著者)

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古典としての旧約聖書 増補 ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2025/03/12
JAN 9784480512949

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古典としての旧約聖書 増補

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2025/04/14

旧約聖書の普遍性と古典性 単なる宗教文書を超え「すべての人の古典」「人類の古典」としての普遍的価値を持つ 筆者は旧約聖書の普遍性について「きっぱりと『然り』」と断言 歴史叙述の特異性 単なる出来事の記録ではなく、信仰の視点から神と民の関係性を解釈 「罪と罰」「恩寵」という神...

旧約聖書の普遍性と古典性 単なる宗教文書を超え「すべての人の古典」「人類の古典」としての普遍的価値を持つ 筆者は旧約聖書の普遍性について「きっぱりと『然り』」と断言 歴史叙述の特異性 単なる出来事の記録ではなく、信仰の視点から神と民の関係性を解釈 「罪と罰」「恩寵」という神学的観点を通した歴史理解 「眼には見えない神の慈悲を見きわめようとした信仰の記録」 出来事を多角的視点から捉える特徴 預言者の批判精神 同時代の政治・社会・信仰のあり方に対する厳しい批判 ホセアによる北イスラエルの外交政策やバアル崇拝への批判 権力者の内面や民の堕落した信仰を根源的に問い直す姿勢 苦難の意味と多様な解釈 苦難は神の裁きや人間の罪の結果として理解される一方 ヨブ記のように因果応報的理解を超えた苦難の存在も示唆 ヤコブ、エレミヤ、ヨブなど苦難に対する多様な視点の提示 契約という概念の重要性 神とイスラエル民との関係を規定する重要な概念 シナイ山での契約は「今日のわれら」と結ばれた現在的契約として理解 「全心全霊をもって神ヤハウェを『愛する』こと」が求められる 他文化との比較 ギルガメシュ叙事詩との友情観の比較 旧約聖書には体系的な友情論はなく、「友」と「隣人」の概念が文脈によって使い分け ダビデとヨナタンの友情は神の前で結ばれる契約としての性質 普遍主義と民族主義の葛藤 唯一神ヤハウェが全民族の神という普遍主義的視点と選民意識に基づく民族主義的視点の共存 ルツ記はモアブ人女性ルツを肯定的に描くことで狭隘な民族中心主義を批判 重要なアイデアと事実 創世記3章15節解釈: キリスト教では蛇に対するキリストの勝利の予表として重視(ユダヤ教では伝統とならず) 預言者の政治的役割: 国内外の政治情勢を鋭く洞察し、安易な外国依存や妥協的外交政策を批判 レーヴィットの歴史観批判: 近代の直線的歴史観がナチズムのような全体主義を生む危険性を指摘 ヤコブの生涯: 人間的弱さや狡猾さを描きながらも神の約束と導きによって生きる信仰者の姿を示す ホセアの預言: イスラエルのバアル崇拝を「淫行」と見なし、政治批判と宗教批判を重ねる ルツ記の意義: 異邦人女性を主人公とすることで排他的民族主義を批判し、ダビデの系譜に異邦人の血が繋がる事実を強調 結論 旧約聖書は単なる古代の宗教文書ではなく、普遍的な人間存在の古典として再評価される。歴史・預言・知恵文学・物語など多様なジャンルを通して、人間の根源的問い、神と人との関係、民族のアイデンティティが掘り下げられており、現代社会においても色褪せない意義を持つ。

Posted by ブクログ