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うまれることば、しぬことば 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2025/02/20 |
| JAN | 9784087447422 |

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うまれることば、しぬことば
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商品レビュー
4.1
20件のお客様レビュー
去年の夏、ねこのしおり欲しさにナツイチを買い漁っていたのですが、そのうちの一冊がこの本でした。 久しぶりに手に取ったのは、酒井順子さんの 「うまれることば、しぬことば」。 酒井さんの本は、20代後半の頃によく読んでいました。 あの観察力と分析力の鋭さがとにかく気持ちよくて、 「...
去年の夏、ねこのしおり欲しさにナツイチを買い漁っていたのですが、そのうちの一冊がこの本でした。 久しぶりに手に取ったのは、酒井順子さんの 「うまれることば、しぬことば」。 酒井さんの本は、20代後半の頃によく読んでいました。 あの観察力と分析力の鋭さがとにかく気持ちよくて、 「自分の頭まで良くなったんじゃないか?」という錯覚を起こさせてくれる作家さん。 (実際はそんなことはないのですが……) 読了後、久しぶりにあの快感を思い出しました。 かなり久しぶりに読む酒井順子さんでしたが、 その洞察力は相変わらず底知れず、むしろさらに磨きがかかっているように感じます。 「なるほど」「たしかに」と頷かされる場面が多かった中で、特に印象に残ったのが、次の二つのコラムでした。 ①「黒人の人」と「白人」 このコラムの中に、こんな一節があります。 “継承は、基本的には相手への敬意を表現するためのものです。が、同時にそれは、自分の周囲にバリアを張る役割をも担っています。他者を「さん」づけで呼べば、「さん」二文字分の心理的な距離が、相手との間には開く。敬称は、「私はむやみにあなたの陣地に入りませんから、あなたもこちらに入ってこないでね」という意思表明にもなるのです。” 読んだ瞬間、 「それ、私のことじゃない?」 と、深層心理を見透かされたような気分になりました。 私は、どんなに親しい人であっても「さん」づけをやめられません。 長い社会人生活を振り返っても、「佐藤(仮)!」と呼び捨てにしたことは一度もないし、年下の人に対しても必ず「さん」をつけます。 自分では「子分気質だから、腰を低く見せておきたいんだろうな」くらいに思っていたのですが、その正体が“心のバリア”だったとは。 言われてみれば、納得しかありません。 別に後ろめたいことがあるわけではない。 でも、他人にズブズブとパーソナルスペースに踏み込まれるのは、どうしても苦手。 空気を読まずに土足で踏み込んでくる人には、 「親しき仲にも礼儀ありって言葉、知らないのか?」 と心の中で叫んでしまいます。 自分の領域に敏感な分、他人の領域にも踏み込まないよう、かなり慎重になるタイプ。 だからこそ、親しくなったからといって「さん」を外すことはできません。 他人と自分の間に一線を引くための「さん」。 これはきっと、一生使い続ける言葉なのだと思います。 ②「OL」は進化するのか いつからでしょう。 自分のことを「OL」と呼ばなくなりました。 おそらく、子どもを産んでからは「ワーママ」と呼ぶようになったのだと思います。 でも、それも次第に違和感を覚えるようになりました。 カタカナで表現されることで、妙な軽さが出てしまう気がして。 仕事も母親業も、どこか中途半端に見えてしまうのは、気のせいでしょうか。 このコラムでは、働く女性の呼び方を時代ごとに振り返っています。 呼び方一つで、社会が女性をどう見てきたのかが浮かび上がる。 それは、世の中の希望や理想を映し出す鏡でもあるのです。 女性の働き方は、目まぐるしく変化してきました。 それはきっと、多くの女性たちが社会と戦い、少しずつ新しい立場を勝ち取ってきた結果なのだと思います。 このコラムを読んでいて、ふと思い出した出来事がありました。 ある日、弊社から5名ほどで取引先へ打ち合わせに行くことになったのですが、そのうち3名が子育て中でした。 移動に1時間半ほどかかる場所で、朝8時集合はなかなか厳しい。 そこで、集合時間を9時半に変更できないか、先方に相談することになりました。 その際、リーダーが送ったメールの一文に、私は引っかかってしまいました。 「弊社は主婦が多いので、集合時間を9時半にしていただきたいのですが、可能でしょうか」 ――「主婦」。 この言葉に、妙なノスタルジーを感じたのは私だけでしょうか。 どこか“職業婦人”に近い響きがして。 他のメンバーに聞いてみると、 「ジェンダーの問題もあるし、“主婦”って言い方は今どきじゃないよね」 「先方が気を悪くする可能性もあるし、別の言い方にしてほしかった」 という声が返ってきました。 では、「主婦」に代わる言葉は何が適切だったのか。 私が思ったのは、「子育て中のメンバー」でした。 もちろん、これでも不満を持つ人はいるかもしれませんが……。 言葉には、その人の価値観や、普段は表に出ない思いが滲み出てしまう。 酒井順子さんは、そんな小さな違和感を瞬時にすくい上げ、別の事象と並べて比較し、そこに潜む人間の深層心理を鮮やかに言語化してしまう。 正直、私だったら―― この違和感、きっと見過ごしていたと思います。 だからこそ、「ああ、やっぱり酒井順子さんの文章は面白い」と、久しぶりに思わされた一冊でした。
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普段から何気なく話したり、聞いたりしている言葉のちょっとした違和感を鋭く突っ込んで、掘り下げ、解説してくれる。 言葉なんて平安時代から流行り、廃りがあるものと軽く受け流していたが、言葉の影響は私達の歴史や慣習までも変えてしまうとしたら、これからは何気なく口にする言葉に敏感でありた...
普段から何気なく話したり、聞いたりしている言葉のちょっとした違和感を鋭く突っ込んで、掘り下げ、解説してくれる。 言葉なんて平安時代から流行り、廃りがあるものと軽く受け流していたが、言葉の影響は私達の歴史や慣習までも変えてしまうとしたら、これからは何気なく口にする言葉に敏感でありたいと思った。
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そうですね。「負け犬」で一世を風靡したエッセイストが「ことば」の栄枯盛衰をじっくり考察。穂村弘による解説含め、唸らされっぱなしでした。
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