新説「日本古代」通史 最新の考古学研究による究極の日本人論

関裕二(著者)

• 販売会社／発売会社: ビジネス社
• 発売年月日: 2025/02/03
• JAN: 9784828426990

商品レビュー

2025/10/13

う〜ん、これだけだとなかなか厳しいかな… どの辺りが「新説」で、それがどう裏付けられるのか、紙面の制約もあってイマイチ理解できず… 著者のこれまでの著作を読んでいる方には改めて通して(通史として)理解の整理になるかもしれませんが…

2025/07/16

ダメだった。
途中で気が付いたがせっかく手に取ったんで、流しながらも最後まで読もうとしたが果たせなかった。

ぼくが考えた必殺の日本史の類やった。

もしかしたら、最新のいい研究がどこかに含まれていたかもしれないが、この文脈では無理だ。
日本人の精神の基底は縄文にあって、世界が新石器時代で農耕に向かうときに縄文はまだ採集生活をしていたのは本能的に文明に対する警戒があったからであろうと言われて、お気持ちは聞いておきます以外どんな反応ができるものか。

「究極」の一言で気が付いておくべきだった。

2025/03/02

日本人のルーツ
- 日本列島への初期の人類の到達は約40,000年前であり、旧石器時代人が最初の住民であった。
- 縄文人の遺伝子が現代の日本人に大きな影響を与えている。
- 縄文時代後期から弥生時代にかけて、新たな渡来民が農耕技術を持ち込んだ。

神話と信仰
- 日本の神話（記紀神話）は、稲作や古代信仰を反映している。
- 神話は単なる物語ではなく、歴史的な事実や文化的な背景を持つ。
- 出雲神話や天孫降臨の神話は、ヤマト政権の成立と深く結びついている。

ヤマト政権の形成
- ヤマト政権は、合議制を維持していたが、藤原氏の登場により権力が集中し始めた。
- 藤原氏は、政敵を排除し、自家だけで権力を握ろうとした。
- 政権の成立過程は、古墳の造営や埋葬文化と密接に関連している。

蘇我氏と政治改革
- 蘇我氏の専横が、律令制度の整備において問題視され、乙巳の変が引き金となった。
- 大化改新は、政権の刷新を目指したが、多くの抵抗に直面した。
- 藤原不比等の策謀が、律令制度の成立に影響を与えた。

奈良時代の律令制度と天皇
- 律令制度が整ったことにより、中央集権的な政治体制が確立された。
- 天皇の権威は増したが、藤原氏の影響力も強まった。
- 外戚の地位を持つ藤原氏が、権力を操る構図が見られる。

平安時代の院政
- 院政が始まり、天皇の権力が変動する中で、藤原氏の影響力が衰退していった。
- 天皇の譲位と院政の関係は、政治的な力の変化を反映している。
- 院政期には、非藤原系の天皇が権力を握り、新たな政治体制が形成された。