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ジェリコの製本職人
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ジェリコの製本職人

ピップ・ウィリアムズ(著者), 最所篤子(訳者)

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ジェリコの製本職人

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2024/11/27
JAN 9784093567473

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商品レビュー

4.4

21件のお客様レビュー

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2026/03/22

ピップ・ウィリアムズ『ジェリコの製本職人』小学館を読む。印刷・出版業は面白いのだ。今回はオックスフォード大学出版局の製本所女工の物語。妹は言葉が不自由だと思っていたのが、突如として理解される場面がある。「まるでプリズムが光を濾すように会話を濾す。一つひとつの語句が、それ以外に理解...

ピップ・ウィリアムズ『ジェリコの製本職人』小学館を読む。印刷・出版業は面白いのだ。今回はオックスフォード大学出版局の製本所女工の物語。妹は言葉が不自由だと思っていたのが、突如として理解される場面がある。「まるでプリズムが光を濾すように会話を濾す。一つひとつの語句が、それ以外に理解しようもないたった一つの意味になるまで、会話を分解していく」ことに気づく。妹は自分の言葉で文を作るのは苦手でも、繰り返す言葉は選んで使っているのだ。感動的な場面がところどころでキラッと光る。ケアあり愛あり学問あり、さらにオックスフォードへの羨望を満たす街の描写ありなのだ。

Posted by ブクログ

2026/03/17

550ページ久しぶりに手強かったけど面白い。ちょっとした英国ドラマ観ている気分。身分差厳しい英国で、庶民で女で父は無し、母死亡。障害ある妹ありは八方塞がりだけど、本人のやる気と周りの協力で、道は拓けたね。

Posted by ブクログ

2026/02/28

最初は、読むのに退屈したけど、読み進めたら、文章が胸にささる、とてもいい本でした。ペギーが、最初は製本工から事務仕事の応募も躊躇っていたのに、最後は、カレッジに入るまで自分を変えていくストーリーがとてもよかったです。グウェンが、物怖じせず、物語を明るくしていていいキャラクターでし...

最初は、読むのに退屈したけど、読み進めたら、文章が胸にささる、とてもいい本でした。ペギーが、最初は製本工から事務仕事の応募も躊躇っていたのに、最後は、カレッジに入るまで自分を変えていくストーリーがとてもよかったです。グウェンが、物怖じせず、物語を明るくしていていいキャラクターでした。 女性が学位をとることを、守衛に感謝しなくちゃと言われるが、私は、感謝はふさわしい言葉じゃない気がしたという一文がとても好きです。p528 モードは、言葉が不自由で繰り返すことでしか自分の意見を言うことができないという設定も、文章が読者に染み込む効果を高めていると思う。なぜなら、言葉が不自由なのに表現が豊かで的確だから。 好きなシーン 抜き出して見たら、"わたしたち"を"私たち"にせずに、ひらがなで表記する、"一つ一つ"を"一つひとつと"と表記するなど、小説を柔らかいトーンにするのに一役買ってるのだなと思いました。 p225 沈黙を埋めるため、あるいは暇つぶしのために人は、話す。 ことばを巧みに操り、際限もなくさまざまに組み合わせることはできても、大多数の人間は、本当に思っていることわなかなかうまく言い表せない。一つひとつの語句がそれ以外に理解しようがないたった一つの意味になるまで。会話を分解していく。 p242 「綺麗なだけが、花の取り柄だもの」わたしは言った。 「あなたは花じゃなくってよかったね」 p385 昔から、恋に傷つくのは自分の胸だと思ってきた。女だから、恋に支配されてしまうのだと。小説や詩の中で、何度も何度も読んできたことだ。でもその小さな嘘(主人公が自分がどうしたいか分かっているのに分からないといったこと)は、破れたのはバスティアンの胸だった。わたしは、それが破れるのを見、彼の痛みを自分の胸に感じた。 無意識に読んでいるもの、それを当たり前だと考えないこと、当たり前かどうか気がつくことが、大事だと思った。 p390 "変化を、求める共通の願いによって結ばれた女性たち"(姉妹たち)。そうだ。生まれつき持っていないものを欲しいと願うのは、わたしひとりじゃない。 このシーンは、とてもいいシーンでした。 ペギー(主人公)が、自分の意思をはっきり示すところ。立ちはだかるのが、女性で、周りの男性が冷やかして見ているのが、風刺ですね。 p395 どれもみんな同じだと思った。 どの一冊もひとたび読まれれば、それぞれ違う箇所で自然と開くようになる。わたしは気づいた。どの一冊もひとたび読まれれば、ほんの少しだけ違う物語を語ることになるのだ、と。 ミスガーネル(司書)との再会のところ p420 「わたしたち女性を説明するために使われることばは、わたしたちの社会における価値を定義するの。そして。社会にどう貢献するかを、決めるのよ。」「わたしたちについてどんな感情を持つべきか、どう判断を下すべきか人々に指示するものでもある」 ペギーがギリシャ語を読める意味について、ミスガーネルと話すシーン

Posted by ブクログ

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