カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記

古舘佑太郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎
• 発売年月日: 2025/03/12
• JAN: 9784344044159

商品レビュー

2025/12/14

ネガティブな心持がだんだんアクティブになっている。もうこんな旅は自分にできないと思うと、とてもうらやましいよ。人のお金であっても、お金があればリスクを避けることもできる。旅はするものだね。

2025/12/13

audible 。潔癖症でヘタレなミュージシャンがカトマンズに行ってこいと先輩に蹴り出された。費用は持つからと。
旅も嫌いで「帰りたい帰りたい」と何度も思いながら東南アジアからインド、スリランカなどをバックパッカー旅。2ヶ月間、その日々をずっと日記に書きしるしたものを本にした。
わろたわろた。クスッと、ワハハと笑いの連続だった。こんな旅行記もあるんだ。
調べてびっくり。古舘伊知郎の息子じゃった。

2025/12/03

東南アジアの旅行記ってなんでこんなに面白いんだろう。美しいヨーロッパの国々や、例えばアメリカなんかの旅の日記には全然興味が持てないけれど、アジアやインド、アフリカの話はどうも面白くてたまらない。

東京生まれ東京育ち、潔癖症、旅嫌い。あまりにも行き先とのギャップがありすぎる。よく無事で、それも晴れ晴れとした気持ちで帰って来たなあと感心してしまう。
本当に率直に書かれていて、旅先での名所や料理を全然褒めないのが面白い。疲労や不安に苛まれる姿は可哀想なんだけれど、どちらかというと山口さん（旅に送り出した張本人）の気持ちで読んでしまい、ニヤニヤしながら楽しんでいました。

ベトナムとカンボジアは私も行ったことがあって、親切すぎるバイクタクシーのおじさんに無事ぼったくられたり、ベトナムのお湯が出ないホテルで22歳の誕生日を祝ってもらったり、カンボジア滞在中ずっと下痢をし続けたり（それでもアンコールワットの朝焼けは素晴らしかった）、
私が知っているほんの1部のアジアの景色も思い出させてくれた。
あの頃は若かったから行けたけれど、今はもう無理かもしれないなあ。だからこそ、本で色んな人の旅路を、それこそ女性ではなかなか厳しいような旅路を覗かせてもらえてありがたい。

旅を経て、一瞬考え方が変わったように見えた古舘さんが数ヶ月経って元に戻っていく姿も等身大で微笑ましい。憎めない、人たらしな人柄が文章から伝わってくる。それでもこの本が世に出たことできっと何かが変わったんじゃないだろうか。バンドの曲も聞いてみようと思った。