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下垣内教授の江戸
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2024/12/18 |
| JAN | 9784065377291 |
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下垣内教授の江戸
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商品レビュー
4
10件のお客様レビュー
人は、どうしたら絵の価値を見つける目を持つことができるのだろうか。実は、私は今美術館のボランティアガイドになりたいと思っている。 この本を手に取ったのは、青山文平さんの新作だと言う事だったからで、絵が関係してくるとは全くわからなかった。最初明治の話しから始まってなんかとっつき...
人は、どうしたら絵の価値を見つける目を持つことができるのだろうか。実は、私は今美術館のボランティアガイドになりたいと思っている。 この本を手に取ったのは、青山文平さんの新作だと言う事だったからで、絵が関係してくるとは全くわからなかった。最初明治の話しから始まってなんかとっつきにくいと思って後回しにしておいた位だ。青山さんの他の小説は大概読んでいるが、「本を売る」とか、幕末物なら当時の地方の農家の経済的な背景や、知識が凄く蓄積されていた事に読んで目を開かされていた。この本も多摩地方の農家が舞台で武州農民一揆など出て来た。筋がどこに向かうのか全くわからなかったが、今の時代にも経済を通じて繋がる感覚があり、面白くなってきた。 主人公の下垣内青年は豪農の次男として不自由ない生活をして中央の江戸に勉学に出してもらった。剣の腕も北辰一刀流の免許皆伝をもらうほどの腕前になった。司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」にも出るような、正に時流に乗せられて新選組に入って剣で身を立てても全くおかしくなかった。しかし何故、最初に紹介されたような明治大正期を通じて美術の世界ならば知らぬものはいないと言う巨人になったのか?どうして絵や芸術を見極める事を選んだのか。名前をよく知る英雄は誰も出て来なくて、私達と同じ庶民が悩みながら道を見つけて、精進するのが、他人事にはならない他にはない時代小説だと思う 続きはSNSのnoteに投稿しました。新規登録をしなくても読めるので、是非いいネ、コメントをよろしくお願いします。 https://note.com/sasakura5/n/nd96ad8bec5df
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
斬新ではないが新しい。 幕末史を、このような角度で切り取るという視点が。豪農・農兵隊・小作といった人たちの存在は知らなかった。が、それを極めてリアルに感じることができた。 ストーリーの展開は、もしかするとありきたりかも知れない。「絵師」の描写に、多くの読者は気付くところがあっただろう。その意味で、謎解きはあまり期待しない方が良い。 しかし、それでも自立した江戸から明治の人が、この作品の中に存在していることに心から驚きを覚える。
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青山さんの本ということで期待して購読。幕末から明治初期にかけての横浜〜多摩地区が舞台。昭和初期の美術界の大御所と言われる下河内先生だが、幕末には人を斬るための旅に出ていたという。どうしてそうなったのかを自叙伝に語る内容なのだが、真面目、誠実、一生懸命に生きる人々と、保身、金儲けに...
青山さんの本ということで期待して購読。幕末から明治初期にかけての横浜〜多摩地区が舞台。昭和初期の美術界の大御所と言われる下河内先生だが、幕末には人を斬るための旅に出ていたという。どうしてそうなったのかを自叙伝に語る内容なのだが、真面目、誠実、一生懸命に生きる人々と、保身、金儲けに走る人々の対比が上手く、弱い方に味方してしまう読者としては切ない。米や反物といった「物」から、「金」の社会に移っていく様子、それに翻弄される市井の人々が描かれているが、現代も「金」「映え」「コスパ」などに振り回されていることを暗喩しているようにも読める。
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