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尾形亀之助詩集 現代詩文庫1005
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尾形亀之助詩集 現代詩文庫1005

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尾形亀之助詩集 現代詩文庫1005

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 思潮社
発売年月日 1975/06/01
JAN 9784783707905

尾形亀之助詩集

¥220

商品レビュー

4.5

9件のお客様レビュー

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2022/08/18

私が尾形亀之助を知ったのは、もう何年も前の事。 江國香織の小説「ホリー・ガーデン」だった。 主人公の果歩が始終暗唱するのだ。 小説を読んでいる時から、この詩はいったい誰の作なんだろうと気になっていたが、あとがきに江國さんが解説をつけてくれていた。 で、直ぐに購入した。 全部が理...

私が尾形亀之助を知ったのは、もう何年も前の事。 江國香織の小説「ホリー・ガーデン」だった。 主人公の果歩が始終暗唱するのだ。 小説を読んでいる時から、この詩はいったい誰の作なんだろうと気になっていたが、あとがきに江國さんが解説をつけてくれていた。 で、直ぐに購入した。 全部が理解できる詩ではないけれど、 尾形の描く情景はたまに、忘れていたある場面を思いおこさせる。 それがたまらなく甘く切ない思いを湧き上がらせる。 中でもお気に入りなのは、 「おおこれは砂糖のかたまりがぬるま湯の中でとけるやうに涙ぐましい」 「昼の部屋の中はガラス窓の中にゼリーのやうにかたまっている」 ~の中は~の中に…などと、文法的にどうなのだろう?と思う箇所はあれど、 その独特の感性は私を刺してくる。 江國さんもかなり尾形好きらしく、あかるい箱という作品でも尾形の表現をつかっている。 「この部屋はゼリーみたい。みんなとじこめられている。」 この詩集を手にして、私は視野が広がったかも。 仕事帰り、ふと月を見上げたり。いつもより目線を上げて歩いたら、高い位置に気高く咲いている白薔薇に気付いたり。 詩集を手にしたあなたは、どんな自分に出会うだろうか。

Posted by ブクログ

2016/07/15

この人はどんな眼で世界を見ていたのだろうと羨ましくなる。 技術ではない。詩としてはアマチュアだ。しかしこの感性を真似ることはできない。

Posted by ブクログ

2015/01/21

少しづつ読み続けて、ようやく読み終わった。一つ一つの文が重く、すらすらと読めなかった。尾形亀之助の人生そのものと、どこまで絡めて読み込むべきなのか、いまだ決めかねている。或る日、ふっと手に取ってみることができるように、しばらくの間、本棚に見えるように置いておく、そんな詩集である。

Posted by ブクログ

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