祖父母の品格 孫を持つすべての人へ 朝日新書989

坂東眞理子(著者)

• 販売会社／発売会社: 朝日新聞出版
• 発売年月日: 2025/02/13
• JAN: 9784022953032

商品レビュー

2025/06/06

ご存知、『女性の品格』で大ベストセラーとなった坂東眞理子さんの祖父母版。

孫に基本的人間力をつけるために、祖父母は協力しましょう、というしごくもっともなあれこれが書かれていて、とても納得する書だった。

でも、この内容でも、人口に膾炙すれば叩かれるんだろうな。
学齢期になったら、電車でも立たせて体力つけましょう、とか、きちんと挨拶しましょう、とか外遊びをたくさんしましょう、とか昭和では当たり前だった。

少しでも世の中を明るくするために、祖父母ができることはしたいですね。

2025/04/10

孫との向き合い方…基本は親の育て方に意見をする気はない。自分がどれだけ真っ当な子育てをしてきたか⁈は自分では答えが出せないからだ。
子どもは、こういうふうに親から言われたのが嫌だったと記憶に残っていれば、自分の子どもには同じような思いはさせないだろうと思っている。
だから孫とは少し距離を置いて接した方がいいのではないかと思っているが、自分の頃の子育てと違うところがあるので、戸惑いながら参考になればと手にとってみた。
なるほどと思うところも多いが、それぞれの家庭で異なることもあるので、これはと思うことは取り入れたい。

第1章　祖父母の心得
第2章　孫に伝えるべきもの
第3章　年齢別・孫との向き合い方
第4章　祖父母の「終活」ー次世代に残すべきもの

間にあるコラムもなかなか興味深い
○海外の祖父母は
○文学・昔話に見る祖父母の品格
○孫育て休暇

孫に残すべきはお金や物ではなく、「無形資産」。
自分たちの「生き方」や「生活の知恵」を授ける。
人間として何が大切か、心を込めて伝える。
うそをつかない、約束は守る、簡単に諦めない、いじわるをしない、困っている人をたすける、みんなと協力できる、コツコツと努力を続ける、あふれる情報の中から正しく判断する力を持つ。
常識やマナーやふるまい方を伝える。

押し付けがましくなく、さらりと伝えられたらいい。

2025/03/17

1. イントロダクション
- 本書は、祖父母が孫に対して持つべき心構えや役割について述べている。
- 祖父母は孫の成長において重要な存在であり、影響力を持つ。

2. 祖父母の役割
2.1 教育的な役割
- 孫に物質的なものを与えるのではなく、生活の知恵や生き方を教えることが重要。
- 「釣った魚を与えるより、魚の釣り方を教える」ことが大切とされる。

2.2 心理的サポート
- 孫は祖父母に愛されていると感じることで、自信や安心感を得る。
- ありのままの孫を受け入れることが最高の愛である。

2.3 経済的支援
- 近年、親の経済力が低下しているため、学費などの経済的支援が求められることが多い。
- 物質的な資産よりも、無形の資産（知恵や経験）を残すことが推奨される。

3. 伝えるべき価値観
3.1 人生の教訓
- 自身の経験を通じて得た教訓を孫に語ることが重要である。
- 約束を守ることや他人を助けることの大切さを伝える。

3.2 基本的な倫理観
- うそをつかない、他人を傷つけない、協力し合うなどの基本的な倫理観を孫に教える。

4. 孫との向き合い方
4.1 年齢別のアプローチ
- 幼児期は基本的な人間性を育む重要な時期であり、愛情を持って接することが求められる。
- 学校に通う年齢になると、勉強や友人関係のサポートが必要。

4.2 孫との距離感
- 孫との関係は、適度な距離を保ちながらサポートすることが理想。
- 祖父母が過度に干渉することは避け、必要な時に助けを提供することが望ましい。

5. 祖父母の自己管理
- 自身の健康や経済的な範囲内で孫を支援することが強調される。
- 祖父母が楽しみながら孫の成長を見守ることが重要である。

6. 結論
- 祖父母は孫にとって重要な存在であり、その影響は計り知れない。
- 祖父母自身が持つべき品格や心構えが、孫の成長や幸せに大きく貢献することが強調される。