
- 中古
- 書籍
- 新書
- 1226-17-03
シンボルエコノミー 日本経済を侵食する幻想 祥伝社新書706

定価 ¥1,100
715円 定価より385円(35%)おトク
獲得ポイント6P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2024/12/02 |
JAN | 9784396117061 |
- 書籍
- 新書
シンボルエコノミー
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
シンボルエコノミー
¥715
在庫なし
商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【シンボルエコノミー】 水野 和夫 著 経済の分野で一番信頼しているのは水野和夫氏(&河野龍太郎氏)。膨大な歴史書・哲学書を渉猟して現代の経済を考察するという稀有な経済学者です。新著が出たので、早速、読んでみましたが、新書でありながら開眼ものです。 シンボルは単なる記号であり、株式や為替も記号。一方、我々の生きる世界はリアルなエコノミー。こうしたシンボルを重視するエコノミーには上限がないものの、働いている人・工場・店舗・オフィスは目に見え、これらの資本は限りなく増やせないので両者の乖離が広がっていると分析します。また、人口の少ない国ほど生活水準が高いことも実証しますが、唯一の例外は米国。シンボルエコノミー化となった米国に対して、日本はリアルエコノミー中心の世界でいずれも「例外」。唯一、日本でビリオネアに相当するのは法人企業であり、賃下げと利払い削減によって利益を増やし、実質GDPが対1998年比で1.2倍しか伸びていないのに、内部留保は4.6倍にまで膨れ上がっている実態から、いまの賃上げのみならず、過去の生産性向上分まで還元すべきと提言します。 これまでの「より遠く、より速く、より合理的に」が限界に来ており、21世紀は「より近く、よりゆっくり、より寛容に」が「定常状態」になると予想しますが、この「定常状態」に対して資本を無限に増やそうとすることは最大の障害になると断じています。 新書と言っても万人向けではなく、多少の経済知識は必要かと思います。左派的でもあり、政策立案者には受け入れられないと思いますが、いつもながらに示唆に富む一冊です。
Posted by
いやぁー、これはとても良い本です。21世紀の資本主義経済社会がヨーロッパの中世後期の「長い16世紀」の時代と同じ状況にあることを説く。カトリック教会が救済の役割を果たせなくなったのと同じく、資本主義が「自由と平等」を実現できなくなり、格差が拡大して、99%の自由が奪われている。...
いやぁー、これはとても良い本です。21世紀の資本主義経済社会がヨーロッパの中世後期の「長い16世紀」の時代と同じ状況にあることを説く。カトリック教会が救済の役割を果たせなくなったのと同じく、資本主義が「自由と平等」を実現できなくなり、格差が拡大して、99%の自由が奪われている。 合理的経済人は「より遠くへ、より早く、より合理的に」という行動原理に従って行動すれば、会社は儲かり社員は出世するという救済をえたのだが、この行動原理に従って行動しても実質賃金は上がらず自由を手にできないようになっている。ケインズが「100年後には経済問題は人類の恒久的な問題ではなくなる」と言っていたにも関わらず、人類は相変わらず自由や平等を実現しないにも関わらず経済成長を無理やり追求している。必要のない需要を生み出すためにショックドクトリンが繰り返され、その度にビリオネアだけが巨満な富を蓄え、中産階級は99%に呑み込まれていく。 この本は、私が今まで読んだ経済に関する本の中で一番価値の高い本であった。ぜひ多くの人に読んでもらいたいと思います。
Posted by
リアルとシンボル確かに2つあるのだが、経済の説明が分かり難いと感じた。定常状態のプロセスでは生きずらい世の中、広がり続ける貧富の差、経済学の目的は自由と平等の獲得、ショックドクトリン、バブルの歴史、経済学の目的は自由と平等の獲得、ショックドクトリン、バブルの歴史、経済学をよりしっ...
リアルとシンボル確かに2つあるのだが、経済の説明が分かり難いと感じた。定常状態のプロセスでは生きずらい世の中、広がり続ける貧富の差、経済学の目的は自由と平等の獲得、ショックドクトリン、バブルの歴史、経済学の目的は自由と平等の獲得、ショックドクトリン、バブルの歴史、経済学をよりしっていないと分からないと感じた。リアル側でシンボルに影響されないことが必要とのこと。
Posted by