他人屋のゆうれい

王谷晶(著者)

• 販売会社／発売会社: 朝日新聞出版
• 発売年月日: 2025/01/08
• JAN: 9784022520203

商品レビュー

2025/11/16

とても読みやすい文体で、スルスル読めるんだけど、登場人物さんたちが、なんか、私とは相性良くない感じ。でも、確かに私には、私から見た事実しか分からないなぁと、ちょっと同意してしまう表現もあったり、面白いお話しでした。
最後の落としどころは、素敵。

2025/10/08

幽霊を信じますか？
私は、もしかしたらいるのかも？
なんて、思っている。
父ならば、夢に出てきてもいい。

他人屋とは、便利屋のこと。
主人公 南弘樹の伯父が、やっていた。その伯父が突然亡くなった。弘樹は部屋の片づけを命じられ、段ボールだらけの部屋に呆気に
取られていたところへ、大家が
来た。この部屋に、居抜きで
家賃5万で住まないか？

結局、シェアハウスで自由が
欲しかった弘樹は、契約した。
住み始めて、そして････出た！
幽霊は｢春夫おじさんは？｣と
迫りくる！弘樹はどことなく、
この幽霊は変だと気付く。
そう、この部屋は伯父さんが住んでいた時から、すでに、なんと、
心理的瑕疵物件！

こんな変な幽霊いるだろうか？
読んでいると、その謎が解かされてくる。可哀想なと････春夫おじさんにまで、死なれてしまった！
気の毒な人････

どんな幽霊なのか、それはあえて
書かない。
どんなことがあったのか？
ネタばれになると思うから。

私はこの本の前に、｢ババヤガの夜｣を読んでいる。王谷晶さんは、
他にどんな本を書いているのかな
と思い、｢他人屋のゆうれい｣を
読んでみた。
ババヤガ･･･とは、180度違う話。
弘樹が、他人屋を始めたら面白みが増したかも？など、勝手なこと
を考えている。

　　　2025､10､8 読了

2025/09/28

事故物件の怖い話を想像していたら全然違っていた。幽霊の正体が気になって読み進めるうちに、気づけば一気読み。変わった物語だけど楽しめた。