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最新 アイヌ学がわかる 従来のアイヌ観を塗り替える試み
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最新 アイヌ学がわかる 従来のアイヌ観を塗り替える試み

北原モコットゥナシ(監修), 佐々木史郎(監修)

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最新 アイヌ学がわかる 従来のアイヌ観を塗り替える試み

定価 ¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 エイアンドエフ
発売年月日 2024/10/30
JAN 9784909355485

最新 アイヌ学がわかる

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商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2025/09/11

"アイヌ民族研究とはどのようなものであるべきなのか?アイヌ民族の声を反映しないアイヌ研究が、正当な研究として認められるべきなのか?アイヌ民族の声と主体性が重要視されるようなアイヌ研究の確立が今後の課題とされる。" 何も知らなかった。知りたいと思ってこの本を手...

"アイヌ民族研究とはどのようなものであるべきなのか?アイヌ民族の声を反映しないアイヌ研究が、正当な研究として認められるべきなのか?アイヌ民族の声と主体性が重要視されるようなアイヌ研究の確立が今後の課題とされる。" 何も知らなかった。知りたいと思ってこの本を手に取って良かったけれど、もっと前から知らなくちゃいけないことがたくさんあった。 マイノリティ研究としても価値のある本だと思う。アイヌとは何か?をさまざまな視点から複数の執筆者が語ってくれる。 人がそこに生きて築いてきた文化にどう向き合うべきなのか。社会構築主義のことを改めて思った。 北海道に旅行することとなり、せっかくだからと読んだ一冊。こちらも専門の本をもっと読みたい。そして、自分のこととして考えたい。

Posted by ブクログ

2025/05/14

新たな視点:最新アイヌ学の潮流 本書は、近年のアイヌ民族への関心の高まりを背景に、伝統的な視点に加え、研究者と当事者の協力、当事者研究の進展、国際的な視点を取り入れた「最新アイヌ学」の動向を紹介します。画一的なマジョリティ像や「いいとこどり」の危うさを指摘しつつ、アライ(支援者)...

新たな視点:最新アイヌ学の潮流 本書は、近年のアイヌ民族への関心の高まりを背景に、伝統的な視点に加え、研究者と当事者の協力、当事者研究の進展、国際的な視点を取り入れた「最新アイヌ学」の動向を紹介します。画一的なマジョリティ像や「いいとこどり」の危うさを指摘しつつ、アライ(支援者)としての立場や、学術界におけるアイヌ文化の借用といった視点も提示します。 アイヌの口承文学と広範な歴史的活動 アイヌの口承文学には多様なジャンルが存在し、近代以前のアイヌ社会を映し出す貴重な情報源となっています。散文説話には、村落間の関係や和人との交流が語られ、滅亡と再生の物語は危機を乗り越えるための教訓を含んでいます。歴史的に見ると、アイヌの活動範囲は北海道にとどまらず、本州北部からサハリン、アムール川下流域、千島列島、カムチャツカにまで及ぶ広がりを持っていました。 北海道の先史・考古学と近世の国家関係 北海道は縄文文化圏に長く位置づけられ、海洋資源への依存度が高い特徴を持ちます。擦文文化期を経てアイヌ文化期へと移行する中で、古代日本の文化要素も取り込まれてきました。近世に入ると、徳川幕府、清、ロシアといった国家がアイヌの居住地域の資源を求め、交易を通じて関係を深めますが、18世紀にはロシアの南下や江戸幕府の直接支配により、千島アイヌは厳しい状況に置かれることになります。 現代アイヌ研究と生業観への問い 現代のアイヌ研究は多様に進展しており、ウポポイ(民族共生象徴空間)はその象徴的な取り組みです。従来の狩猟採集社会に対する西欧的な見方や、農耕中心の社会進化論に対して疑問が投げかけられ、豊かな自然環境における多様な生業の可能性が示唆されます。社会進化論は非ヨーロッパ文化を原始的と見なす思想であり、植民地主義を正当化する側面がありました。 歴史史料に見るアイヌの姿と日本人起源論 中国やロシアの史料にもアイヌに関する記述が見られ、モンゴル帝国や明との関係、ロシアとの初期の接触などが記録されています。日本の人類学・考古学史においては、アイヌと縄文人の関係が長らく議論されてきました。二重構造モデルなど、日本人起源に関する学説の変遷を辿りながら、現代アイヌと縄文人を単純に同一視する議論の誤りが指摘されます。起源論は時代の価値観に左右されやすく、安易な民族意識の遡及に警鐘を鳴らしています。 「和人学」の必要性とアイデンティティの選択 近年提唱されている「和人学」は、マジョリティである日本社会を相対化し、これまで自明とされてきた「常識」や特権を可視化することを目的としています。これは、アイヌ民族との対等な関係を築く上で不可欠な視点です。「アイヌである」ことは出自や社会的な割り当てによるものに対し、「アイヌになる」ことは主体的な選択であり、伝統的な習俗を学び、自己のアイデンティティを再構築する癒しのプロセスでもあります。 アイヌ政策推進法と残された課題、見えない格差の可視化 アイヌ施策推進法に基づく様々な取り組みが進められていますが、交付金の根拠の不明確さや差別解消支援の課題、ヘイトスピーチに対する罰則の不在など、解決すべき問題も残されています。アメリカやロンドンで行われた「見えない人種格差を可視化する実験授業」を紹介し、マジョリティが無自覚に享受している特権や、差別の存在に気づきにくい状況を浮き彫りにすることで、多文化共生社会の実現に向けた課題を提示しています。

Posted by ブクログ

2025/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今現在の方々のお話があり、最新だなと感じる部分がありました。 第4章の5マジョリティの特権性が印象に残りました。ただ私には難しく、わかりそうだけれど、なんかまだ色々が追いつけてない自分を感じています。

Posted by ブクログ