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書楼弔堂 霜夜
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2024/11/26 |
JAN | 9784087718768 |
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商品レビュー
4.4
18件のお客様レビュー
シリーズ4作目で最終巻(前3作未読)。 明治40年代、店主が書物の墓場と呼ぶ書楼弔堂が舞台。 信州から印刷造本改良會に入った甲野昇は店主の教えも受け活字用の種字作りに従事する。 夏目漱石、徳富蘇峰、金田一京助、牧野富太郎なども登場し、作者の本や制作物に対する思い、蘊蓄に溢れ...
シリーズ4作目で最終巻(前3作未読)。 明治40年代、店主が書物の墓場と呼ぶ書楼弔堂が舞台。 信州から印刷造本改良會に入った甲野昇は店主の教えも受け活字用の種字作りに従事する。 夏目漱石、徳富蘇峰、金田一京助、牧野富太郎なども登場し、作者の本や制作物に対する思い、蘊蓄に溢れた6篇。 御一新後、本/書物の出版・流通の仕組みが整ったことから弔堂はその役目を終え、明治20年代の初巻から10年余り語り継いだ本シリーズも終焉を迎える。 出版元HPの作者と書体設計士鳥海氏との対談も興味深い。
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ものすんごく面白かった、面白かったが、、 これでおしまい(号泣)。悲しい。 京極先生、、長らく続いていたシリーズを次々と畳んで どないするん?新シリーズ開始してくれるんだとありがたいが、、 ていうか、弔堂めちゃ好きだったのに、、(涙) 最終巻は、本そのものの在り方を考えさせられ...
ものすんごく面白かった、面白かったが、、 これでおしまい(号泣)。悲しい。 京極先生、、長らく続いていたシリーズを次々と畳んで どないするん?新シリーズ開始してくれるんだとありがたいが、、 ていうか、弔堂めちゃ好きだったのに、、(涙) 最終巻は、本そのものの在り方を考えさせられる。 『本好きの下剋上』的な面白さもあり いつものごとく歴史蘊蓄も大変キラキラ 有名人も多数出てきてアガる。 夏目漱石、徳富蘇峰、金田一京助、 牧野富太郎、そして過去シリーズの主人公たち あの有名人たちが全員弔堂に通っていた(笑) 黙読、それは 脳内を旅するファンタジー 私などからすると、 ほぼ100%識字率も 黙読も物心ついたころからの”常識”であるが 明治時代というと、男子で50%超、女子30%ぐらい 寺子屋での音読 「し〜のたまはく〜〜〜」のイメージ。 そんなどころか、 私の親世代でも、字が読み書きできない人は結構居たらしい。 今の代書屋とか右筆というと、 ややこしい作法の公文書作成とかする人という感あるが、 文字を代わりに書くという職業が成り立っていたんである。 ヴァイオレット・エヴァーガーデンの自動手記人形を思い出してしまうが(笑) 話はめちゃくそそれたが、 本書では、出版事情が劇的に変化した時代。 鉄道の発展で、移動中の読書が可能になり、黙読の習慣が生まれ、 黙読の定着は、読書の愉悦を深くし、読書人口の増加に貢献する。 本ビジネスが生まれる。 日本活版印刷へ移行していく時期。 そう、活版印刷は1400年代にできたが、 日本での活版印刷は、文字数の多さと、くずし字が活版印刷では不可能なことから 発明された当時は入ってこれず、 文章まるごと彫るスタイルの凸木版が主流であった。 ※活版邦文字が全くなかったわけではない、家茂の頃には一応できていた。 ただし、一般的に商材になるものではなく、アカデミックなものに限られた。 これをなんとかするのが、 活版に向く日本語の”フォント”、活字の発明なのである。 その活字を作ろうとする男と サポートの弔堂、弔堂で出会う人々、 京極節の会話で進んでいく話。 これが今生のお別れに御座います。大変、お世話になりました。
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「新刊書店でも古書店でも図書館でもいい。私達は本と出逢うことが出来るようになった。これまでと違い、確実に出逢い易くなったのです。」 その仕組みはさらに発達し、確かに今は「手の届くところに本が在る」。しかし、残念なことに、本は商材としての側面が強くなりすぎてしまったように思う。残さ...
「新刊書店でも古書店でも図書館でもいい。私達は本と出逢うことが出来るようになった。これまでと違い、確実に出逢い易くなったのです。」 その仕組みはさらに発達し、確かに今は「手の届くところに本が在る」。しかし、残念なことに、本は商材としての側面が強くなりすぎてしまったように思う。残された過去や、記憶も、経済的な価値がないとみるや、無駄と切り捨ててしまったりする。営利目的ではないはずの図書館においても、数字で表せないものは価値がないと判断されることがあるようだ。 「世に無駄なものなどない。それを無駄にする愚者が居るだけのことに御座いますよ」 この言葉を噛みしめてこれからも頁を繰ろう。そして、本の中に記されることはない営みではあるけれど、塔子のように日々の暮らしも物語を読むように楽しむこととしよう。
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