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意識はどこからやってくるのか ハヤカワ新書040
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2025/02/19 |
| JAN | 9784153400405 |
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意識はどこからやってくるのか
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商品レビュー
3.6
13件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルの通り、意識はどこからやってくるのか。 死んだらどうなる、と同様、簡単なようでずっと解けない謎。ただし研究者も手をこまねいているわけではない。 脳をいくら切り刻んでも意識を摘出することはできない。では、どのように意識を捕まえるのか。実際には、脳をごく薄くスライスし、その断面に現れる神経線維を観察し、同じような配線を電子的に作り上げ、脳の働きをシュミュレーションできる、疑似脳、電子脳のようなものを作りそれで研究を重ねる、というプランがあるそう。 また、脳を機能学的に電子情報として読み取り、外部スト―レージに複写してその働きを調べる、という方法も提示される。 本書の中でいくつか仮説が提示されていて、右脳左脳をつなぐ脳梁に電子信号を読み取るチップを挟み、脳のあらゆる情報処理を電子的に読み取れば、脳の働き引いては意識とは何かに肉薄できるのではないか、とする。 本書は、思考実験の塊のような本なのだが、いろいろな仮説をあてはめられるのが楽しい。 「もし、脳の中の情報をすべて電子的にコピーできたとする。そうすると、私と私コピーができることになる。これは両方とも私なのか」。本書では、同時に存在する私は一人だから、コピーの方は偽物、と論じる。別に読んだ量子論をあてはめれば、「あるようでない」「観測しようとすると性質が変わる」「マルチバース」という視点で見れば、別に私が何人いても矛盾はしないのでは、と思う。(複数の同一人格が同じ宇宙にいてはならん、ということか) また、同時に存在しない、というのは時間的に、という視点からも述べられるのだろうと思うが物理学的には時間は存在しない…。(「時間は存在しない」カルロ・ロベッリ)となると、これはまさに持続する意識を前提にした話ではないか。(意識は連続して存在するのだからそれと矛盾しない時の流れ、を想定せざるを得ない) 意識の問題から、私とは何か、人格とは?生命とは?という問題にもつながる。 コンサルタントのような仕事をしている私が悩んでいる、「どうして人は変われるのか」にもつながる。意識は連続していて、一定の不変性を持っている。その意識を抱えたままで人はどうやって変わっていけるのだろう。若いころと60歳を越えた今、明らかに私は変化しているけど、それは持続した意識と矛盾しないのだろうか。 短い本だが、いろいろな論点、問題が提示される。
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哲学と科学の2ジャンルから意識がどう生まれるのかを予想、討論する内容。 思考の内から理詰めでさらに奥を探ろうとする哲学と、外部から脳の仕組みを把握して再現を試みる科学のような感じで、アプローチこそ異なるが近しい所を目指す2人がタッグを組んだ…!みたいな感じでわくわくした。 あ...
哲学と科学の2ジャンルから意識がどう生まれるのかを予想、討論する内容。 思考の内から理詰めでさらに奥を探ろうとする哲学と、外部から脳の仕組みを把握して再現を試みる科学のような感じで、アプローチこそ異なるが近しい所を目指す2人がタッグを組んだ…!みたいな感じでわくわくした。 あるサービスが終了したゲームのクライアントを解析し、有志が遊べるようにサーバーを構築して運用しているケースを知っているが、それと同じようなことを人間の脳でやろうとしているようなので、これはいずれできそうだなと思った。 が、それには解析の精度を高めないとならない。生身の脳はそう調達できるものでもないだろうし、僕らの生きてる時代には到達できなさそうだなとも思った。 全巻を通して、「意識はどこからやってくるのか」への問いには、哲学と科学の間。少し哲学寄りのところじゃないかなと思った。
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この本の中では、しきりに「意識が湧く」という表現が出てくるが、少し違和感があります。 意識とは「湧く」とかいう感覚では無く、無意識も意識だし、メタ認知のような客観的に自分を見る高度な意識もあるが、全て刺激に対する脳の反応が起きるということであり、何か意識という別物が湧き上がってく...
この本の中では、しきりに「意識が湧く」という表現が出てくるが、少し違和感があります。 意識とは「湧く」とかいう感覚では無く、無意識も意識だし、メタ認知のような客観的に自分を見る高度な意識もあるが、全て刺激に対する脳の反応が起きるということであり、何か意識という別物が湧き上がってくるのとは異なると思う。
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