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P町の親子たち 光文社文庫
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P町の親子たち 光文社文庫

宮口幸治(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2025/03/12
JAN 9784334105747

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P町の親子たち

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2025/05/30

著者が児童精神科医なので、子どもの描写はとてもリアル。まさに我が子(ADHD,ASD)という感じ。 ただ、私は子どもを取り囲む大人たちの心理描写についてはあまり共感出来なかった。唯一共感できたのは3話の母親。知識として発達障害のことは知っている、発達障害の子どもも普段から接してい...

著者が児童精神科医なので、子どもの描写はとてもリアル。まさに我が子(ADHD,ASD)という感じ。 ただ、私は子どもを取り囲む大人たちの心理描写についてはあまり共感出来なかった。唯一共感できたのは3話の母親。知識として発達障害のことは知っている、発達障害の子どもも普段から接している。自分の子どもも恐らく何らかの障害だろう。でも、自分の子どもの事となると的確、冷静な判断ができなくなる。あの揺れ動く気持ちは、読んでいても自分の経験と重なり、心が痛くなった。また、診断が下されたからと言って、1話、2話の母親のようにすぐに前向きになれる訳ではない。受け入れる迄には相当の葛藤がある。物語だからと思ってもそこに違和感を感じてしまった。 あと、2話に出てくる社会福祉士の有資格者。社福士を生業にしている人でなくてよかった。自分の価値観で他者を評価しないということ(非審判的態度)は、学生の時に煩いくらいに言われる。虐待が行われているに違いないと思いながら接したら何だって虐待に見えてくるのが人間というものだ。あの社福士は仕事の事にしても自分本位すぎると、同じ資格所持者として怒りすら覚えた。 全体としていえば、発達障害の子どもとその周辺人物について、入門書として読む分には手軽でいいかもしれないと思った。なので星3つと評価させて頂いた。

Posted by ブクログ

2025/05/04

この本を読むのは、宮口さんの専門書を読んでからにしよう そう思ってシリーズかなり読んで、いざ!と思って読んでみたら 正直な話 専門書の方がずっとずっと面白いですし学びになります なんにも知らないで読んだ方がいいかもしれない 読むなら一番最初かな

Posted by ブクログ

2025/04/05

それぞれ障害を持つ親子の物語である。 3話あるが、どれも母親の方が我が子の問題に気づき、もしかしたら…と専門医に診せてわかるのであるが、これはずっと付き合っていかなければならない問題でもあり、どのように理解して上手く生活していくかがいかに大切かということがわかる。 物語というより...

それぞれ障害を持つ親子の物語である。 3話あるが、どれも母親の方が我が子の問題に気づき、もしかしたら…と専門医に診せてわかるのであるが、これはずっと付き合っていかなければならない問題でもあり、どのように理解して上手く生活していくかがいかに大切かということがわかる。 物語というよりも実際にある例を記述したような感じである。 第1話では、小学4年の息子が塾に通っているにも関わらず成績も悪く、学校生活でも友だちとの会話が成立できてないのでは…ということから境界知能(IQ70〜84)であることがわかる。IQ69以下が知的障害とされるが、境界知能は気づかれにくく、思うように生成も伸びずにしんどくて辛い。 第2話は、注意欠如・多動性(ADHD)という発達障害である。IQは92で知的に問題はなくても不注意から学業不振につながることもあるが、落ち着きのなさから不注意と多動性の両方があると親からすれば常に振り回されている状態である。 第3話は、自閉スペクトラム症(ASD)で対人関係のしんどさやこだわり、間隔過敏などが見られ同級生とのトラブルもある。夫も医療従事者であり、自分も精神科医であるが、自身も癌の手術を受けた後で尚且つ旦那の父が認知症で母が脳出血で倒れるということで、しばらくは仕事を辞めて息子と向き合うことに。

Posted by ブクログ

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