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廃墟建築家 オーストリア綺想小説コレクション
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
| 発売年月日 | 2024/12/17 |
| JAN | 9784336076809 |
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廃墟建築家
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廃墟建築家
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
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"なにしろ、真のカストラートの声は、その肺活量によってコロラテューラやその他の技巧を可能にする。どんな女声ソプラノだってそれにはかなわない。" p.39 "海のごく深くにいる生物は、しばしば棘か、嚢か、環節だけからできていて、失意の数学者の病的な夢に出てくるような形でした。これら言語に絶する恐ろしい生き物は、いわばある種の書物の最期の二ページ目の、人がめくるのを恐れるページの挿絵として載せられる、人知の限界を護る衛兵であってーーもしそこを過ぎてその書物の最終ページを開く者は、神さえも知らない、名づけようもない混沌の晴れやかな深淵に墜落することでしょう。" p.278 "単音節、あるいは短い名には、必ず下僕めいたところがある。" p.376 何十年も前に映画『カストラート』によってカストラートという悪魔的発明を知った時から、女声ソプラノではいかんの?と思っていた。肺活量か。 そもそもオーストリアに不案内であり、本書から明確なオーストリアっぽさというものを感じることはできなかったが、綺想というものを満喫した読書だった。 どこどこ綺想文学みたいなのはアラビアンナイトのフォーマットであることが作法なのか。アラビアンナイトのフォーマットであるから綺想なのか。 本書解説においては、ゴシック文学とバロック文学における入れ子構造の差異について語っているが、地下茎にまでは言及していない。文学における入れ子構造の祖というとかなり定義が難しいと思いもするが、アラビアンナイトくらいは触れてもよかろうなのではないかと思いもする。意図的に無視している風も感じられる。なお、本書はバロック文学だそうな。 差し向けられた暗殺者がターゲットに至上の敬意を払う。どこかで見た構図。 『吸血鬼ラスヴァン』に収録されていた『魔王の館』に酷似したエピソードがあった。 『百年の孤独』風味な挿話もあり。 p.284あたりから始まり悪魔召喚に至るやり取りは一読の価値あり。『霜の中の顔』に通じる真面目なおかしみがある。 短い名前についての言及は登場人物の雑談にすぎず、物語上の重要な要素ではないが、個人的には同意するものである。ジュブナイル小説、ラノベはあるときから短い名前がデフォになった。覚えやすい名前を、ということなんだろうが、誰に用いてもよいというものではないと強く思う。出自に重きが置かれるキャラクターならば、かくあるべき名前というものがあろう。
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イタリアの作家、ヘルベルト・ローゼンドルファーの幻想文学。なぜオーストリア綺想小説コレクションなのかは解説を。 非常に多くの物語が地続きで語られるため、奇妙な酩酊感を覚える作品。 機械仕掛けの双子の侏儒、悲恋、雪山での竜退治、カストラートの姪たちによる音楽を伴う物語、不死者の死、心霊戦争など、キーワードだけでもワクワクさせられる。 ドレミファソラシの音階から始まる名を持ったカストラートの姪たちの話の中にも、チェロを引かない偉大なチェリストや、音楽を食べる不死者、歌うと誰かが死ぬ歌など、それだけでも一冊になりそうな話で盛りだくさん。 音楽の話が若干難しく、クラッシックの知識があればより楽しめただろうと。難しい話は極論、飛ばしても問題ない。これもまた、国書刊行会から楽しみな叢書が始まった。
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『廃墟建築家』 物語の中に物語が織り込まれた幻想小説。龍退治かと思いきや音楽を巡る話が始まりロマンスも絡んで… バリエーションに富み、今自分は一体何を読んでいるのかと困惑するも結局楽しめるという不思議な読書体験でした。「どんな物語もたくさんの物語の一部でしかない。」
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