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ルポ 子どもへの性暴力
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2024/12/20 |
| JAN | 9784022520258 |
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ルポ 子どもへの性暴力
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
これは読んでる間ずっとキツかった。 500ページ近い厚さの本で、その中に性被害者から性加害を行った当時者、被害者家族と加害者家族、また支援者や専門家など性暴力について104人の声が収められている。 扱われるケースも様々で、兄弟や父、母など家族内や親戚など近しい間柄での性暴力から、...
これは読んでる間ずっとキツかった。 500ページ近い厚さの本で、その中に性被害者から性加害を行った当時者、被害者家族と加害者家族、また支援者や専門家など性暴力について104人の声が収められている。 扱われるケースも様々で、兄弟や父、母など家族内や親戚など近しい間柄での性暴力から、学校や塾、習い事、クラブ活動、部活などの環境で、その立場を利用しての性暴力もある。 また性被害は圧倒的に女性のほうが多いのだが、男性の性被害も当然にある。特に20代に至るまでの性被害は結構多いということがわかった。 また、それは同性愛や少年愛、小児性愛といった性的指向を抱いた加害者からの性被害も当然あるのだが、性加害相手が異性愛者であったとしても厳しい上下関係が規律として定められている場所(例えば寮や施設、部活など)では、自分より下の相手を支配するという欲望が性暴力という形で現れることも多いのだという。 そして男性の場合は自らのマスキュリニティが侵されたという被害者意識=恥として植え付けられることが多い。そのため自分の中でそれは性被害ではないと思い込むことも多いとのこと。そして性被害を受けた当事者が今度は性加害者として、自分がかつてはやられたのだから上に立った自分が今度はやる側に立つという性加害の再生産も男性の場合は起きやすいらしい。 また自分が性被害に遭ったということを信じられなかったり、恥ずかしさなどの理由から記憶から消してしまうことも結構あるらしい。それが理由で(本人はそれが理由だと気が付いていない)躁鬱性や無気力、無感情、逆に激しい暴力性や反抗などが発露することもあるとのこと。 本書の中には60歳近くまで自らに起きた性被害を思い出せないままでいたのに、あるきっかけで思い出した人も出てくる。こういった人たちは理由もわからないまま傷による性格性が表に出ることから周りから面倒な人として見られたりして「何で自分はこうなんだろう」と思い詰めてしまう人も多いんだとか。 一つ一つの体験にはそこで苦しみ、悩み、大きな傷を負ってしまった人々が出てくる。その後の人生にも影響を与え、他人や特定の場所が怖くなったり、フラッシュバックを繰り返したり、鬱病や眠れなくなったり、なかには自ら命を落としてしまった人たちの話も出てくる。 性暴力は魂の殺人と呼ばれる。 男性の中には性暴力は軽いものだと見てしまう人もいるが、本書を読むとその性暴力の被害の度合いに関わらず被害者のどれだけが心に傷を負ってしまうことがわかる。 そしてその傷は癒されるまでに長いカウンセリング期間を必要とする。何なら癒されないまま付き合っていくしかない人もいる。 この本は特に子どもに限ってはいるのだが、読めば性暴力による影響がどれだけ長い年月そして深く暗い影を落とすかがわかる。 特に性暴力が軽く見られる日本で、子どもたちを社会が守り、未来をつくるためにも多くの人が性暴力についての問題意識を持つべきだと感じた。
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読んでよかったです 加害者が悪い、という結論だけでは語れない問題だなと。被害が存在するなかで明かされて来なかった現実が、この本でほんの一部かもしれないが知れた気がする。でもそれで満足して全てを知った気になるのではなく、引き続き考えていきたいテーマだった。 避ける人も多く、難しい問...
読んでよかったです 加害者が悪い、という結論だけでは語れない問題だなと。被害が存在するなかで明かされて来なかった現実が、この本でほんの一部かもしれないが知れた気がする。でもそれで満足して全てを知った気になるのではなく、引き続き考えていきたいテーマだった。 避ける人も多く、難しい問題ではあるものの、丁寧に説明されているため、比較的読みやすくまとめられているのではないだろうかと思う。
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朝日新聞に連載されたルポ。魂の殺人というだけあって何十年も影響があったり新しく家族を形成してもそちらに影響が出るなど深刻。能力のある方が性暴力を受けた事で未来が閉ざされるのは言語道断だろう。 読んでいくと卑劣の見本市になっており陰鬱になるが教師など立場を利用した性暴力は本人達の言...
朝日新聞に連載されたルポ。魂の殺人というだけあって何十年も影響があったり新しく家族を形成してもそちらに影響が出るなど深刻。能力のある方が性暴力を受けた事で未来が閉ざされるのは言語道断だろう。 読んでいくと卑劣の見本市になっており陰鬱になるが教師など立場を利用した性暴力は本人達の言い逃れ(本書での加害者は基本的にこのパターンだけど)は醜悪。障害者への性暴力は回復への道を閉ざさせておりご家族の方の話を読むに辛くなる。 被害者が加害者になるケースもあり、加害者になって初めて認知というかケアされるというのも酷い話だ。 自分は高校生の頃全寮制の学校に行っていたが性暴力を何回か目撃している。止められなかった自分も不甲斐ないが寮も学校も全く黙殺しており本書を読んで思い出した次第である。実名(もちろん仮名でも)で取材に応じた方々の勇気に敬服すると共に癒される事を願う。
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