人生を好転させる茶道の教え 気軽に始める「テーブルスタイル茶道」

土屋瑠美(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2025/02/26
• JAN: 9784093891936

商品レビュー

2025/07/28

図書館で。テーブルスタイル茶道の創始者のお話。大人になっても，大人だからこそ学ぶことで自分を見つめることができ，自分を進歩させることができる。体や心の構えは小さい頃に身につけておくことが本当に大切だ。大人になってからはなかなか身につける機会がない。身についていないと恥をかいたり，聞こえない見えないところで笑われている（同情されている）。テーブルスタイル茶道のいいところは毎日できる。毎日集中できること。茶道の心得はないが，毎日，心を落ち着かせて一服の茶を喫するようにしてみる。何か変化があるかも。

2025/04/25

借りたもの。
時代に合わせた――現代日本の生活様式に合わせた――茶道……すなわち「テーブルスタイル茶道」を提案した、土屋瑠美女史の本。
テーブルスタイル茶道のお作法について、といったハウツー本だけではなく、茶道に集約された――むしろ茶道が基準である――日本の精神について提言されている本だった。
少し前に話題になっていたが、習い事の謝礼はピン札がマナーだと教わっていた身としては、それを疑問視する声に寧ろ疑問を覚えていた。( https://x.com/naoko705_1013/status/1849803999018643965 )
「月謝の渡し方」(p.174～)にて‘日本人は大切なものをあえて見せるのではなく、包むという文化を大切にしてきました(中略)丁寧な敬いの心が込められる素敵な習慣(p.175)’という言葉に私は感動する。

特に、コスパ・タイパという言葉が話題になる現代への苦言…のようにも思えた。
堅苦しい、遠回りだと思われてしまう、礼節の所作や学び。その重要性を再確認する次第。
寧ろ相手への感謝・礼節が様式化されているが故の洗練さとは、それこそタイパ・コスパではあるまいか？
形骸化したら無意味でこそあるが。

clusterにて、椿の会メタバース茶道部で紹介。
2025/2/27 第14回 椿の会メタバース茶道部 書籍出版記念スペシャルイベント
( https://cluster.mu/e/0fb7eaaf-d1d9-40c3-92b8-fb6d5bc1149d )