アニマルQ 動物医の不思議な世界

野村潤一郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 世界文化社
• 発売年月日: 2025/02/27
• JAN: 9784418255009

商品レビュー

2025/04/17

面白かった！
母に教えてもらって読んだ婦人画報の連載で著者を知って、その文章が面白かったからすぐに本も購入。
不思議なお話しが多かったけど、なんでかこの先生にならこういうことが起こりそうと自然と思えて、違和感なく楽しく読めた(o^^o)

2025/03/24

1. 虫採集と人魂
- 著者は、幼少期の虫採集の経験について述べている。
- 昔は虫を採るために網を振ることに情熱を持っていたが、現在は昆虫をお金で購入できるため、虫採集のスタイルが変わった。
- 高級網の本当の目的は「人魂」を捕まえることだと告白している。

2. 幼少期の体験
- 幼少期に親戚の家で過ごした時、自然豊かな環境で様々な生物を目にした。
- 特に、青く光る不思議な現象を観察したが、それが「人魂」と呼ばれるものであるかは不明。
- 見たものを追究しなかったことを後悔している。

3. 人魂に関する研究
- 人魂の正体には多くの仮説が存在する。
- 地中の死体によるリンの燃焼説
- フラズマ説
- 球電説、蜃気楼説など
- どの説も全ての現象を説明するには不十分であり、著者は人魂の存在を疑問視しつつも面白さを感じている。

4. 家畜とペットに対する愛情
- 家畜（特に犬、猫、フェレット）の魅力について述べている。
- 家畜が精神的に幼形成熟の生き物であり、飼い主を親として認識することが愛情の根源であると考えている。

5. 特異な動物飼育の経験
- 過去には特定動物の飼育に関する規制が緩かったため、様々な危険生物が持ち込まれた。
- ベンガルヤマネコやシンリンオオカミなど扱いが難しい動物も経験してきた。
- その中で唯一扱いやすかったのは「ソロモン」という名のシマスカンクだった。

6. 動物飼育の現実
- 著者は40年間の動物飼育の経験を振り返り、家畜が家族の一員になることの重要性を強調している。
- 動物の飼育に関する文化や規制の変化についても言及している。

7. 動物との関係
- コロナ禍における犬との関係の変化について懸念を示している。
- マスクや感染症の影響で、人間と犬のコミュニケーションが損なわれることに対する危機感がある。

8. 結論
- 本書を通じて著者は、動物との関係性や飼育の楽しさ、またそれに伴う責任を再確認している。
- 動物との生活がもたらす喜びや、彼らが人間に与える影響について深く考察している。