1,800円以上の注文で送料無料

ボタニカ 祥伝社文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-01-01

ボタニカ 祥伝社文庫

朝井まかて(著者)

追加する に追加する

ボタニカ 祥伝社文庫

定価 ¥1,298

880 定価より418円(32%)おトク

獲得ポイント8P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗受取なら1点でも送料無料!

店着予定:12/10(水)~12/15(月)

店舗到着予定:12/10(水)~12/15(月)

店舗受取目安:12/10(水)~12/15(月)

店舗到着予定

12/10(水)~12/15

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

12/10(水)~12/15(月)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2025/03/12
JAN 9784396351076

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

12/10(水)~12/15(月)

ボタニカ

¥880

商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/09/17

実在の人物をもとにした小説はあまり読んでこなかったのだけど、高知旅行をきっかけに読んでみたらとても面白かった!ただひとつ、旅行の前に読んでおけばよかったーと後悔! とにかく植物に夢中で、幼い時から死ぬまでずっと植物に触れて、学びつづけた富太郎。本当にまっすぐで純粋で子供のようで、...

実在の人物をもとにした小説はあまり読んでこなかったのだけど、高知旅行をきっかけに読んでみたらとても面白かった!ただひとつ、旅行の前に読んでおけばよかったーと後悔! とにかく植物に夢中で、幼い時から死ぬまでずっと植物に触れて、学びつづけた富太郎。本当にまっすぐで純粋で子供のようで、何かにここまで夢中になっている人は周りを惹きつけるよねぇ。人生は誰と出会うかだ、と作中で富太郎も言うとおり、大学から富太郎を追い出す人もいれば、支援する人も現れる。学者は学問をすることにのみ価値がある、と派閥争いや地位を得るための御機嫌取りをいっさいしない富太郎は、人に教えることも好きで自分の知識を老若男女かかわらず教授することを厭わない。その姿勢のために長い間苦労したけれど、だからこそここまでの功績をおさめられたのだろうなぁ。 こんな人が身内にいたら苦労は尋常じゃないはずだけど、富太郎を支えつづけたスエさんと子供たちら家族の絆も素晴らしい。個人的には、いとこの猶さんの懐の広さがとてつもなく、猶さん側の物語が読みたい。作中には森鴎外や南方熊楠など出てくるので芋蔓式に読みたい本が増えた!

Posted by ブクログ

2025/09/02

牧野富太郎の一生を描く物語ではあるが、加えて学問の本質とは何かということが問われていると思った。 牧野自身はかなり賛否両論な人柄だな〜と。 植物のためなら湯水のごとくお金を注ぎ込むし、世間の常識も自分の意思と違えば無視。 それでも周りに人が集まるのは、植物に対する一途さと実績、...

牧野富太郎の一生を描く物語ではあるが、加えて学問の本質とは何かということが問われていると思った。 牧野自身はかなり賛否両論な人柄だな〜と。 植物のためなら湯水のごとくお金を注ぎ込むし、世間の常識も自分の意思と違えば無視。 それでも周りに人が集まるのは、植物に対する一途さと実績、そして本人の愛嬌なんだろうな。 個人的には学問に対する牧野の考えが凄く共感できた。権威や名声を気にして、学問を極めるという本来の目的を見失う人がいる中で、植物の知見を日本中に広めるという大義のもとに自分を貫く姿勢はとても尊敬できた。 以下、印象的だった文章 「教えることは、自らで何かに辿り着く瞬間を辛抱強く待つことである。」 「いつ役に立つか判然とせぬものを大切に見つめて考えて、この世に残していくのが学問というものです。」

Posted by ブクログ

2025/07/26

凄まじい額の借金を作り、女に手を出し、妻子に苦労をかけて、なお自由に生き続け… なんて奴なの!と思うのに、あまりに真っ直ぐな生き様や、子どものように好きなことにのめり込む姿が憎めなくて。周囲を魅了し続ける人って、きっとこんな風にどこかとんでもない部分があるんでしょうね。 この作品...

凄まじい額の借金を作り、女に手を出し、妻子に苦労をかけて、なお自由に生き続け… なんて奴なの!と思うのに、あまりに真っ直ぐな生き様や、子どものように好きなことにのめり込む姿が憎めなくて。周囲を魅了し続ける人って、きっとこんな風にどこかとんでもない部分があるんでしょうね。 この作品を読む前の、勝手に想像していた牧野富太郎の人物像とはまったく違う、でもやっぱり魅力的な人物が優しく豪快に生きていました。 ただ、読んでいる間中、富太郎が湯水のように使っていくお金を想像してはぞっとしなくてはいけませんでした…貧乏性なので… 読後、高知の牧野植物園に行きました。ムジナモの花が咲いていました。

Posted by ブクログ