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すばやい澄んだ叫び
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2024/12/25 |
| JAN | 9784488011437 |

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『怪物はささやく』が広く世に出て映画にもなったため、ファンタジー作家の印象が強いが、著者は『ロンドン・アイの謎』『グッゲンハイムの謎』などのミステリ、少女の彷徨を描いた『サラスの旅』など、いわゆる地に足の着いた作品も残している。尚、本編の舞台はアイルランドだが、『サラスの旅』にお...
『怪物はささやく』が広く世に出て映画にもなったため、ファンタジー作家の印象が強いが、著者は『ロンドン・アイの謎』『グッゲンハイムの謎』などのミステリ、少女の彷徨を描いた『サラスの旅』など、いわゆる地に足の着いた作品も残している。尚、本編の舞台はアイルランドだが、『サラスの旅』においても、ヒロイン・サラスは母を探してその故郷・アイルランドに向かう。シヴォーン・ダウドは、生まれこそロンドンだがアイルランド系だ。 アイルランドはカソリックが主流であり、プロテスタントは“移民”である。過去にはかなり激しい紛争もあった。カソリック的価値観では未婚での妊娠は大罪とされ、本人のみならず、家族の破滅も意味した。そのため強制的に妊娠した女性たちを「母と子の家」といった修道院が経営している、いわゆる強制収容所に送り込み、出産したら子は養子に出される仕組みが作られていた。 であるから、本編のヒロイン・シェルの妊娠は、本人以上に家族にとって大問題だった。 1984年春。アイルランドの小さな村で、15歳の少女シェルは孤独な毎日を送っていた。母親を病気で亡くして以来、寄付を募っては小金を抜き取って酒を買う父と、反抗的な弟、幼い妹の世話に明け暮れていた。気がまぎれるのは、幼なじみの少年デクランや親友のブライディと、くだらない話をしたりこっそり煙草を吸ったりしているときくらい。ところが、デクランにキスをされたことがきっかけで、深い関係になってしまう。やがて彼女は自分が妊娠していることに気づく。 父親が、亡き母のドレスを着たシェルを、妻と見間違うなど、際どいシーンがある。家族だけでは限界があり、社会のセーフティネットが介入すべきなのに、積極的に一家を助けようとするローズ神父は、むしろ遠ざけられる。ダウドは、母親の死とそれが子供たちの成長をいかに阻害したかに着目して描いている。同性の年長者が家庭内にいないため、シェルはブラジャーの着用、セックス、避妊など、同年代の人々が当然のように知っているべき事についhttps://booklog.jp/users/hoshiochi#て、結果的に驚くほど無知である。そして無知である結果を、自分ひとりで背負う事になる。表紙絵で、海辺を歩く彼女は、どうしようもなく孤独だ。果たしてそれで良いのだろうか?と著者は問うている。 実際の事件をもとに描かれている。カーネギー賞、ガーディアン賞、ドイツ児童文学賞など数々の賞にノミネートされ、ブランフォード・ボウズ賞とアイリーシュ・ディロン賞受賞。
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シェルの母親が亡くなって1年、父親は仕事を辞めて酒浸りになっていた。父におびえながら幼い弟妹の世話をする高校生のシェルにとって、幼なじみの少年デクランや親友のブライディと過ごす時間が、気を抜ける大切な時間だった。しかし、ふとしたきっかけからデクランと深い仲なになり、15歳にして妊...
シェルの母親が亡くなって1年、父親は仕事を辞めて酒浸りになっていた。父におびえながら幼い弟妹の世話をする高校生のシェルにとって、幼なじみの少年デクランや親友のブライディと過ごす時間が、気を抜ける大切な時間だった。しかし、ふとしたきっかけからデクランと深い仲なになり、15歳にして妊娠してしまう。誰にも相談できないまま時間だけが過ぎていき、やがてシェルは思いも寄らない事件に巻き込まれていく。 本当にこれで良かったのだろうかと、読み終わって悩みました。人間の良い面と悪い面の両方が描かれていたと思うのですが、わたしの心に残ったのは閉鎖的な村人たちへの怒りと、警官への怒り、そして冒頭のモヤモヤでした。ダガンのおばさんが居てくれて本当に良かったと思います。序盤に描かれるシェルの貧困や家庭問題は、休み休み読まないと辛くなる程でした。 こんな閉鎖的な村であるかは別として、子どもの貧困や若い世代の望まぬ妊娠の問題は、現代に通じるものがあります。自分はせめて、子どもの側に寄り添える、子どもが相談できる大人でありたいと強く思いました。
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母親は亡くなり、お酒におぼれる父親の元、幼い弟妹の世話をするシェルは15歳で妊娠してしまう。シェルにとって唯一の気がまぎれる時間であったのは、友人たちとの時間だった。その遊び相手のデクランとキスをしたことから、深い仲になってしまう。シェルの妊娠を知らずに、デクランは米国へ行ってし...
母親は亡くなり、お酒におぼれる父親の元、幼い弟妹の世話をするシェルは15歳で妊娠してしまう。シェルにとって唯一の気がまぎれる時間であったのは、友人たちとの時間だった。その遊び相手のデクランとキスをしたことから、深い仲になってしまう。シェルの妊娠を知らずに、デクランは米国へ行ってしまう。誰にも相談できず、シェルは幼い弟妹の協力を得て、子どもを産むが…。 出産までも過酷だが、その後の経過は死体遺棄事件となり、ますます過酷になっていく。大人たちの勝手な対応に読む事が止められなかった。 読み終わり☆をいくつにするか悩んだが、4つをやめて3つにした。すんなり同調できなかった。
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