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呼人は旅をする
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 偕成社 |
| 発売年月日 | 2024/10/31 |
| JAN | 9784037274801 |
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呼人は旅をする
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商品レビュー
4.2
24件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
長谷川まりる作品3冊目 『杉森くんを殺すには』『お絵かき禁止の国』と読んできたけれど、本作は初のファンタジー(非現実)要素がある。あと、三人称叙述(かなり主人公に焦点化はしているが)。 特定の生き物などを物理的に引き寄せる体質の「呼人」が制度的にも一応包摂されている現代社会を舞台にした、呼人やその周りの人々の物語が6つ収められた短編集。 明らかに、呼人は現実に存在する、偏見と抑圧と差別に晒されるいろんなマイノリティのファンタジックな比喩として読める。他の作品でも一貫して、周縁的な立場の人々、特に子どもたちに寄り添った物語を紡いできた作者だからなおさらだ。 その上で、第5話「男を寄せる」はなかなかに凄かった。人間の「男」を引き寄せてしまう呼人であり、かつ、トランス(ヘテロ)男性でもある慧正と、おそらく被虐待児である三つ葉の邂逅を描く。 マイノリティ属性全部盛りみたいな設定の短編で、流石に図式的な設定ありきで作りすぎだろうとも少し思えど、しかしながら、こうした「設定てんこ盛り」だからこそ描ける境地にしっかりと至っている。 凄いと思ったのは、二重のマイノリティである成人の慧正が、三つ葉を「タイプ」だと感じて、ホテルに一緒に暮らすことをなんだかんだで受け入れて都合よく利用していることの加害性・危うさにまで光を当てていたところだ。「可哀想」な慧正にも、他の人々と同じように当たり前の欲望があり、それは他者を都合よく利用して抑圧する危うさをはらんでいるということ。そこまで描いてようやく、マイノリティを単なる記号に押し込めず、しかし安易に「みんな同じ人間」などという、構造的な被抑圧性を等閑視する態度にも堕ちずに、きちんと寄り添ったフィクションとして成立するのだろう。本当にこの作者はうまい。 しかも、第4話の密着取材回で呼人支援局の優しい働き者としてポジティブに描いていた小林さんを、慧正視点から見ればかなりいい加減で問題点が多々ある人間だと明らかにするところもエグい。 また、第3話でとびっきり瑞々しいシスヘテロ関係を紡いでからの、第5話でまた違った形の、危うさがある「ヘテロ」恋愛を扱っているのも素晴らしい。 第6話の真帆さん、あまりにも(呼人などに)理解がありすぎる超人的なキャラで笑ってしまった。2人の関係めちゃくちゃ好きだけど。 最後に「旅をする」というタイトルの主題を人類史・人類学のマクロな視座から分析して再解釈していくのとても良い。けっきょく自らの手でものを調べて学んでゆくことが、子どもの健全な発達には大切だという児童文学の芯をきちんと提示しているところも最高。 本作における呼人は、わたしが大好きな国シリーズにおける「天狗」であり、『ヒラヒラヒヒル』における「ひひる」のようなものだろう。 被差別民のファンタジックな表象を扱う現代ローファンタジーが好みなのだと気付いた。
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特殊な能力を持った呼人。 定住する事はできなくて、その時々、その場所で色んな人と出会い関係ができていきます。 遠くない将来、そうなっているのかもねと思える感じでしたが、自分が呼人になりたいか、なりたくないか、家族の一員にいたらどうか…優しい気持ちになれたらいいなと思いました。
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何かを呼び寄せてしまう呼人 それは突然なることで植物 動物 人 自然現象体質によって呼ぶ強さなどが変わり一つのところに定住できるか移動し続けるかが変わる 人と違うことは可哀想 でも旅をする中で見つける楽しみ出会う人々
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