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ジェリコの製本職人
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ジェリコの製本職人

ピップ・ウィリアムズ(著者), 最所篤子(訳者)

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ジェリコの製本職人

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2024/11/27
JAN 9784093567473

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商品レビュー

4.3

18件のお客様レビュー

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2026/01/13

前作がとても好きだったので、エズメを取り巻く人たちに再び出会えて嬉しかった。 半分過ぎたあたりから、何度も涙を堪えながら読んだ。素晴らしい言葉たちで溢れていた。 モードの選び取る言葉はいつも真実を射抜いていて、ペギーの飲み込んだ言葉たちを、モードの振る舞いを通して感じとれて、...

前作がとても好きだったので、エズメを取り巻く人たちに再び出会えて嬉しかった。 半分過ぎたあたりから、何度も涙を堪えながら読んだ。素晴らしい言葉たちで溢れていた。 モードの選び取る言葉はいつも真実を射抜いていて、ペギーの飲み込んだ言葉たちを、モードの振る舞いを通して感じとれて、泣けて堪らなかった。 ペギーを押し上げていく、”sister”たちも、それぞれよい。

Posted by ブクログ

2025/12/16

歴史の中で記録されることのなかった女性達の物語。けれど確かに、強く根の張った芽の息吹がそこにはあった。翻訳がすごく読みやすく、また美しく、基本的に通学中読んでいたのだが休みの日は部屋で声に出して読んでみたりした。新しい読書体験だった。 オックスフォードの製本工房で日中働くペギー...

歴史の中で記録されることのなかった女性達の物語。けれど確かに、強く根の張った芽の息吹がそこにはあった。翻訳がすごく読みやすく、また美しく、基本的に通学中読んでいたのだが休みの日は部屋で声に出して読んでみたりした。新しい読書体験だった。 オックスフォードの製本工房で日中働くペギーは、夜工房から持ち帰ってきた不良本を読みながら大学で学ぶことを夢見ていた。しかし、労働階級の彼女にとって身分の壁は高く、また障害を持つ双子の妹モードの面倒も見なければならない。夢もまた夢の話だった。 第一次世界対戦の足音も大きくなり、あちらこちらで難民を引き取らなければならない。ペギー達の生活も一変する。 病院の患者に手紙を朗読したり代筆する奉仕活動ので出会ったサマーヴィルカレッジの学生グウェン。ペギーとは身分も性格も真反対だった。グウェンの身分を羨み、存分に学ぶことができる環境の中でそこそこの勉学を修める彼女への愛憎、怒りをペギーを通して読み取ることができる。それでいて自分にもチャンスがあることを知って変化を恐れるペギーの戸惑いも。投票権について話していた時、踏まれる立場の気持ちをわかるわけがないと述べたペギー。自分の手では得ることができないもどかしさが伝わってきた。だから、戦後の話で彼女達がとった選択が、彼女達の望みに適ったもので本当に良かったと思える。 ペギーの双子の妹、モード。彼女の言葉は他人からの借用。決して自分で考えることはできないとペギーと共に私も思っていた。けれどそれは違っていると分かったのは焼け落ちたベルギーからやってきた元司書のロッタ。彼女の亡き息子も、詩の言葉でコミュニケートしていた。ロッタはモードにその子を重ねていた。それはモードに重荷ではないかと私は思ったが、モードは静かに受け止める。彼女は決してものを考えられない訳ではない。むしろ静寂の中は彼女の世界で満たされている。それに気づいた時のペギーは焦りを感じる。双子という関係が「ロッタにモードをとられた」、「私は彼女の姉なのに」という感情を助長させる。ペギーがロッタにモードを任せるようになってから私は安心できた。ペギーの感情は嫉妬の一言では片付けられない。そこには育ってきた中での責任があるから。この双子の描写に、(私には双子はおろか女性の兄弟がいないにしろ)何故か共感を覚えてしまった。 どの登場人物も戦争に晒されて"人間味"をすごく感じられる作品だった。この"人間味"は強さとも言い換えられる。ペギーとバスティアンとの関係の描写も芸術的で好きなのだが、中でも墓地で石棺の上に腰をかけるシーンは、木漏れ日や湿り気までも感じられる。一度は"強さ"を失ってしまっても、時間がかかっても、不完全でも人は立ち直ることができることを知ることができる。 フォーカスされた労働階級の女性像。フィクションであることは知っているが、どうしてだろうか、大きなリアルを見出すことができる。確かに彼女達は生きていたのだ。

Posted by ブクログ

2025/10/27

中々の分厚さだったけれど、 久々にずっとこの物語を読み続けたいと 思わせられた作品でした。 舞台は、イギリスのジェリコの製本所。 そこで働く21歳の女工ペギーの数年間を描いた お話です。 冒頭から作っている本を盗み見しようとしたり、 出来損ないの本はこっそり自宅に持って帰って...

中々の分厚さだったけれど、 久々にずっとこの物語を読み続けたいと 思わせられた作品でした。 舞台は、イギリスのジェリコの製本所。 そこで働く21歳の女工ペギーの数年間を描いた お話です。 冒頭から作っている本を盗み見しようとしたり、 出来損ないの本はこっそり自宅に持って帰っている ペギー。 かなり本が好きなんだなとほっこり。 しかし… 当時の男性優位の社会の中で、 ペギーは、本を読むのが好きで、 さまざまなことを学びたい気持ちを抱きながらも 障がいのある双子の妹との生活や 労働階級として貧しい生活という現実から 時々全てを諦めたように働く姿が もどかしかったです。 そんな中で、第一次世界大戦が始まります。 ペギーは奉仕活動として病院で傷ついた 患者に手紙の朗読などの係をする中で 自分とは正反対の性格で、恵まれた生活を しているサマーヴィルカレッジの 学生グウェンと知り合います。 グウェンに後押しされ、グウェンが通っている サマーヴィルカレッジの奨学金付きで 学べる制度を知り、試験に挑みます… また、ドイツ軍の侵攻によって避難してきた ベルギー人の元司書のロッタやベルギー士官の バスティアンなどが登場します。 戦争の残酷さや同じ人間を殺しあう虚しさなどが 描かれており、戦争が及ぼす影響の恐ろしさを 強く感じる内容でもありました。 ちなみにペギーとバスティアンの関係性には ドキドキ、ワクワクさせられました。 読了後は、1つの大河ドラマを見終えたような 気持ちでした。 この時代に、労働階級の女性が学ぼうとするには さまざまな障害もあったりすると思いますが、 それでも「知りたい」 「学びたい」という気持ちは 誰にも止められない大切な気持ちだなと 改めて感じることができました。 ペギーの強い信念を持ち、行動する姿と それをサポートする周りの人たちの姿に 感動しました。 当たり前に本を読めている今にとても 感謝して過ごしていきたいです(^ ^)

Posted by ブクログ