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逃亡犯とゆびきり
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逃亡犯とゆびきり

櫛木理宇(著者)

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逃亡犯とゆびきり

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2024/12/11
JAN 9784093867443

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商品レビュー

3.8

54件のお客様レビュー

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2025/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

売れない物書きの未散が、高校の同級生で今は逃亡中の福子からヒントをもらいながら売れっ子ライターになる。事件一つ一つが大きすぎて今何を読んでいるのかわからなくなる。事件事故に限らず自分の見えているものと他人から視点、当事者視点というのは随分違うものだと改めて思う。

Posted by ブクログ

2025/10/26

逃亡犯こと福子からヒントを得て、ライターの主人公が描き出す事件の姿が興味深い。特に「円鍋市兄弟ストーカー過失致死事件」は飛び抜けて鮮やか。 どの情報をどの順で読ませるか、どこまで見せるか、そして鍵となる切り札をいつ出すのか。そのカードの切り方が素晴らしい。「は?どこに落とし所が...

逃亡犯こと福子からヒントを得て、ライターの主人公が描き出す事件の姿が興味深い。特に「円鍋市兄弟ストーカー過失致死事件」は飛び抜けて鮮やか。 どの情報をどの順で読ませるか、どこまで見せるか、そして鍵となる切り札をいつ出すのか。そのカードの切り方が素晴らしい。「は?どこに落とし所があるんだこの話?」とやきもき読み進めてきて最後に「あ、勝手に勘違いしてたの自分だ」と呻いたのちに感嘆のため息。してやられた感さえ楽しかった。この第2話部分までは星★★★★★だった。 赤羽の一件で「こんな支配欲野郎の機嫌を損ねまいと無駄に社会性を発揮する未散を見たくなかった…」と落ち込んだのと、10代の黒歴史を卑下して自分を一刀両断する件がくり返されるしつこさがひっかかった。考え方や行動など、過去の自分が恥ずかしくてのたうち回る気持ちは共感する。けれど「言うてそんなぶった斬ることか?」とも思うから。もっと大らかに子どものころの自分を見てやれるといいのに… そんな未散の自意識過剰気味な部分が、福子の淡白さを際立たせる。 終盤、ことが始まり、息もつかせぬ急展開からのラストにわけのわからない涙が出た。 環境によって学習の機会を奪われてきた人たちが、夜間学校に通って文字の読み書きができるようになり、書いた作文を読んだことがある。そこには「文字を取り戻した」とあった。 福子は、あまりに長い間ずっと、人としての尊厳を得られる環境になかった。 やっと、取り戻せたんだとわかる。 どうなったのか、どう行動したのか、その後は予測しようもないが、どうかそのままの心で生きていってほしいと祈らずにはいられなかった。 少しさみしくて、強くてあたたかいラストだった。

Posted by ブクログ

2025/10/21

櫛木理宇さんにしては珍しく(??)グロ表現は少なめでした。 虐げられた人の哀しみは相変わらずリアルでしたが…。 福子は自分の人生を取り戻せたのかな。 逃亡生活からラストに向かうまでのエピソードに少しだけ救いがありました。

Posted by ブクログ