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パラレル・フィクショナル 予知夢の殺人 祥伝社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
| 発売年月日 | 2025/03/12 |
| JAN | 9784396351106 |

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パラレル・フィクショナル 予知夢の殺人
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
刻子と甥の素央は、惨劇の夢を見る。 親族8人の集う別荘で、刻子以外の全員が命を落とすのだ。 2人には、「確定している未来を事前に夢に見る」という予知能力がある。 殺されるはずの素央は別荘に行かず、惨劇は回避された……はずだったが? 西澤保彦さんお得意の特殊設定ミステリです。 ...
刻子と甥の素央は、惨劇の夢を見る。 親族8人の集う別荘で、刻子以外の全員が命を落とすのだ。 2人には、「確定している未来を事前に夢に見る」という予知能力がある。 殺されるはずの素央は別荘に行かず、惨劇は回避された……はずだったが? 西澤保彦さんお得意の特殊設定ミステリです。 今回は複数人の予知能力を持った登場人物による話。視点の違う予知能力者による惨劇の回避行動。しかし、夢に見た時点だとまだ自分が何を思ってそんな言動をとっているのか分からないというのがまた面白い。誰の行動や意図がどう影響して、現実がどう変化していったのかが見どころです。 他の人も書いていますが、登場人物が多くて血縁関係もごちゃごちゃしているうえ、全員冒頭で一気に登場するので、誰がどういう立ち位置で視点人物から見てどういう関係の人間か、ちょっと分かりづらいかも。
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作者が特殊設定ミステリの第一人者と呼ばれていることを初めて知ったけど、確かに予知夢という能力を、ロジカルに整理しつつ、とても面白く作品に組み込んでいて良かった。 序盤は登場人物達の複雑なキャラクターと関係性とにまごつき、少しオヤジくさい文体に萎え…というのはあったものの、展開が進...
作者が特殊設定ミステリの第一人者と呼ばれていることを初めて知ったけど、確かに予知夢という能力を、ロジカルに整理しつつ、とても面白く作品に組み込んでいて良かった。 序盤は登場人物達の複雑なキャラクターと関係性とにまごつき、少しオヤジくさい文体に萎え…というのはあったものの、展開が進み始めてからはノンストップで楽しく読めた。 例えば読者も探偵として参加するとか、社会的なメッセージを読み解くとか、単純に物語を楽しむとか、ミステリにおける、読者と作品との付き合い方は色々あると思うけれど、 本作に関してはそれがいまいち定まらないまま、設定の提示と状況の説明で物語が進み、気づいたら終わった…というのが少し残念なような気もするけど、そもそも短い作品だし楽しんでたし、まあ全然いいかという気もしている。
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「確定している未来の事象を事前に幻視する」予知夢を見る能力を持つ久志本刻子と甥の素央は、謎の殺人鬼による一族に起こった惨劇を夢に見る。未来は変えられるかもしれない、と一縷の望みをかけて惨劇の場に顔を出さない、という選択をした素央の行動によって、惨劇は回避された。何故、惨劇は回避さ...
「確定している未来の事象を事前に幻視する」予知夢を見る能力を持つ久志本刻子と甥の素央は、謎の殺人鬼による一族に起こった惨劇を夢に見る。未来は変えられるかもしれない、と一縷の望みをかけて惨劇の場に顔を出さない、という選択をした素央の行動によって、惨劇は回避された。何故、惨劇は回避されたのか。ふたりはお互いに見た夢の答え合わせをはじめるのだが――。 というのが、本書の導入。他の能力では代替できない『予知夢』だからこその『殺人』の形を描いた傑作だと思います。個人的には著者の作品群の中でも、かなり好きな作品です。一筋縄ではいかない複雑な構成によって放たれるラストの強烈な一撃にミステリ的な快感を覚えると同時に、『らしさ』全開の人間心理のどうにもならなさを浮かび上がらせて魅力的です。このラストの『動機』は、西澤保彦作品でしか味わえないものではないかな、と思います。構造はどこまでも美しく、心はどこまでも歪な世界に、あなたもぜひ絡め取られてみてください。
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